ニシノミチシルベの祖母は、
桜花賞・
スプリンターズS、阪神3歳牝馬SなどGI・3勝をあげた名牝。
母ニシノミライは脚部不安で未出走ながら、孫の代となって再び血統開花。デビュー戦の中山マイルは、走破タイムこそ1分38秒7と平凡ながら、尾っぽを振り振り、若さをのぞかせながらも、推定11秒5-11秒3の加速ラップで急坂を登板。美浦坂路を、時に11秒台で駈ける調教タイムにも、才能の在り処が見え隠れしていた。
サフラン賞で先着を許した
フォーエバーモアは、阪神JFを僅差の3着に奮闘。
アルテミスSも1分35秒4の3着。ちなみに2歳秋の東京マイルを、1分34秒-35秒台で勝ち負けを演じてきた牝馬は、GIIIの
フェアリーSでも、近4年で1-2着に連対を果たしているほど。その
フェアリーSを先週除外になってしまい、ローテは狂ってしまったが、大幅な馬体の増減さえなければ500万なら順当。
二の筆頭は
ムードスウィングスのスケール。祖母はJC2着の
ファビラスラフイン。
ギアチェンジやエンジンの掛かり具合を見ると、本質は中距離。マイル短縮が課題になるだろうが、1勝級相手なら外一気で間に合うか。
イマスグキスミーは、東京・中京の1400mを、1分22秒台・34秒前半の上がりで[1110]。何故右回りを使ってこなかったのか。そこら辺りに疑問がないワケでもないが、坂のある7Fで最速の上がりをマークできるのなら1F延長のマイルは問題なし。
前記3頭には若干時計レベルが見劣るが、
ダイワラスター、
カウニスクッカの中山実績。
ツクバアスナロも新潟マイルに1分35秒8・上がり33秒8がある。