11R

皐月賞

15:40発走 / 芝2000m (右 B) / 天候:曇 / 馬場:良
3回 中山 8日目 サラ系3歳 オープン       (国際) 牡・牝(指) 定量 18頭
本賞金:9700,3900,2400,1500,970万円
  • Course コース詳細
  • IPAT連携

 望田潤の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
単勝

17

1点 2000円

馬連流し

17

相手

3

5

6

7

11

13

6通り 各1000円

ワイド流し

17

相手

6

13

2通り 各1000円

望田潤の見解

 トゥザワールドはここまでの5戦で、スローもHペースも内回りも外回りも経験し、先行も捲りも追い込みも一通りこなして、川田から与えられた課題に対して満点に近い答えを出しつづけてきた。

 配合に素直なキンカメ産駒だけに牝系の美点も弱点も素直に表現されていて、斬れ味は並だが粘着力と機動力に富むフェアリードールらしさ丸出しのこの中距離馬のことを、川田は誰よりも理解している。

 オルフェーヴルのような問答無用の名馬は不在、ロゴタイプエピファネイアのように中山の4角で“ハッとした脚”を使う馬もあまり見当たらない今年の皐月賞、天賦の才でぶっこ抜ける馬がいないとすると、デビュー当初から皐月賞をにらんで、中山の4角で先頭に立つための準備と鍛錬を積み重ねてきた秀才に、勝利の女神は微笑むのではないか。

 桜花賞ハープスターの爆発力が凄すぎて胆力だけで決めた勝利だったが、決して抜きんでた存在ではないが手塩にかけて育ててきたトゥザワールドで、狙いすましてきた皐月賞を勝ちきることができるならば、そのときこそ真の川田時代の到来といえるだろうし、今年はそんな年なのかもしれない。

 アドマイヤデウスも◎に負けず劣らずの泥臭いハイペリオン脚質で、川田が中山金杯で叔父のアドマイヤフジを勝たせたような競馬が理想形だと思っているが、若葉で後ろから差してきれいに勝ちすぎてしまったのが少し引っかかる。

 キングスオブザサンはボールドルーラーのクロスらしい機動力型で、4角で“ハッとする脚”を使う数少ない一頭だし、チチカス産駒で揉まれるのは勘弁だろうから、外枠で揉まれず土曜のピークトラムのよなレースができれば面白い。

 中山芝はここへきて高速化かつイン伸び優勢になっているので、内枠で機動力のある馬やイン差しを狙ってきそうな乗り役に△を振ってみた。

 井内利彰の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
単勝

18

1点 1000円

複勝

18

1点 2400円

3連複フォーメーション
1着

18

2着

1

6

17

相手

1

2

5

6

7

9

13

16

17

21通り 各200円
3連単フォーメーション
1着

18

2着

1

6

17

相手

1

2

5

6

7

9

13

16

17

24通り 各100円

井内利彰の見解

 中山芝2000mで行われた、過去9回の皐月賞。そこで最多勝を挙げているのは「追い切り本数が多い『坂路』もしくは『併用系統』」の調教タイプ。それぞれ3勝ずつを挙げており、計6勝。ちなみに残りの3勝はすべて「追い切り本数の少ないトラック」でした。3頭はすべてスプリングSで優先出走権を得た馬でしたが、ダイワメジャーメイショウサムソンの2頭は、本数少ないタイプ、ロゴタイプは本数標準タイプで、スプリングSを好走しています。追い切り本数多い調教タイプで好走したクラリティシチーはこれらとは前走本数に違いがあるので、評価しませんでした。

 ◎を坂路と併用のどちらから選択すべきか悩みましたが、17日までの時点では、20日の中山競馬場は雨が降る予報もあったので、それを考慮することにしました。2回3回中山の芝で行われた重賞のうち、良馬場ではなかったのが、2レース。中山記念とダービー卿CTですが、その優勝馬は2頭とも「標準多め坂路」でした。よって、今年は標準多め坂路から本命選択することに決めました。

