【坂というエッセンス】ミスターシービーならいざ知らず、条件クラスの追い込み馬というのは、ペースや枠順--道中のポジショニング等、いろいろな繊細さが求められる。リアルヴィーナスも、ファンタジーSは大外。平均ペースで流れたはいいいが、フラットコースの京都は、それでも前が止まらない。レースの大勢が決着したあとの、0秒3差の5着に終わったが、中京には坂というエッセンスあり。たとえ前走より緩い流れであったとしても、マイルの方がゆったりと構えられる。

ケンタッキーミントは、東京1400mを上がり33秒9で一気差し。同じ左回りの、1F延長の中京マイルが前走で視界に入った。

上がりの数値が劣るぶん、次位に置いたが、イマスグキスミーは東京1400mを1分22秒8。ヴィンテージローズは、阪神マイルで新馬勝ちを果たした、ローズバドの妹。マイネヴァリエンテはドリームバレンチノの妹だ。

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【上位拮抗】リアルヴィーナスは差し脚非凡で自己条件ならチャンス大。ヴィンテージローズは休み明けも仕上がり良好で連勝の可能性が十分ある。イマスグキスミーも素質互角で単穴にマーク。シニョリーナも流れに乗れれば善戦以上が考えられる。ケンタッキーミント、シャイニーガールは前走の差し脚再現なら一発も。