11R

アイビスSD

15:45発走 / 芝1000m (直線 A) / 天候:晴 / 馬場:良
2回 新潟 2日目 サラ系3歳以上 オープン       (国際)(特指) 別定 13頭
本賞金:3800,1500,950,570,380万円
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  • IPAT連携

 井内利彰の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
単勝

9

1点 1000円

ワイドBOX

9

11

13

3通り 各1000円

3連単フォーメーション
1着

9

11

13

2着

2

3

4

9

11

13

相手

2

3

4

9

11

13

60通り 各100円

井内利彰の見解

 まずは月曜日に更新したコラムの答えからいきましょう。アイビスSDが初めての直線競馬だった2頭を取り上げて、4F時計や1F時計は同じなのに、レース結果が全く違っていたことについて。お気付きの方も多いと思いますが「ラップの踏み方」が違っていました。

2007年 サンアディユ 13番人気/1着→4F時計(51.5)ラップ(12.8→12.8→13.0→12.9)
2010年 メリッサ   1番人気/18着 4F時計(51.9)ラップ(15.3→12.2→11.8→12.6)

 2頭の大きな違いは1F目のラップ。12.8秒で入っているサンアディユに対して、メリッサは15.3秒。2秒以上遅いラップで入ったメリッサは、その後、一気に加速していますが、アイビスSDで重要なのは、1F目の加速力。ここを最低でも「13秒台」を踏めなくては、直線競馬に適したダッシュ力があるとは言えません。このレースを連覇しているカノヤザクラも1年目が初直線競馬でしたが、1Fは13秒台のラップを踏んでいました。

 今年の直線競馬初参戦組に、この追い切りができた馬はいませんでした。実は▲シャイニーホークの1週前追い切りが栗東坂路で、1F目13.6秒、2F目12.6秒というラップを踏んでいました。最終追い切りも同じような追い切りなら、迷わず◎にするつもりでした。前記、サンアディユカノヤザクラは1週前追い切りではなく、最終追い切りで1F目に13.9秒以下のラップを踏んでいました。▲の最終追い切り、1F目は14.4秒、これは遅すぎます。ただ、1週前追い切りでこのラップが踏めたという点は直線競馬に対する適性を感じさせるので「ひょっとしたら」の期待込みで、3連単の1着に据えることにしました。

 ◎リトルゲルダは昨年の3着馬。問題は昨年とは違うローテーション。休み明けですが、2F時計が速ければ、休み明けでも問題ないというのが、知多特別での結果。これを重視して、仕上がりは問題なしと判断しました。

 今まで私の予想を見てきてくださった方には、○フクノドリームは意外な評価に思えるでしょう。直線競馬におけるトラック調教馬の評価はことごとく下げてきたのが、私のスタンス。トータルすれば、それでよいと思っています。しかし、今回のように、初直線の坂路追い切り組が調教条件を満たしていないのであれば、トラック調教の出番となるのではないかという発想になりました。

 アイビスSDだけでなく、過去の直線競馬で1着になっている、トラック調教の初直線組の最終追い切り内容を見ると「4Fしか時計を出していない」馬の好走が目立ちます。トラック馬場は、5Fもしくは6Fから時計を出すことがほとんどですが、引っ掛かる癖のある馬などは、長目から時計を出すと、オーバーワークになるので、あらかじめ距離を縮めて追い切ります。○の追い切りもまさにそんな感じ。「引っ掛かる=直線競馬に必要なダッシュ力」という適性が成り立つのであれば、坂路調教馬のように評価してよいのではないかと考えたわけです。

 △フォーエバマーク、△セイコーライコウは特に強調する調教内容ではありませんが、減点もないので、印を打ちました。☆ローブドヴルールは最終追い切りのラップの踏み方が、今までで一番直線競馬に適している点を評価しました。