 2007年/ヴィクトリー
 2008年/キャプテントゥーレ
 2012年/ゴールドシップ

 上記3頭が過去10年で優勝した標準多め坂路。この中で、ヴィクトリーキャプテントゥーレとレースイメージが重なったのが、◎ウインフルブルーム。自前のスピードでレースペースをつくり、後続に脚を使わせる、けれんみのない戦法が武器。本馬の勝ったレースはいずれも4コーナー先頭。直線に向いてラチ沿いを走れば、後続を引き離しており、その強さは際立ちます。しかも、最終追い切りはラスト1Fが最速になる、きれいな加速ラップ。このラップで逃げることができれば、豊富な追い切り本数をガソリンにして、今年の混戦メンバーでも、後続を完封することもできます。

 ゴールドシップのレースイメージが重なるのは、○ワンアンドオンリーと▲アドマイヤデウス。まず前者ですが、3歳になってからの坂路での追い切り時計が著しく速くなっています。追えば自己ベスト更新、そんな状況で、最終追い切りは4F50.8秒。本当に素晴らしい成長力だと思いますが、18日の調教後に馬体の様子を確認した時にふっくら見えませんでした。橋口弘次郎調教師がコメントするように、確かに付くべき箇所に筋肉がついていますが、これからもっと成長するような気がします。そうすれば、坂路での追い切りもラスト1Fが最速になるラップを踏めるようになるのではないかと想像しています。よって、この評価にとどめさせていただいた次第です。

 ▲アドマイヤデウスギアチェンジが素晴らしく小回り向きな差し馬でしょう。最終追い切りでも、1Fごとのラップの加速力が3歳馬らしくなく、一瞬にして脚を使えるタイプ。前走のように、能力を100%発揮できるレース展開になれば、十分に勝ち負けできると思います。

 ☆トゥザワールドは4番手としました。前走の弥生賞、最終追い切りの動き、どちらも仕掛けてからの反応が素晴らしいタイプ。個人的に叩いた上積みはないと思いますが、それで十分に勝ち負けできるでしょう。ただ、前走のワンアンドオンリーの末脚がトラウマになって、仕掛けるタイミングが難しくなっていないでしょうか。

 あとは、フォーメーションの3軍候補。当初は本命も検討していた△アジアエクスプレス手塚貴久厩舎の勝負調教にも該当しており「どうして?」と言われてしまうと返答に困りますが、自分の眼で見た馬を先に評価してしまったというところでしょう。

 「標準多め」で印を打ったのが、△スズカデヴィアス、△キングズオブザサン。△トーセンスターダム池江泰寿厩舎の勝負調教。△イスラボニータは、最終追い切りの動きを見るかぎり、右回り問題は発生しないと思われます。

1.ワンアンドオンリー
今回:標準多め坂路
前回:標準坂路

2.イスラボニータ
今回:標準併用
前回:標準併用

3.クラリティシチー
今回:標準少めトラック
前回:標準多め併用

4.クリノカンパニー
今回:標準併用
前回:馬ナリ平均坂路主体

5.アデイインザライフ
今回:標準併用
前回:馬ナリ平均併用

6.アドマイヤデウス
今回:標準多め坂路
前回:標準多め坂路

7.トーセンスターダム
今回:標準併用
前回:標準併用

8.ステファノス
今回:標準トラック
前回:標準併用

9.スズカデヴィアス
今回:標準多め坂路
前回:標準坂路

10.ベルキャニオン
今回:馬ナリ平均併用
前回:乗込併用

11.ロサギガンティア
今回:乗込併用
前回:標準多め坂路

12.タガノグランパ
今回:標準トラック
前回:乗込トラック主体

13.キングズオブザサン
今回:標準多め併用
前回:標準併用

14.バウンスシャッセ
今回:乗込併用
前回:標準多め併用

15.コウエイワンマン
今回:乗込坂路
前回:標準少め坂路

16.アジアエクスプレス
今回:乗込併用
前回:馬ナリ平均併用

17.トゥザワールド
今回:標準併用
前回:標準併用

18.ウインフルブルーム
今回:標準多め坂路
前回:標準坂路

 山崎エリカの予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
複勝

13

1点 5000円

馬連流し

13

相手

2

5

7

16

17

5通り 各1000円

山崎エリカの見解

 今年の牡馬クラシック路線は「混戦」と言われています。なぜ、混戦かというと、例年以上の低レベルだからです。確かにラスト5F目から11秒台のラップが連発した弥生賞を、中団から早めに動いて力で捻じ伏せたトゥザワールドは強かった!しかし、時計比較をすれば、同日の古馬500万下の決着タイム2分01秒1を上回ることが出来ていません。また、ロサギガンティアが下克上を起こしたスプリングSもPP指数的に見れば、弥生賞よりも0.1秒速い程度です。よって、勝ち馬は弥生賞スプリングSで不発した、もともと強い馬に潜んでいる可能性が高いでしょう。成長合戦の3歳戦で同じレベルの指数推移ならば、早い時点でマークしている馬のほうが、価値があるものです。

