GIIIに格付けされたS59年以降のうち、別定戦で行われたH7-11年間を除く、ハンデ戦の24年間から、■消える馬(連対圏外の馬)をチェックしてみよう。
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オートドラゴン…前走GIII以下戦、斤量56キロ以下で着外(4着以下)の7歳以上高齢馬は[0-0-1-26]。
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ゲシュタルト…芝を8回以上走って2勝以下馬のうち、前走GIII戦着外・OP戦連対外・条件戦敗退の馬は[0-0-0-22]。
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サトノパンサー…前走GIII以下戦、斤量53キロ以下の軽量で連対を外していた馬は[0-0-1-24]。
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セイクリッドセブン…2000m戦を5回以上走って連対が1回以下の馬は、芝2000mで1分59秒0を切る持ち時計がある馬を除き[0-0-1-17]。
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タガノエルシコ…前3走内に、OP以下の芝のレース、斤量56キロ(牝馬55キロ)以下で着外かつ0秒6以上の敗退が2回以上ある馬は[0-0-0-21]。
また、前2走ともGIII以下戦を使用し、前走10人気以下の低評価馬は、斤量4キロ以上の軽減馬を除き[0-0-1-34]。H6年、前走GIII戦11人気2着の
マルブツパワフルが斤量1キロ減4着、H14年、前走GIII戦13人気0秒3差4着の
ウインマーベラスが斤量1キロ減4着など、前走激走馬の二番はない。
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タムロスカイ…前2走ともGIII以下戦で5着以下かつ0秒5以上敗退の6歳以上馬は[0-0-0-38]。
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ナリタクリスタル…連対率が5割未満馬のうち、前2走ともGIII以下の芝良・稍重で着順掲示板外の6着以下だった馬は[0-0-2-47]。ナリタの連対率は.412。
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ミキノバンジョー…年明け3戦以上し、前走芝の非重賞戦で連対外は[0-0-4-48]。
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メイショウサミット…芝を20回以上走って3勝以下の馬は、前2走内に1800m以上のOP・重賞戦で3着内の好走がある馬を除き[0-0-0-19]。
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ラブリーデイ…3歳馬は別定戦時も含み[2-1-1-19]、このうち連対率が5割未満の馬は[0-0-0-16]。ラブリーの連対率は.375。
また、同時期に中距離1800mで行われていたGIII
北九州記念(1200mに短縮されたH18年以降を除く)でも、3歳馬は[1-2-0-20]、このうち連対率が5割未満馬は[0-0-0-12]。
□条件戦に注目
前走条件戦使用馬は、24年間で13頭も連対をはたしており、格上挑戦でもハンデ戦らしく充分狙い目が立ち、軽視するわけにはいかない。
キャリア5戦以上20戦未満、年内3戦以上消化馬のうち、前走1800m-2000mの芝の条件戦(500万戦除く)で連対をはたしていたハンデ56キロ以下馬は[4-4-1-13]。
このうち、
(1)連対外…2走前に連対外かつ0秒5以上の敗退がある馬は×
(2)距離…前3走内に1600m以下戦使用が2回ある馬は×
(3)体重…前走体重430キロ未満の小型馬や、高温湿潤期のこの季節に当日10キロ以上の体重増加馬は×
以上のマイナス3項目をクリアしていた馬は[4-4-0-0]。
今回注目の条件戦馬はキャリア17戦
メイショウナルト。
□重ハンデ馬
ハンデ58キロ以上の馬は[2-2-1-5]、馬券にからんだ5頭はすべて小倉芝コースで2勝以上を挙げていた馬だけに、小倉コース初のハンデ58キロの
マイネルラクリマにはややいやなデータ。