11R

天皇賞(秋)

15:40発走 / 芝2000m (左 B) / 天候:晴 / 馬場:良
4回 東京 9日目 サラ系3歳以上 オープン       (国際)(指) 定量 18頭
本賞金:13200,5300,3300,2000,1320万円
  • Course コース詳細
  • IPAT連携

 望田潤の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬連

9

-

15

1点 5000円

馬連

1

-

9

1点 3000円

馬連

5

-

9

1点 2000円

望田潤の見解

 イスラボニータは「柔らかく大きく、かつ速く動ける」掛け値なしの一流馬だが、オルフェーヴルディープインパクトのように「柔らかく大きく、かつ速く強く動ける」スーパーホースかというと、その域にはまだ達していないと私は思う。

 イスラのようなナスキロ柔く斬れるタイプに乗せたらルメールは世界一のジョッキーだし、ここはデビュー以来最高の走りを見せてくれるだろうが、しかし蛯名にだって意地はあるだろう。

 ジャスタウェイジェンティルドンナゴールドシップディープブリランテホッコータルマエヴィルシーナカレンブラックヒルハタノヴァンクール、この2009年生まれはいつでもどこでもチャンピオンというスーパーホースこそいないが、様々なカテゴリのチャンピオンが揃った非常に分厚い世代だ。

 その分厚い世代においてフェノーメノは芝中距離のトップクラスとして走りつづけ、立ち回りの巧さとハイペリオン的粘り腰で何度も名勝負を演じてきた。

 ジェンティルドンナはスローの瞬発力勝負ならばオルフェ相手でも譲らない女傑だし、エピファネイアも東京2000mならばベストパフォーマンスを出せる可能性大だろう。

 しかしここは、5歳秋の男盛りで百戦錬磨のステゴ牡駒と、イスラのことを最も知る百戦錬磨の関東の第一人者、このいぶし銀のコンビに◎を打ってみたい。

 井内利彰の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
単勝

7

1点 1600円

複勝

7

1点 4000円

馬連流し

7

相手

1

3

5

9

13

14

15

18

8通り 各200円

3連複軸1頭流し

7

相手

1

3

5

9

13

14

15

18

28通り 各100円

井内利彰の見解

 昨年が標準多め坂路のジャスタウェイ優勝で、今年も坂路調教馬を重視することも検討しましたが、過去10年の天皇賞・秋で6勝を挙げている併用系統の調教タイプ。また、近5年になると、4頭の優勝馬が併用系統。その中には、当コラムでも◎を打ち、単勝と複勝を的中させることができたエイシンフラッシュ(2012年)も含まれます。よって、今年も併用系統を重視、特に今年のように混戦模様であれば、追い切り本数は重要になると考えたので、標準多め併用もしくは乗込併用を重視することに決めました。

 ◎サトノノブレスの調教タイプは標準多め併用。天皇賞・秋には最適な調教タイプ。脚をためることができる7番枠も好都合。ただ、前走16着の敗因が釈然としないこともあり、今回はかなり人気を落としています。担当する田重田裕生調教助手は「イレ込んでいましたけど、それはあまり関係ないと思います。(レース後)戻ってきてもすぐに息が入ったし、走るのをやめた感じですね」とのこと。私自身は最終追い切り場所を勝利経験のない「坂路」で行ったことを危惧していましたが、追い切り場所と走る気持ちに関連性があったと考えてもよいのではないでしょうか。

 今回の最終追い切り場所はCW。日経新春杯小倉記念の重賞2勝と追い切り場所であり、菊花賞2着時とも同じ。調教内容としては、日経新春杯とそっくりで、2頭併せを内から追走して、直線で軽く仕掛けると、前を簡単に捕まえる内容。素晴らしい動きでしたが、今回はそれにそっくり(調教VTRを見れる方はぜひご確認ください)。ちなみに、今回の最終追い切りは、池江泰寿厩舎の勝負調教に該当。標準多め併用系統の調教タイプで「厩舎の勝負調教」に該当した馬、ということになると、エイシンフラッシュに同じです。