 よって、◎はデビュー3戦目となった葉牡丹賞で、ハイペースの好位を追走し、そのまま後続を突き放してしまうという圧巻の走りを見せたキングズオブザサン。当然、葉牡丹賞のPP指数は高く、あのレースぶりはかなりのスタミナを秘めていると感じさせました。次走の京成杯では1番人気に支持されましたが2着に惜敗。しかし、大外16番枠を引き、勝ち馬プレイアンドリアルよりも早く仕掛け、外を回されながらかなり長く脚を使っての2着は負けて強しの内容でした。

 この時点で前哨戦を負けて疲れを残さない形ならば皐月賞の穴馬になるだろうと『競馬王3月号』の「山崎馬券道場」で宣言させていただきました。そして予定どおりにキングズオブザサンは前哨戦の弥生賞で5着に敗退。それもスタートでやや出遅れたために後方からレースを進めることになってしまい、持ち味のスタミナを全く生かせない形の敗戦となったのです。

 当然、疲労は残らないでしょうし、陣営もこの馬はスタミナを生かすレースをしてこその馬だと再認識したことでしょう。今回は先行策をとってくるはずです。それならばこの馬の持ち味は生きてきます。葉牡丹賞京成杯の強い内容の走りを再び披露すれば、このメンバーでも通用するはずです。

 ○はデビューからここまで5戦4勝のイスラボニータ。負けたのは新潟2歳S桜花賞ハープスターのみという安定した成績を誇ります。かなりの好メンバー揃いだった昨秋の東京スポーツ杯2歳Sを勝利、このレースの2着馬は後の京成杯の勝ち馬プレイアンドリアル。3着は後のスプリングS3着馬クラリティシチーという一戦。対戦比較をしていけば、当然、今回のメンバーで上位という評価になります。2月の共同通信杯から今回の皐月賞に直行するというローテーションは先週の桜花賞フォーエバーモアと良く似たローテーション。確かに疲れは残りづらくなりますが、厳しい流れになった場合のスタミナ面にやや不安を残すローテーションでもあります。吉と出るか凶と出るか。

 ▲はデビューから2戦はダートを圧勝し、初芝となった朝日杯フューチュリティSをいきなり勝利してしまうという驚きの走りを見せたアジアエクスプレス。前走、休養明けとなったスプリングSは2着。まずまずの好発進でした。ただ、この中途半端に好発進という形は意外と曲者で、中途半端に疲労を残して綺麗に上昇軌道に入らないこともあります。かつての朝日杯フューリュリティSを勝利したアドマイヤドンは上手く上昇軌道に入らないまま春のクラシックシーズンを終えてしまいました。また、あの名馬ライスシャワーのように復帰初戦のスプリングSで4着となった後はすんなり上昇せず、皐月賞、NHK杯と凡退した後にやっと疲労が抜けてダービーで激走となったというパターンもあるのです。ただ、アジアエクスプレスのここまでの戦績は前記2頭よりも上であることは確かです。本当に体調が良くなるのはNHKマイルC、ダービーあたりかもしれませんが、能力で台頭ということも十分あるでしょう。

 古澤秀和の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
単勝

18

1点 3000円

複勝

18

1点 7000円

古澤秀和の見解

3番:馬体良く見せる。
7番:馬体絞れた。
11番:スピード足りないかもしれないが良く見せる。
16番:距離は問題無さそう。
17番:きっちり仕上がる。
18番:柔らかいし距離も合う。展開も有利。