1.ブルーデジャブ
今回:馬ナリ平均坂路
前回:馬ナリ平均坂路

2.セイコーライコウ
今回:標準多め坂路
前回:馬ナリ平均坂路

3.フォーエバーマーク
今回:標準トラック
前回:馬ナリ平均トラック

4.ローブドヴルール
今回:標準坂路
前回:標準少め坂路

5.バーバラ
今回:乗込坂路
前回:標準坂路

6.デュアルスウォード
今回:馬ナリ平均坂路
前回:標準坂路

7.パドトロワ
今回:一杯平均坂路
前回:標準多め坂路

8.アンゲネーム
今回:標準坂路
前回:標準併用

9.リトルゲルダ
今回:標準坂路
前回:標準坂路

10.アースソニック
今回:標準少め坂路
前回:標準併用

11.フクノドリーム
今回:馬ナリ平均トラック
前回:標準少めトラック

12.アンバルブライベン
今回:馬ナリ平均坂路
前回:軽目坂路

13.シャイニーホーク
今回:標準坂路
前回:標準坂路

好配当連発 netkeiba関東本紙の予想

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netkeiba関東本紙

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

2

相手

3

5

8

9

10

12

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

2

2着

3

相手

5

8

9

10

12

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

2

2着

10

相手

3

5

8

9

12

30通り 各100円

netkeiba関東本紙の見解

【伏兵注意】セイコーライコウは初の1000直だった前々走で快勝と適性示す。前走後の調整順調で重賞初Vを期待。フォーエバーマークは昨年2着。前々走◎に続く2着も別定戦なら逆転十分。堅実に力を出すタイプのアースソニックも体調良好で上位は必至。1000直得意のアンゲネームも引けは取らない。アンバルブライベンもスピードは通用。リトルゲルダも仕上がっており、バーバラにも注意したい。

ラップ理論を駆使 丹下日出夫の予想

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丹下日出夫

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

2

相手

3

5

7

9

10

11

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

2

2着

3

相手

5

7

9

10

11

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

2

2着

5

相手

3

7

9

10

11

30通り 各100円

丹下日出夫の見解

フォーエバーモアの背中を追って】セイコーライコウは、5月の韋駄天Sを馬なりで大楽勝。直線1000m競馬の適性の高さを存分し示した。走破タイムは55秒3ながら、11秒0-10秒8-11秒4(3ハロンは33秒2)というレースラップに対し、自身の上がりは32秒7。中団馬群の真ん中から、1ハロン推定・10秒8前後の矢のような末脚を繰り出している。春と違い芝の根付きがよくなった夏の新潟なら、例年の決着タイムである54秒前半に時計も詰まる。ちなみに韋駄天Sで1馬身余に切り捨てた2着馬は昨年のアイビスSD2着で、ハクサンムーンとマッチレースを演じたフォーエバーマーク。同馬の背中を眺めていれば、仕掛けどころと勝機が自然と見えてくる。

しかしフォーエバーモアも、本命馬の餌食になる気はさらさらない。韋駄天Sは休み明けで55・5キロ、あれは試走と思えば上積みも十分。割って入ればバーバラ。昨年の佐世保Sでは前半3ハロン・32秒3のハイラップを二番手から1分6秒9で快勝。1000メートル競馬適性をイメージできる。

一発大駈けがあれば、一昨年の覇者パドトロワ。近二走は1800mとダートだけに、成績は度外視。今回の追い切りは久々にこの馬らしい闘志が垣間見えた。韋駄天S3着のアースソニックは、1キロ減の56キロを生かしたい。リトルゲルダは昨年の3着馬。新潟1000mは5回走ってすべて馬券の対象にからんでいるコース巧者だ。

徹底データ分析 コンピューター予想の予想

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コンピューター予想

予想印
2セイコーライコウ(1人気)
3フォーエバーマーク(2人気)
10アースソニック(3人気)
5バーバラ(6人気)
買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単BOX

2

3

5

10

12通り 各400円

3連単BOX

2

3

5

10

24通り 各200円

コンピューター予想の見解

各馬の上昇度・脚質・騎手・調教師・血統データを「先週最も儲かった」設定で解析。導き出された4頭の馬単・3連単ボックスで勝負!