 ○ジェンティルドンナは昨年天皇賞・秋2着時とほぼ同じ仕上げ。石坂正厩舎の勝負調教にも該当しましたし、客観的な調教データからは対抗評価以下には落とせないところ。ただ、主観的に気になったのは、戸崎圭太騎手が跨った1週前追い切りで舌を越していたこと。気分よく走ったから、舌を出していたのであれば問題ありませんが、この点は昨年と違います。

 本命を打ってもよかった▲カレンブラックヒルですが、13番枠からペースを落として逃げることができるかどうか。某紙に記したように、前半3Fが35秒より遅くなれば、坂路で追い切り本数多い馬に適性が高くなると思いますが、そのあたりが鍵。しかし、最終追い切りは自己ベストを更新する4F時計をマークしていますし、状態に関しては文句ありません。

 ☆マーティンボロは併用調教ですから、もちろん上位評価ですが、1000万下より上のクラスで挙げた4勝はすべて中4週以下のローテーション。前走からレース間隔があくことは決してプラスではないと思います。角居勝彦厩舎の2頭、△デニムアンドルビー、△エピファネイアは調教タイプからも狙えますが、追い切りの主観的な評価としては低め。

 △イスラボニータはトラック調教なので、基本的には低評価ですが、追い切りの動きは抜群に見えました。△フェノーメノは休み明けですが、追い切り内容は天皇賞・秋2着時と遜色なし。△マイネルラクリマは標準多め併用で調教適性は抜群でしょう。

1.ジェンティルドンナ
今回:標準坂路
前回:標準坂路

2.ヒットザターゲット
今回:標準多め坂路
前回:標準坂路

3.デニムアンドルビー
今回:標準多め併用
前回:乗込坂路主体

4.スピルバーグ
今回:乗込坂路
前回:乗込坂路

5.エピファネイア
今回:標準多め併用
前回:海外

6.ダークシャドウ
今回:馬ナリ平均トラック
前回:馬ナリ平均トラック

7.サトノノブレス
今回:標準多め併用
前回:標準併用

8.ディサイファ
今回:標準多め坂路
前回:標準トラック主体

9.フェノーメノ
今回:標準トラック
前回:乗込トラック

10.ペルーサ
今回:標準多め坂路
前回:標準多め坂路

11.ラブイズブーシェ
今回:標準併用
前回:標準トラック

12.フラガラッハ
今回:急仕上げ坂路
前回:標準少め坂路

13.カレンブラックヒル
今回:標準多め坂路
前回:標準坂路

14.マーティンボロ
今回:標準トラック
前回:標準多めトラック

15.イスラボニータ
今回:馬ナリ平均トラック
前回:馬ナリ平均トラック主体

16.トーセンジョーダン
今回:標準多め坂路主体
前回:標準多め坂路主体

17.アスカクリチャン
今回:標準多め坂路
前回:標準多め坂路

18.マイネルラクリマ
今回:標準多め併用
前回:標準併用

 山崎エリカの予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬連

1

-

8

1点 1500円

馬連

1

-

2

1点 1300円

馬連流し

1

相手

5

13

2通り 各3000円

3連複軸1頭流し

1

相手

2

5

8

13

6通り 各200円

山崎エリカの見解

 今年の天皇賞(秋)の目玉は皐月賞イスラボニータの参戦でしょう。3歳世代トップクラスのイスラボニータvsG1・7冠目が懸かるジェンティルドンナ天皇賞(春)2連覇のフェノーメノ、昨年の菊花賞を圧勝したエピファネイアの強豪古馬たち。イスラボニータは先週の菊花賞トーホウジャッカルがド派手に勝って、「今年の3歳世代はレベルが高い」というイメージを作り上げたこと、斤量56kgで出走できることで、今回も1番人気に支持されました。