好配当連発 netkeiba関東本紙の予想

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netkeiba関東本紙

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

17

相手

1

2

6

7

10

11

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

17

2着

1

相手

2

6

7

10

11

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

17

2着

7

相手

1

2

6

10

11

30通り 各100円

netkeiba関東本紙の見解

【上位拮抗】トゥザワールドは前走で詰め寄られたとはいえ自ら動く強い内容。本番を見据えた好レースで1冠奪取期待。対抗には弥生賞2着のワンアンドオンリー。1戦ごとに成長しており差のない評価。無敗のトーセンスターダムも決め手鋭く首位候補。イスラボニータも力量十分。アドマイヤデウスも走りしっかりしており上位の候補。ベルキャニオンロサギガンティアなども差なく要警戒。

ラップ理論を駆使 丹下日出夫の予想

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丹下日出夫

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

17

相手

1

2

7

8

11

16

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

17

2着

1

相手

2

7

8

11

16

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

17

2着

2

相手

1

7

8

11

16

30通り 各100円

丹下日出夫の見解

【なんとかなる】本年の牡馬クラシック戦線は、弥生賞スプリングS共同通信杯きさらぎ賞など、有力馬が各レースに分散。しかも金曜日に雨、一日置いて日曜日も雨予報。決着時計やコース取りも微妙になってくる。しかし、小回り中山2000mの基本は、機動力と持ち時計--負けの拠りどころは、1800-2000mのタイムの精度と、能力の指針となるラップでいい。一冠にもっとも近いのはトゥザワールド黄菊賞が1分46秒5のレコ勝ち。若駒Sの上がりは33秒6。ラスト2F・推定10秒9―10秒9という数字も出色なら、2分0秒0という走破時計も、従来の若駒Sのレコード保持者・ディープインパクトの記録を0秒8塗る替える完勝だった。前走の弥生賞は、前半1000m・59秒9というミドルラップを、風を巻いて一気のロングスパート。強引に動かしたぶん、ハナ差まで詰め寄られたが、いざ本番。ひと呼吸追い出しを遅らせれば本番はなんとかなるという手応えも得たに違いない。追い切りを見ても感じるが、実に体幹がしっかりした馬で、フットワークにもブレが少ない。多少の道悪なら大丈夫。

勝ち馬の早仕掛けのアシストを得たとはいえ、ワンアンドオンリーの末脚もタダ者ではない。暮れの阪神2000m・ラジオNIKKEI杯を直線一気の強襲を決め、重賞ウィナーの仲間入りを果たしたが、やや重馬場とはいえ2分4秒3という走破タイムはどうか。前哨戦の弥生賞は、時計更新・関東への輸送という課題も抱えての東上だったが、484キロは自己最高体重。本番と同じコースを前走でもシュミレーション。荒れ馬場のパワー勝負も望むところだ。

時計の精度や緻密さでいえば、当然イスラボニータにも単勝の権利。東スポ杯は1分45秒9のレコ勝ち。共同通信杯は、好発を決め57キロを背負い、上がり3F・推定10秒9―10秒9―11秒4の快ラップで完勝。好位のポケットで自在に立ち回れるレース運びの上手さは、まさに皐月賞ドンピシャ。枠順は2番、戦法はむろん好位差し。直線を向き前が空くところを追い出せばいいと、蛯名のシンプルさが先頭ゴールの要因ともなる。

トーセンスターダムの、京都2歳Sの2分0秒6・上がり33秒6。きさらぎ賞も、やや重という馬場を考えれば、1分47秒6という記録も精度は高い。近親にトーセンジョーダントーセンホマレボシ兄弟の名が連なる、成長力に富む血統馬でもある。ただ後肢の送りは、まだ浅く硬い。ある程度時計がかかる馬場だと、勝負どころで置かれることも少なくなるだろうが、中山の急坂が微妙だ。

ロサギガンティアスプリングS・1分48秒4も、馬場差を差し引きすれば、昨年のロゴタイプとレベルは同じ。しかし、スプリングSは上手くいったが、発馬がデリケート。スローで回りを囲まれるようだと行き場を失う恐れがある。

アジアエクスプレスも、2分1秒前後の決着なら出番は十分。スプリングS2着で連勝記録は途切れてしまったものの、ダート馬然としたゴツゴツ感が薄れ、皮膚感は一変。前走は直線入り口で外に出すのに手間取ったが、坂の頂上付近でギアが入ると、一段完歩が大きくなり勝ち馬を急追。1800mであの伸びなら1F延長にも十分対応できる。