なお、プレミアムサービス(※)にご登録されますと、中央競馬全レースで、上昇度・脚質・騎手・調教師・血統の項目を自由にカスタマイズして予想することができます。各レース情報ページの予想タブから「CP予想」にお進みいただき、ご利用ください。

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 栗山求の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

2

相手

3

5

9

10

11

10通り 各400円

3連単1着流しマルチ
1着

2

相手

3

5

9

10

11

60通り 各100円

栗山求の見解

 ◎セイコーライコウは「クロフネ×サンデーサイレンス」という組み合わせ。父クロフネは短距離G1を制したカレンチャンスリープレスナイトの父で、2代母の父シーキングザゴールドは、これも短距離G1を勝ったマイネルラヴシーキングザパールの父。

 柔らかな瞬発力を武器とするサンデーサイレンスを抱えた馬は基本的にこのレースでは不振だが、本馬はそれ以外の部分を硬質なスピード血統で固めており、当コースで行われた2走前の韋駄天S(OP)ではゴール前で手綱を抑える余裕を見せて楽勝した。一本調子のスピードがモノを言うスプリント戦の流れに対応しつつ、ラストでもう一度脚を使えるところが最大のセールスポイント。韋駄天Sでは、2着フォーエバーマークが休み明けで馬体重が16kg増え、しかも本馬よりも斤量が0.5kg重かった。今回は斤量差が逆転して本馬が1kg重くなり、なおかつフォーエバーも完調で臨んでくるが、韋駄天Sで見せた本馬のレースぶりは破格のものであり、この条件のスペシャリストである可能性が高いと思われる。有力各馬の出方をうかがいながらラスト1ハロンでスパートをかけて抜け出すだろう。

最速予想 netkeiba編集部の予想

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netkeibaデスク

netkeiba編集部の見解

※月曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 夏の新潟の開幕を飾る直線1000mの名物重賞。一応はサマースプリントシリーズにも位置づけられていますが、コーナーがないコース形態も1000mという距離も、JRAの重賞では他に例を見ないもので、出走馬は毎年一種独特なメンバー構成になります。今年はスプリンターズSが新潟で行われるので、それなりのメンバーが集まるかとおもいきや、そんなことはまったくなく、例年通りのアイビスサマーダッシュになりました。

1.パワー勝負で大型馬が優位に

「速い者勝ち」というイメージが強い直線1000ですが、スタートから200m付近までは上り勾配になっているため、意外とパワーを要するコース形態であることには注意が必要です。物理的に筋肉量が豊富な馬の方がダッシュが利きやすく、そのひとつの裏付けが馬体重、ということになるわけです。438キロのビウイッチアス、452キロのエイムアットビップが1番人気を裏切って二桁着順の惨敗を喫しているように、軽量馬は先行争いについていくだけで余力を失ってしまうケースがたびたび見られます。

2.斤量が重い馬は苦戦

 斤量が軽い馬の優勢は新潟コース全般で見られる傾向ですが、とくにアイビスサマーダッシュでは重い斤量を背負った馬が軒並み苦戦を強いられています。パドトロワは56キロで勝って翌年は59キロで10着、ヘッドライナーは58キロで11着、56キロで2着したジェイケイセラヴィは翌年57キロで5着、カノヤザクラは54キロと55キロで連覇して57キロで10着。一概には言えないものの、牡馬で57キロ、牝馬で55キロを背負うと「黄色信号」と考えるべきでしょう。

3.人気も穴も先行馬

 一昨年までは開催が梅雨時に重なって馬場が渋ることがありましたが、昨年から新潟開催が短縮されて施行時期が遅くなったので、雨に祟られる心配はほとんど皆無になりました。上がりが掛かる競馬になる可能性はきわめて低く、必然的に差し馬が台頭する余地は小さくなっています。「行った行った」だけではなく「行った行った行った」という決着まで想定しておきたいところです。

 今年は案外先行馬が少ない組み合わせです。前走で448キロと比較的軽量のアンバルブライベンと、牝馬で55キロを背負うフォーエバーマークの評価を心持ち下げると、最も重視すべきは51キロの3歳牝馬フクノドリーム、という結論になります。前走のバーデンバーデンCではアンバルブライベンより枠が外だったためハナを譲らざるを得ませんでしたが、直線競馬なら枠がどうであれそんな必要は一切ありません。2歳夏に未勝利から重賞まで3連勝した時の着差が、6馬身・6馬身・4馬身。型にはまれば凄まじい破壊力を発揮する馬が、持ち味の突進力と馬力をフルに活かせる舞台に登場するのですから、期待は膨らみます。