 さて、そのイスラボニータは真に強いのでしょうか? No.1予想の「今週の見どころ」で詳しく綴りましたが、実は前記の強豪3頭と互角に戦えるだけの能力の裏付けがありません。この馬は追走力も、決め手も並みの馬以上にあり、弱点も何ひとつないことが魅力で、例えば菊花賞ワンアンドオンリーと同じ枠順を引いたとしても、先行することで外枠のロスを最小限に止めて掲示板は確保していた可能性が高いでしょう。幅広い展開に対応できることがこの馬の魅力であり、今回で更に成長力を見せる可能性もあります。しかし、あくまでも挑戦者の立場でありながら、1番人気だからこそ今回は割り引きます。

 また、かつては秋のG1を狙う馬たちが集う、G1に限りなく近いスーパーG2と言われた毎日王冠京都大賞典も、近年は一流馬不在で、ローカルG3のほぼ延長上の決着。京都大賞典の上位2頭はそれなりのレベルにありましたが、3着以下は平凡の指数。毎日王冠新潟記念オールカマーと同等のPP指数で、天皇賞(秋)がG1であるならば、容易に通用しないでしょう。前哨戦組からヒモ候補を選ぶとすれば、その手前の成績が優秀で、毎日王冠京都大賞典オールカマーが叩き台の可能性がある馬を選びたいです。

 よって、◎には3強の中でもっとも勝負度合いの高いジェンティルドンナを推します。この馬はジャパンCを2連覇しているように能力上位は明らか。昨年の天皇賞(秋)は、逃げ馬トウケイヘイローのオーバーペースを追い駆けたために2着に敗れました。トウケイヘイローを負かしに行かなければ、勝ち馬ジャスタウェイを負かしていたとまでは言いませんが、4馬身も突き放されることはなかったでしょう。今年はトウケイヘイローのような強烈な逃げ馬不在。自分のペースで競馬ができれば、宝塚記念9着から立て直されてのこの一戦は上位争いが濃厚です。

 ○はキズナ世代の菊花賞エピファネイア。今年の4歳馬は不作と言われていますが、折り合いを欠きながら前につけて行って圧勝した菊花賞の内容が実に強く、“キズナを超えたか…”と思わせるものがありました。その後の芝2000mの2戦の内容が物足りないために、“エピファネイアはステイヤー”のイメージが出来上がりますが、皐月賞で2着の実績を考えると巻き返しがあっても不思議ではありません。この馬は鞍上がペース優先主義の福永騎手ということもあり、いつもペースにあわせた優等生の騎乗をさせられているのですが、序盤で脚を溜めて道中から捲っていくという、スタミナ任せの型破りの競馬をした場合には、この距離でもえげつない強さを見せると信じている馬です。また、馬場が悪化すればするほど、チャンスが広がる馬でもあります。

 ▲はデビューから4連勝で一昨年のNHKマイルCを制し、5戦目で毎日王冠を制したカレンブラックヒル。この馬は簡単には前で立ち回れなくなってから成績が崩れだしたように、本質は行くしかない逃げ馬。休養明けの前走オールカマーでは、とりあえず逃げることが出来ているので、休養明け2戦目で再び逃げられる組み合わせのここは上位争いを期待したいです。道悪馬場が気になるところではありますが、後続勢に可愛がってもらえればチャンスはあるでしょう。

 古澤秀和の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
単勝

1

1点 3000円

複勝

1

1点 7000円

古澤秀和の見解

【パドック速報対象レース】
当レースはパドック速報対象レースです。レース発走20分前に最終結論(印・買い目・見解)を公開します。パドックの気配で前予想と最終結論が変わる可能性がありますので、予めご了承ください。

1番:休み明けも仕上がる。
13番:ビッシリ仕上がる。
18番:デキ良い。

好配当連発 netkeiba関東本紙の予想

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netkeiba関東本紙

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

1

相手

4

5

9

14

15

18

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

1

2着

4

相手

5

9

14

15

18

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

1

2着

9

相手

4

5

14

15

18

30通り 各100円

netkeiba関東本紙の見解

【混戦】ジェンティルドンナはしっかり乗り込まれ動き上々。昨年も同ローテで2着しており抜群の実績誇る東京コースならV争い必至。スピルバーグは力量アップ顕著。時計は軽めながら動きの迫力は十分で好勝負見込む。実力馬フェノーメノも態勢整い春秋連覇も可能。イスラボニータは3歳馬ながら順調度は一番。マーティンボロも力をつけており、エピファネイアマイネルラクリマにも注意したい。

