小倉芝2600mはローカルの長丁場ということで前に行った馬がとにかく有利というイメージがあるが、実際に2008年以降5年強のデータを採ってみると、逃げた馬の回収率は単137%・複85%で複勝がマイナスになっている。これは逃げることに成功した馬(脚質としての「逃げ馬」ではない)としてはかなり低い数値。みんなが逃げたいシーンで実際に逃げるためには、前半に脚を使わされてしまいがちであることを示唆している。
簡単なようで難しい条件をクリアしてもらうために、重要な要素になってくるのが騎手だ。この条件に強いのが
丸田恭介騎手。今年に入ってからは
バンダムラディウスでこのコースの1番人気を2回裏切ってしまっているが、昨年1月から2月はこの条件に5回乗って4勝・2着1回という驚異の成績だった。◎
スーサングレート自身昨年の2着馬だし、その昨年は逃げて粘ったが、番手の競馬もできる。近走の着順はひどいが、この条件での変わり身を期待する。