【パワー型のディープ】バロンドゥフォールがひとマクリ。3歳春に中山マイルを連勝。現級の1000万・幕張特別勝ちのある実力馬。左回りよりは右回り、休み休みしか使えない弱みはあるが、函館入りは早く、乗り込みは入念。さすがに前走のような重馬場は苦しいが、ディープにしてはある程度時計のかかる馬場もあっている。

逆転があればリメインサイレント。[2101]という函館実績が示す通り、若干時計のかかる芝は終いまでスイスイ。ライズトゥフェイムも、中山の勝ち時計や走り時を見ると、洋芝向きのロブロイ産駒の見立て。ヤマニンファラオは、さすがに一変まではどうかも、この中間、追い切りはできた。

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【上位拮抗】リメインサイレントは降級有利で首位争いが濃厚。ヒュウマは前走案外も滞在2走目で巻き返しが期待できる。バロンドゥフォールは差し脚堅実でメンバー的にもチャンス大。ライズトゥフェイムは休み明けだが力量的に勝機が十分あるだろう。ヴァリアシオン、ラスカルトップは力量劣勢だが3連勝式の穴として一考できる。

1番人気で6着と、人気を裏切ってしまった常総Sのライズトゥフェイムだが、明確な敗因がある。当日は雨が降り重馬場発表の馬場状態。下を気にしてか、いつもの行きっぷりが無かった。前走から約3カ月ぶりの実戦になるが、ここを目標にしてきた公算大で、久々の不安は皆無。初の函館の洋芝になるが、切れるというよりは長くいい足を使うタイプ。血統背景からも適性がある公算大。相手本線はリメインサイレント。近走2走は1600万クラスで2・3着。降級すれば力上位明白。ただ、同馬は2着4回の実績どおり相手なりに走ってしまうタイプ。これが本命にできない理由となる。単穴評価となる3番手がバロンドゥフォール。こちらも現級V実績がある降級馬。新馬戦で2着、12週ぶりのレースで勝利の実績。テッポーが利くタイプであることも強調。