ラップ理論を駆使 丹下日出夫の予想

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丹下日出夫

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

15

相手

1

3

4

5

9

14

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

15

2着

9

相手

1

3

4

5

14

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

15

2着

4

相手

1

3

5

9

14

30通り 各100円

丹下日出夫の見解

【若さが躍動】皐月賞イスラボニータの秋は、距離適性を第一として天皇賞(秋)アタックステップレースのセントライト記念のタイムは2分11秒7。翌週のオールカマーを0秒5上回り、この時点で古馬G2-G3級との力関係は見えた。元より東京コースは、東京スポーツ杯・1分45秒9のレコ勝ちを筆頭に、共同通信杯では推定10秒台の2連続ラップを3ハロン内で計時。左回りの東京2000mは望みうるベストの条件だろう。ひと夏を越え首差しの厚みが増し、首の上下動とともにフットワークもさらに大きく力強くなった。3歳には56キロの斤量の恩恵もあれば、若さと躍動感も大きな武器。ルメールというジョッキーは、先行してもうひと脚を使わせることで定評のある、まさにイスラの脚質にドンピシャの騎手といっていい。共同通信杯の頃から、抜群にスタートも上手くなった。外目の15番枠を引いてしまったが、内のカレンブラックヒルを見るか形でレースの流れにも即座に乗れる。

対抗はフェノーメノ天皇賞(春)を二連覇した底力はもちろん。東京2000mも昨年の天皇賞(秋)・1分57秒5の2着を含め3戦2勝・2着1回。距離の融通性、時計対応も幅広い。脚部不安明けで見切り発車となった春の日経賞時とは異なり、9月初旬に美浦トレセン入りして乗り込みも万全。鞍上はライバルイスラボニータの背中も知る蛯名Jだ。

三番手はスピルバーグ毎日王冠は追い込み届かずの3着に終わったが、メンバー中第二位の上がり33秒2と順調さは何よりの魅力。昨年のジャスタウェイも、毎日王冠から短い期間で58キロを克服し中距離の頂点へと駆け上った。

5歳馬ジェンティルドンナは、もう競争生活は残り少ない。休み明けに課題は残しているものの、従来とは違う意識と仕上げで天皇賞へと参戦。JC連覇、オークスのレースレコード勝ちをはじめ、東京コース・4戦3勝2着1回の実績は他を圧している。昨年の菊花賞エピファネイアは、レコード決着に0秒1差の皐月賞・1分58秒1という走破タイムも能力の証のひとつ。春は少し腰が尖り踏ん張りが効かなかったが、この秋は目いっぱい負荷をかけて造ってきた。マーティンボロは、前回の新潟記念は、ラフな騎乗で他馬を困惑もさせたが、前さえ開けばどこからでも馬群を割れる――脚色とパワーの差は歴然だ。前走後の調整も密にして入念。

至高の頭脳 須田鷹雄の予想

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須田鷹雄

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
3連複フォーメーション
1着

9

15

2着

4

8

9

15

相手

1

4

5

8

9

13

15

18

24通り 各400円
3連単1着2着流し
1着

15

2着

9

相手

4

8

2通り 各200円

須田鷹雄の見解

 土曜の東京はあいにくの雨。しかし日曜は夏日になる勢いだというから、結局のところ馬場は回復するのではないかと思う。Bコース替わりでもあるので乾く途上だと内が有利になってもおかしくはないが、乾ききってしまえばコースに関し神経質になる必要もなさそうだ。

 ◎はイスラボニータ。古馬勢が前走内容かレース間隔のいずれかに問題を抱えているのに対し、この馬は順調に叩かれてしかもそのレースが1着。これまで参戦した3歳馬で穴をあけたというとダンスインザムードくらいしかいないが、人気サイドの3歳馬はよくその人気に応えている。