パワー馬場なら、毎日杯・1分46秒7のステファノスも、ひょっとしたらの大番狂わせがある。

至高の頭脳 須田鷹雄の予想

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須田鷹雄

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬連流し

11

相手

1

17

2通り 各2500円

馬連流し

11

相手

16

1通り 各2000円

3連単フォーメーション
1着

11

2着

1

16

17

相手

1

3

7

16

17

18

15通り 各200円

須田鷹雄の見解

 ほとんど横並びとはいえ、前売りでイスラボニータが1番人気というのは少々驚いた。東京で実績を積んできた馬、しかもレコード勝ちなどもしてきた馬がいまの中山に替わるというのはリスクだからだ。しかもフジキセキ産駒は昨秋以降の中山芝で◎ロサギガンティアしか勝っていない。◎のように今の馬場をこなせることを証明済みの馬ならばいいが、そうでない場合はあくまでやってみないと分からないからだ。

 ◎は馬格も含めていまの馬場は向いているようだ。稍重の未勝利が圧勝だったし、雨が多少降ってもこなせるはず。一か八かの競馬がハマったときの○ワンアンドオンリー、自力ある▲トゥザワールド、☆アジアエクスプレスにやられることはあっても、馬連の連軸としては機能してくれると思う。京都一辺倒できたので重いシルシは打ちづらい△トーセンスターダム、相手なりに走る△ウインフルブルーム、△クラリティシチーは3着候補。

徹底データ分析 コンピューター予想の予想

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コンピューター予想

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単BOX

6

9

12

18

12通り 各400円

3連単BOX

6

9

12

18

24通り 各200円

コンピューター予想の見解

各馬の上昇度・脚質・騎手・調教師・血統データを「先週最も儲かった」設定で解析。導き出された4頭の馬単・3連単ボックスで勝負!

なお、プレミアムサービス(※)にご登録されますと、中央競馬全レースで、上昇度・脚質・騎手・調教師・血統の項目を自由にカスタマイズして予想することができます。各レース情報ページの予想タブから「CP予想」にお進みいただき、ご利用ください。

※netkeiba.comのスマートフォン版・競馬総合チャンネルでは、プレミアムコースにご登録されますとご利用頂けます。

 栗山求の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

17

相手

1

2

6

7

11

10通り 各400円

3連単1着流しマルチ
1着

17

相手

1

2

6

7

11

60通り 各100円

栗山求の見解

 ◎トゥザワールドは「キングカメハメハ×サンデーサイレンス」という組み合わせ。トゥザグローリー(京都記念日経賞日経新春杯鳴尾記念中日新聞杯)の全弟で、母トゥザヴィクトリーエリザベス女王杯など4つの重賞を制した名牝。旺盛な活力を誇るファミリーなので何を交配してもそれなりの産駒が生まれる。キングカメハメハは非サンデー系の最高峰で、母にないミスタープロスペクターやラトロワンヌを補給できるのでベストの選択だろう。近い世代にサンデーサイレンスキングカメハメハフェアリードールを併せ持つので、デニムアンドルビーとも配合構成がよく似ている。活力あるファミリーをしっかり活かすことのできる好配合馬だ。

 中山コース向きの優れた機動力の持ち主であることは前走の弥生賞で証明済み。位置取りが自在で、ラストにしっかりと脚を使えるタイプだけに、ペースの如何にかかわらず崩れるリスクが小さい。中山で行われた直近10回の皐月賞では、連対馬20頭のうち13-18番枠が計9頭連対。外枠はむしろ有利だ。

 奥田隆一郎の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
3連単フォーメーション
1着

16

17

18

2着

1

2

6

7

16

17

18

相手

1

2

6

7

16

17

18

90通り 各100円

奥田隆一郎の見解

本命馬の見解:◎ウインフルブルームは、昨年に直結コースの朝日杯FS(G1)を3着、前走で直結コース阪神芝2000mの若葉S(OPEN)を連対した。直結コースの中でつながりの深い阪神芝2000mを休養明けで連対、さらなる上積みを見込めるため、穴馬に推奨する。若葉S連対馬は皐月賞を激走することが多く、一昨年のワールドエース(若葉S1着→皐月賞2人気2着)、10年ヒルノダムール(若葉S2着→皐月賞6人気2着)、09年トライアンフマーチ(若葉S2着→皐月賞8人気2着)、07年ヴィクトリー(若葉S1着→皐月賞7人気1着)の実績がある。多くの該当馬が皐月賞を人気薄で激走したことに注目する。

