【記録的大差】
バンデは昨夏の函館・
積丹特別を、2着以下に2秒8という記録的大差勝ちをおさめた無類の洋芝巧者。半兄は世界のGIをまたにかけたドクター
ディーノ。成長力に富む欧州系のステイヤーのそのタフさが、
菊花賞3着の根拠でもあったが、
阪神大賞典3着、大阪ーハンブルグCをクビ差3着と、OPの地固めも一歩一歩完了。滞在競馬は手加減なしに調教でも攻められる利点がある。
クリールカイザーは、
湾岸Sを
AJCCや
オールカマー・レベルの2分11秒9で後続に0秒5差。オープンの
メトロポリタンS2着とあれば、当然格負けはない。手繰りの硬い馬だけに、洋芝もOK。こちらもパドックで発汗がないと心配なほどのファイター。滞在競馬は違った面を示す可能性のほうが高いし、函館入りして1か月余り熱心に調教も攻めてきた。割って入れば
アドマイヤバラード。大型馬のわりに、輸送競馬ではふっと気が抜けるムラ馬だが、滞在競馬なら一変十分。56キロと
バンデや
スーサングレート、
サトノシュレンとの兼ね合いが微妙だが、
ラブラドライトは
万葉S2着の洋芝仕様のスタミナ派。