 ただ枠順は芳しくないところを引いたので、○フェノーメノと2頭から3連複のフォーメーションを展開する。取りガミになる組み合わせが2通りほど入るが、ほぼトントンの組み合わせともども、それはハズレに近いものとして割り切る。

徹底データ分析 コンピューター予想の予想

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コンピューター予想

予想印
15イスラボニータ(1人気)
9フェノーメノ(3人気)
18マイネルラクリマ(13人気)
5エピファネイア(4人気)
買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単BOX

5

9

15

18

12通り 各400円

3連単BOX

5

9

15

18

24通り 各200円

コンピューター予想の見解

各馬の上昇度・脚質・騎手・調教師・血統データを「先週最も儲かった」設定で解析。導き出された4頭の馬単・3連単ボックスで勝負!

なお、プレミアムサービス(※)にご登録されますと、中央競馬全レースで、上昇度・脚質・騎手・調教師・血統の項目を自由にカスタマイズして予想することができます。各レース情報ページの予想タブから「CP予想」にお進みいただき、ご利用ください。

※netkeiba.comのスマートフォン版・競馬総合チャンネルでは、プレミアムコースにご登録されますとご利用頂けます。

 栗山求の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

1

相手

3

5

8

9

15

10通り 各400円

3連単1着流しマルチ
1着

1

相手

3

5

8

9

15

60通り 各100円

栗山求の見解

 ◎ジェンティルドンナは「ディープインパクト×ベルトリーニ」という組み合わせ。父ディープインパクトの柔らかさと瞬発力、ダンジグ系のパワーと持続力が融合した傑作牝馬で、これまでに牝馬三冠とジャパンC2連覇、ドバイシーマクラシックを制している。マイル重賞を2勝した全姉ドナウブルーに比べ、ゆったりとした馬体の造りでサイズもひと回り大きい。このあたりが距離適性の違いとなって表れている。

 東京コースではG1ばかり走って[3-1-0-0]とパーフェクト連対を継続中。とくにオルフェーヴルを破った一昨年のジャパンCは見事だった。芝2000-2400mがベストなので今回はしっかりと能力を発揮できる。昨年はスタートが良すぎたためにハイペースに巻き込まれるという不利があった。これらを克服してジャスタウェイの2着を確保したのだから強い。今年は絶好の1番枠を引き当て、休み明けながら稽古の動きも上々。得意の東京コースなら持てる能力をフルに発揮して馬券に絡んでくるだろう。

 奥田隆一郎の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
単勝

1

1点 1000円

馬連BOX

1

11

15

3通り 各3000円

奥田隆一郎の見解

本命馬の見解:◎ラブイズブーシェを大穴で狙う。春に直結コース東京芝2500mの目黒記念(G2)を人気薄ながら連対、前走は直結コース札幌芝2000mの札幌記念を4着に好走した。札幌記念は1・2着馬が凱旋門賞に出走したレベルの高いレース。札幌記念5着馬が毎日王冠を勝ち、6着馬が京都大賞典2着になったことを考慮すると、この馬の4着は好内容といえる。昨年の有馬記念(G1)を12人気4着に好走したように相手が強い方が燃えるタイプなので、大駆けを警戒する。

最速予想 netkeiba編集部の予想

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netkeibaデスク

netkeiba編集部の見解

※月曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 いよいよ天皇賞です。スターホースが集結して秋競馬本番の盛り上がり。…になるはずですが、今年はなにか物足りなさを覚えるのも事実です。

 去年の勝ち馬ジャスタウェイ、3歳最強ハープスターグランプリ3勝のゴールドシップの3頭が凱旋門賞に向かったため、ここには不在。他の古馬の強豪も、最近ではこの後に控える2億円レース(ジャパンカップ有馬記念)を見据えて、天皇賞には休み明けで臨む傾向が強くなっています。

 春の天皇賞ほどではないにしても、秋の天皇賞も権威が低落しているように感じます。秋天はジャパンカップステップレースなのか? 超えるべきハードルが一時期よりも低くなっている、という可能性は考慮すべきでしょう。