穴馬の見解:▲アジアエクスプレスは、直結コースの朝日杯FS(G1)勝ち馬。近5年で朝日杯FS勝ち馬が皐月賞に出走したのは3回あり、皐月賞1着・3着・4着。いずれも上位争いして、3回中2回は馬券圏内に激走。昨年のロゴタイプのように、中山巧者タイプは距離延長でも勝ち負けになる。芝は中山しか出走していない▲アジアエクスプレスは、そこで好結果を出した。中山適性が高く、人気を落として配当的妙味もある。

最速予想 netkeiba編集部の予想

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netkeibaデスク

netkeiba編集部の見解

 誰もが認めるハープスターという絶対的存在がいた桜花賞とはうって変わって、皐月賞は混戦です。もっとも牡馬の場合各トライアルに有力馬が分散するため、混戦模様の皐月賞が通常モードともいえます。どの前哨戦を重く見るかという判断が的中のためのポイントになります。

 きさらぎ賞は無敗馬対決で盛り上がりましたが、3着がエイシンエルヴィン、4着がピークトラムですから、レースレベルの裏付けという面では疑問符がつきます。トーセンスターダムはあきらかに広いコース向きの馬ですし、上下差のあるメンバーの少頭数の競馬しか経験していないのも不安材料。皐月賞でパフォーマンスを上げるタイプとは考えにくく、この馬が勝つとしたら「すごく強かった」という話になるでしょう。

 共同通信杯で3着のサトノアラジンはラジオNIKKEI杯でも3着。両レースは同等のレベルにあると考えられます。勝ち馬のイスラボニータワンアンドオンリーが東京スポーツ杯で対戦した時はイスラボニータが勝っていますが、上がりではワンアンドオンリーが上回っていますし、今回の条件ではワンアンドオンリーに分がありますから、両馬の勝負付けはまだついていません。トゥザワールド弥生賞ワンアンドオンリーを降していますが、大接戦の写真判定でしたから両馬に実力差はありません。この3頭は序列的に上位安定と考えていいでしょう。

 ちなみに東京スポーツ杯にはクラリティシチーも出走していて3着。この馬はいちょうSでもホープフルSでもスプリングSでも3着で、どのレースに出てもそれくらいの位置に来られる馬です。そうなると今年のスプリングSも大きくレベルが下がるということはなさそうで、結局今年の牡馬路線はどんぐりの背比べから大きく抜け出す馬がいないまま展開してきたということになります。その中で展開やコース適性が向いた馬が勝ち星を重ねてきただけで、ここまで星勘定の良い馬を絶対の実力馬として信頼するのは少々危険が伴うのではないかと思います。

 中心はワンアンドオンリー。昨年こそ人気3頭が好位からの競馬で順当に上位を占めましたが、皐月賞は本来追い込みが有利なレースです。弥生賞で追い込んで微差2着ならば、今回はこの馬を上に見るのが順当でしょう。トゥザワールドは前走の苦戦で今回は仕掛けのタイミングを調整してくると思われますが、使える脚がそれほど長くないことは動かしがたいところ。イスラボニータはスローの1800ばかりで結果を出しているのが不安材料で、忙しい競馬を強いられた新潟2歳Sでは大苦戦の2着でした。

 ロサギガンティアはスムーズだった前走でも最後は脚色が鈍っており、1Fの距離延長をどうこなすかがカギ。本番では距離実績のあるベルキャニオンの逆転も考えられます。アドマイヤデウスは3勝馬ですし、相手なりに走れる馬ですから、今年のメンバーなら見劣ることはないはず。トーセンスターダムは小回り自体は京都2歳Sで結果を出していますが、京都ばかり3走していて直線に坂があるコースは初めてになります。そのあたりも含めて、ダービーを見据えた競馬に徹することでしょう。