前半3ハロン理論 小林誠の予想

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小林誠

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

3

相手

2

5

6

10

11

12

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

3

2着

10

相手

2

5

6

11

12

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

3

2着

11

相手

2

5

6

10

12

30通り 各100円

小林誠の見解

【順当決着】難しい枠番になったが、データの裏付けがある03フォーエバーマークを信頼。コース適性の高さは疑いようもなく、ここはデキのよさも目立っている。好枠番を引いた10アースソニックと、51キロが魅力の3歳牝馬11フクノドリームが相手本線。それなりに順当決着か。

 森山大地の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流し
1着

2

相手

3

5

9

10

12

5通り 各1000円

3連複軸1頭流し

2

相手

3

5

9

10

12

10通り 各500円

森山大地の見解

今年に入ってからの2戦が7歳にして本格化といえるような強い勝ち方。セイコーライコウの充実ぶりが顕著。前走は函館の短い直線で前が壁になり追い出しを待たされたし、外へ切り返すロスは着差が着差だけにスムーズなら届いていた、と思わせるものだった。直線競馬への適性はすでに証明済み。また、直線競馬では不利とされる内枠2番を引いてしまったが、フルゲート18頭のところに13頭と捌きやすい頭数となったことで内枠の影響は少ないだろう。

相手は夏が得意、直線競馬が得意なフォーエバーマークでいい。

“絶対数感”の持ち主 大石川大二郎の予想

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大石川大二郎

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

2

相手

3

5

8

9

10

12

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

2

2着

10

相手

3

5

8

9

12

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

2

2着

3

相手

5

8

9

10

12

30通り 各100円

大石川大二郎の見解

距離コースが重要になる新潟1000m。だがそれと合わせて前走の高数値も大いに影響してくるのは注意。平均値トップながら前走値114もトップという☆リトルゲルダは多い気になるところ。しかしどうしても半年間の休みが気になるので☆まで。結局、対抗候補だった◎セイコーライコウを本命に。すべての数値が高いのが理由。3連単の軸という感じだ。3番手には▲昨年2着フォーエバーマークだろう。以下△までかなりの混戦といえる。

 石橋武の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
3連複フォーメーション
1着

1

2

2着

1

2

3

6

7

11

12

相手

1

2

3

6

7

11

12

25通り 各100円
3連単フォーメーション
1着

1

2

2着

1

2

3

6

7

11

12

相手

1

2

3

6

7

11

12

60通り 各100円

石橋武の見解

穴馬の本命:◎ブルーデジャブ
人気馬の本命:◎セイコーライコウ

穴馬の本命:◎ブルーデジャブは3走前に韋駄天Sで6着。休み明けの影響もあってひと息に走り抜けてしまった印象で、同馬らしいタメがまったくなかった。同コースを好走するために必要な“ダートっぽさ”は実績からも十分で、スピードの持続力はここに入っても引けはとらない。前走は7着に負けたとはいえ、メンバー中2位の上がりを使っているように、休み明けを叩かれつつ上昇を見せている。最内枠とはいえ、真ん中に入ってもまれるよりは随分マシ。さらに頭数も落ち着いたことで、差し脚が存分に活かせる環境は整った。人気薄の一発があるならこの馬だろう。

人気馬の本命:◎セイコーライコウは、2走前の韋駄天Sが圧巻。スタートから中団につけると、勝負どころで手応え十分に先団に取り付きあっさり抜け出すと追われることなく悠々とゴール。2着の△フォーエバーマークに1馬身4分の1差をつける完勝だった。△フォーエバーマークが休み明けで余裕残しだったこと、今回斤量差が逆転することを加味しても圧巻のパフォーマンスだった。先述したように今回はフォーエバーマークとの斤量差が逆転し、-0.5キロから+1キロ差となるが、それでも56キロなら影響はない。デビュー時から年間5走ペースを守って大事に使われているように、7歳とはいえまさに今がピーク。順調に使われている強みもあり、勝ち負けが期待できる。

※印・買い目上は人気馬の本命◎を○として表記しております。ご了承ください。

厳選予想 ウマい馬券