1.斤量56kgを買うレース

 要するに3歳馬と牝馬です。3歳牝馬は秋華賞から中1週になるので滅多に出走しませんが、秋華賞11着のオウケンサクラが54kgで4着に激走したこともあります。

 近年の秋の天皇賞は、ハイペースになっても前が止まりません。レースの上がり1Fを見ると毎年12秒そこそこ。坂上で切れる脚を使わないと勝ち負けすることは困難で、必然的に斤量を背負っていない馬がアドバンテージを持ちます。

2.高速決着でマイラー型が優位に

 去年の勝ち馬ジャスタウェイは、それまで1600と1800mを中心に使われていて、芝2000mはおろか芝1800mでも勝ち星がありませんでした。

 この馬はさすがに極端なケースでしょうが、2000m未満の短い距離を中心に使われている馬の方が、近年の高速天皇賞に対応しやすいことは間違いありません。

3.府中のトニービン

 ジャスタウェイトーセンジョーダンカンパニー。過去5年間、人気薄で快勝した3頭はいずれも「トニービンの血を引く」という共通点を持っていました。

「府中のトニービン」という20年前の格言が、このレースにおいては依然として有効なようです。トニービンの血を引く馬の大駆けには、まだしばらく期待できそうです。

 イスラボニータ皐月賞を完勝したスピード馬ですが、東京でも重賞を2勝しているように、むしろ直線が長いコースの方がパフォーマンスの質が上がります。今回が古馬初対戦になりますが、セントライト記念を完勝して、年上の実績馬たちよりも臨戦態勢という面で優位に立っています。盾への最短距離にいるのはこの馬でしょう。

 ジェンティルドンナは言わずと知れた東京巧者にして、上がり勝負の鬼。デニムアンドルビーは昨年のジャパンカップ2着があるように、瞬発力勝負になれば一線級でも見劣りしません。56kgのディープインパクト牝馬2頭が相手の筆頭候補。

 サトノノブレスはエンジンの掛かりが遅い難点がありますが、流れに乗り切った小倉記念が完勝でした。母父トニービンで岩田騎手鞍上。前走新潟内回りでの敗戦は度外視して、広い府中で狙ってみる価値はあります。

 スピルバーグは5歳にして本格化。重賞タイトルはありませんが、ハードルが低くなった近年の天皇賞ならば馬券圏内食い込みも。ダークシャドウは前走の毎日王冠が案外でしたが、あそこまで上がりが速いレースはノーカウントにすべき。ベストの条件で見直せます。フェノーメノは春の天皇賞を2勝で、秋も一昨年に2着していますが、56kgで叩き2戦目だった前回と違って今回は58kgで休み明け。押さえまでの評価が妥当でしょう。

前半3ハロン理論 小林誠の予想

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小林誠

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

8

相手

1

4

9

13

15

18

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

8

2着

1

相手

4

9

13

15

18

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

8

2着

15

相手

1

4

9

13

18

30通り 各100円

小林誠の見解

【混戦模様】今年の天皇賞・秋は、おそらく例年と比較するとレベルが低い。実績馬自体は多く出走しているのだが「秋3戦の初戦であり叩き台」といった使われ方であり、全幅の信頼は置きづらい──という印象である。伏兵の台頭する余地は十分あると考え、本命には08ディサイファ。対抗に実績最上位である01ジェンティルドンナで、能力比較が難しい15イスラボニータは単穴評価とする。以下も大混戦で、ヒモの選択にも細心の注意を払いたい。

 小原靖博の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

9

相手

1

2

5

7

13

15

12通り 各300円

3連単1着流し
1着

9

相手

1

2

5

7

13

15

30通り 各100円

3連単2着流し
2着

9

相手

1

2

5

7

13

15

30通り 各100円

小原靖博の見解

 宝塚記念を見送って秋に備えていたフェノーメノに◎。もともと久々でも走れるタイプだが、ぶっつけになることを考慮してしっかり乗り込まれてきたので仕上がりはほぼ万全。同じ休み明けでも脚部不安明けだった日経賞の時とは雲泥の差。東京の2000mもピッタリ。極端に馬場が悪くならなければいきなり勝ち負けできそう。