前半3ハロン理論 小林誠の予想

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小林誠

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

17

相手

1

2

3

5

11

16

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

17

2着

16

相手

1

2

3

5

11

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

17

2着

11

相手

1

2

3

5

16

30通り 各100円

小林誠の見解

【混戦模様】上位が高いレベルでひしめきあう、現3歳世代の牡馬。とはいえ、ここまでオッズが割れるなら、弥生賞を勝って本番に駒を進めてきた17トゥザワールドを信頼する手がベターに思える。相手はスプリングSの連対馬である16アジアエクスプレスと11ロサギガンティアトライアル実績を素直に評価した印となった。

 小原靖博の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
3連単1着流しマルチ
1着

17

相手

1

2

7

10

11

16

90通り 各100円

小原靖博の見解

今年の皐月賞は大混戦。最終的には当日の馬場状態も十分にチェックしてから馬券を買いたい。

◎はトゥザワールド。抜けた存在とは言えないが、現時点での完成度が高く、どんなレースもできるのが強み。敢えて早目に動いた前走は際どくなったが、内容的には着差以上の強さ。このメンバーでも仕掛けるタイミングひとつで勝ち負けできるはず。

ロサギガンティアは2000m未経験だが、馬込みに入れておけば折り合いがつくので特に心配ないだろう。道悪になると少し割引が必要かも知れないが、瞬発力は世代屈指。うまく捌ければ差し切り可能。

ワンアンドオンリーはトモがしっかりして力がついてきた。切れるというよりは長くいい脚を使えるタイプ。最内枠が当たったので乗り方が難しくなったが、早目に外に出せれば。

頻繁に手前を替えるので初めての右回りが心配だが、イスラボニータも当然圏内。

渋太く3連勝しているトーセンスターダム、前走だけで見限れないベルキャニオン、叩いた上積み大きいアジアエクスプレスも侮れない。

 森山大地の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流し
1着

2

相手

1

7

11

16

17

5通り 各1000円

3連複軸1頭流し

2

相手

1

7

11

16

17

10通り 各500円

森山大地の見解

牝馬路線は1強に続く2強、と分かりやすい構図だったが、牡馬路線はまさに上位拮抗、群雄割拠の大混戦模様。また近年、早い段階で賞金を加算して直行するパターンが増えており対戦比較ができないことも難解さに拍車をかけている。今年で言えばイスラボニータトーセンスターダムなどが該当。

本命はイスラボニータ。東京スポーツ杯でクラシック候補筆頭、前走の勝利の時点で本命と決めた。まず好感が持てるのは東スポ杯の後、朝日杯FSやラジオNIKKEI杯ではなく放牧に出したこと。特にマイルの朝日杯FSならまず勝ち負けしていたはずだが、気性的に1度距離を短くすると短距離志向にシフトしそうなタイプ、と判断(あくまで私の推測)しての放牧。今後2000mや2400mを戦っていくための英断だろう。そして、前走。2走前の超ハイペースから一転、超スローペースだが我慢できて直線半ばまで持ったまま。上がり33秒2を余裕を持って叩き出して完勝。本質的にはマイラーだと思うが、この自在性と機動力なら2000mまでならまったく問題なし。小回りで器用さが求められる皐月賞の舞台ではこの資質が大きな武器になる。

相手はトゥザワールド。川田騎手&キャロットと言えば先週のハープスター桜花賞はまさに「負けられない戦い」だったはずで重圧と緊張は相当なものだった思うが、皐月賞では人気といっても割れているし、先週で大きな責任を果たしているので気持ち的にはかなり楽な状態で臨めることは十分想像できる。気楽に強気な競馬での押し切りに注意したい。

“絶対数感”の持ち主 大石川大二郎の予想

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大石川大二郎

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

16

相手

1

2

3

8

11

17

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

16

2着

11

相手

1

2

3

8

17

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

16

2着

1

相手

2

3

8

11

17

30通り 各100円

大石川大二郎の見解

人気的にも混戦のようだが指数も混戦模様である。指数傾向としては弥生賞がまったく評価されていないのが面白い。私もコラムで弥生賞よりスプリングSのほうが皐月賞対応が高いと指摘したが、指数も同じような答えを出していた。5走平均で唯一3桁をキープしている◎アジアエクスプレス本命。以下、前走107をマークした○ロサギガンティア2番手。数値の安定感で▲ワンアンドオンリーの順となった。穴は☆ステファノス

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