※月曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。
サマー2000シリーズの
クライマックス。去年は
札幌記念の段階でシリーズチャンピオンが決定していましましたが、今年はここまで決着がもつれ込みました。先々のGIよりも目先のシリーズタイトルを求める馬たちが、ラ
イバルたちに加えて連戦の疲労やハンデとも戦いながら夏の頂きを目指します。
1.前走大敗馬が巻き返す
夏場に各地を転戦しながら連戦を重ねる疲労は軽視できません。過去10年で前走掲示板を外していた馬が4勝を挙げているように、ここに向けて余力を残している馬の好走が目立ちます。とくに間隔が詰まっている
小倉記念組の連続好走例は数が少なく、狙い目は人気で負けた馬の巻き返しということになるでしょう。
2.ハンデは重すぎず、軽すぎず
好走馬のハンデは牡馬で55kgから57.5kgまで。重すぎる馬が苦戦するのは当然として、ある程度以上軽すぎても恩恵がなくなるようで、条件戦から上がってきた馬はことごとく苦戦を強いられています。それだけ重賞で戦ってきている組の層が厚いということだと考えられます。
3.牝馬と高齢馬に要注意
夏は牝馬とは言い古されたことわざですが、このレースにも当てはまります。暑さに強い牝馬の真価は夏の終わりのスタミナ戦でこそ最大限に発揮されます。また、6歳以上の高齢馬の活躍が目立つレースでもあり、過去5年で3勝、2着4回という好成績を収めています。ベテラン勢の豊富なキャリアには充分な敬意を払う必要があります。
アドマイヤタイシは前走の
函館記念では外枠でハイペースに巻き込まれて、思わぬ大敗を喫しました。そこから間隔を開いて新潟への転戦。疲労はとれているでしょうし、当コースにも好走歴があります。もともとが堅実無比なレース巧者で、前走だけで評価を落とすのは早計すぎます。
ダコールは道悪が苦手ですから、前走の
小倉記念(稍重)はノーカウントでいいでしょう。良馬場の長い直線でこそ真価を発揮する馬。
メイショウナルトは
小倉記念が負けてなお強しの競馬。引き続きトップハンデは背負いますが、ローカルGIIIでは格上に近い存在で、軽く扱うことはできません。