 イスラボニータは、セントライト記念の内容からすると夏を越して一段と強くなった印象。初めての対戦となる古馬との力関係が鍵になるが、先週の富士Sセントライト記念4着だったステファノスが勝ったことを考えれば現3歳世代のレベルは決して低くないはず。この枠でもロスなく立ち回れれば。

 エピファネイアは、これまで調教で折り合いを教えることが主体になるケースが多かったが、落ち着きが出てきたことで鍛えるレベルの調教ができるようになった。もともとポテンシャルの高い馬だけにこれが実戦に結びつけば。

 ジェンティルドンナは、東京では格別の強さ。乗り込み十分で好仕上がり。ドバイ帰りだった宝塚記念時より数段いい状態。枠順もいいのでこの馬にもチャンスはある。

 他では、この枠ならイン差しができそうなヒットザターゲット、前走不満も長く脚を使えるサトノノブレス、単騎逃げ見込めるカレンブラックヒルに注意。

 森山大地の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流し
1着

15

相手

1

3

5

9

14

5通り 各1000円

3連複軸1頭流し

15

相手

1

3

5

9

14

10通り 各500円

森山大地の見解

凱旋門賞ゴールドシップジャスタウェイハープスターというトップホースが出走した影響で古馬陣の秋緒戦となる天皇賞・秋は手薄になるかと思ったが、現時点で考えうる好メンバーが揃ったと言ってもいいだろう。

図式としては古馬3強ジェンティルドンナフェノーメノエピファネイアVS3歳代表イスラボニータではないか。縦の比較、つまり世代間の比較は非常に難しく、ましてイスラボニータはここが古馬陣との初対戦。近10年の天皇賞・秋で3歳世代の勝利はなく、最高着順が2着までで3頭だけ(ダンスインザムードペルーサフェノーメノ)。

データ的には厳しい材料だが、イスラボニータならそれを簡単に凌駕できるだけの能力があると信じている。私個人としてはマイラー説を唱えており、ダービー2着などは能力以外のなにものでもないと思っている。ベストパフォーマンスは東京スポーツ杯と共同通信杯。ともに東京1800m。鞍上が蛯名騎手でないことが残念だが、それでも負けないと信じている。

“絶対数感”の持ち主 大石川大二郎の予想

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大石川大二郎

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

9

相手

1

3

4

7

8

15

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

9

2着

15

相手

1

3

4

7

8

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

9

2着

1

相手

3

4

7

8

15

30通り 各100円

大石川大二郎の見解

日曜日は稍重を想定。過去10年の天皇賞・秋で稍重開催は3回。すべてが58秒台の勝ちタイムだった。タイム指数でいうと110台後半が勝ち馬の指数。上りは34秒台で追い込みでも連対可能。さすがGI、どの馬も高指数を持っているが意外にも前走指数が低くこれでは比較主材にならず。やはり5走平均1位◎フェノーメノを抜擢する。相手は○イスラボニータと▲ジェンティルドンナ。最高値118を持ちながら前走が響いて平均値も低くなっているだけの☆サトノノブレスが爆穴候補。

元祖“情報” 田沼亨の予想

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田沼亨

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

15

相手

1

3

4

5

9

14

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

15

2着

4

相手

1

3

5

9

14

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

15

2着

14

相手

1

3

4

5

9

30通り 各100円

田沼亨の見解

上昇度とポテンシャルの高さを重視して15イスラボニータが主役に躍り出る!距離適性を重視して菊花賞を回避。重賞2勝を含めて4勝、ダービー2着と絶好の東京の舞台で皐月賞馬が真価を発揮。強敵の古馬陣を一蹴する!次位は4スピルバーグ。今期の成長ぶりは目を見張るものがあり切れ味を引き出せれば争覇圏だ。3番手は13マーティンボロ。上り調子にあり一発の魅力を秘めている。

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