今年で17回目を迎えるハンデ重賞ですが、2007年のコース改装時に距離が2000mに延長されて、JRAのダート重賞としては一番長い距離のレースになりました。直線に坂のある阪神コース、なおかつハンデ戦ということもあって、一筋縄ではなかなか収まりません。格よりも勢いや適性を重視すべきレースです。
ボレアスは
ディープインパクト産駒としては珍しいダートでの活躍馬です。スピードは一息ですが、持ってから良い脚を長く使えるのが持ち味で、3歳時には
ジャパンダートダービーで
グレープブランデーの2着して、続く
レパードSを完勝。このメンバーでは実績的に上位の存在です。その後スランプに陥っていましたが、今季はようやく本来の調子を取り戻しつつあります。距離が長くなるのは有利ですし、ハンデも手頃。ひさびさの重賞制覇のチャンスです。
ナイスミーチューは昨年の当レースの勝ち馬で、この阪神ダート2000mでは2戦して2勝。今回は間隔が開いたのとハンデが課題になりますが、この条件ならば大崩れはしないはずです。
ケイアイレオーネは3歳限定のダート重賞を3連続して3着しています。不器用さが災いして勝ち星からは遠ざかっていますが、実力は3歳でもトップクラスのものがあります。距離が延びるのはプラスですし、古馬初挑戦でも53キロならば侮れません。
ハートビートソングは脚元に不安があって順調に使えませんが、潜在能力は高く、仕上がり次第では久々でも好勝負が可能です。
グラッツィアはラジオ日本賞が本格化を思わせる強い内容でした。川崎記念で3着があるように、距離が延びるのは問題ありません。
ナムラビクターはそのラジオ日本賞で4着ですが、10ヶ月ぶりの久々を叩いた上積みは大きく、前進は必至です。
サトノプリンシパルは
レパードSを2着に敗れましたが、ダートで逃げたときはまだ3着以内を外していません。古馬相手でも要注意です。
※月曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。