10R

有馬記念

15:25発走 / 芝2500m (右 A) / 天候:晴 / 馬場:良
4回 中山 8日目 サラ系3歳以上 オープン       (国際)(指) 定量 16頭
本賞金:20000,8000,5000,3000,2000万円
  • Course コース詳細
  • IPAT連携

 望田潤の予想

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予想印
15ジャスタウェイ(3人気)
14ゴールドシップ(1人気)
13エピファネイア(2人気)
買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬連流し

15

相手

13

14

2通り 各3000円

馬単1着流し
1着

15

相手

13

14

2通り 各2000円

望田潤の見解

 ジャスタウェイワイルドアゲイン(ハイペリオン4×3)とトニービン(ハイペリオン5×3・5)からハイペリオン的な粘着力と持続力と成長力を受け継いだ中距離馬で、古馬になって後駆に力がついて本格化して世界の頂点に駆け上がった。

 体型やストライドに伸びはないが同じフォームで長く走りつづける実にハイペリオン的な脚質で、ドバイや秋天の圧勝を見てのとおり、Hペースにおける末脚の持続力は世界屈指のものがある。

 ワイルドアゲインは1984年の第1回BCクラシックを逃げ切って大穴をあけた馬だが、今年のBCクラシックワイルドアゲインの孫バイエルンがしぶとい二枚腰で逃げ切った。

 ワイルドラッシュ(父ワイルドアゲイントニービントランセンドの先行粘り強い脚質も、実にワイルドアゲイン的でハイペリオン的といえる。

 だからジャスタウェイももう少し前々で運んで持続力を活かすべきではないかと書いてきたし、横山典が気合いを付けて出していって先行し、上がり1位で後続を更に突き放した中山記念こそがベストパフォーマンスだろう。

 エピファネイア母シーザリオの唯一の敗戦は旧コース(内回り)の桜花賞で、母父スペシャルウィークも東京の大レースは勝ちまくったが有馬や宝塚や皐月は惜敗つづき、スペシャルウィークのもう一頭の代表産駒ブエナビスタも東京の大レースは勝ちまくったが有馬や宝塚や秋華賞は惜敗つづきだった。

 エピファネイアのJCのパフォーマンスは圧倒的だったが、胴長の体型とナスキロ柔い体質で、たとえ川田が気分よく走らせることができたとしても、中山内2500mでは東京2400mと同等のパフォーマンスまでは期待できないのではないかとみたい。

 おそらく前にいるであろうエピファネイアを、ジャスタウェイ福永祐一が捕まえにいけるかどうか、そこが今年の有馬の最大の見どころだろう。

 井内利彰の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
単勝

7

1点 1000円

複勝

7

1点 2700円

3連複軸1頭流し

7

相手

13

14

15

3通り 各500円

3連複フォーメーション
1着

7

2着

13

14

15

相手

6

9

11

12

12通り 各100円
3連単フォーメーション
1着

7

2着

13

14

15

相手

6

7

9

11

12

13

14

15

18通り 各100円
3連単フォーメーション
1着

13

14

15

2着

7

相手

6

7

9

11

12

13

14

15

18通り 各100円

井内利彰の見解

2009年
1着ドリームジャーニー/標準併用
2着ブエナビスタ/標準多めトラック
3着エアシェイディ/標準トラック

2010年
1着ヴィクトワールピサ/標準多め併用
2着ブエナビスタ/標準多めトラック主体
3着トゥザグローリー/標準多めトラック

2011年
1着オルフェーヴル/標準坂路
2着エイシンフラッシュ/標準少めトラック
3着トゥザグローリー/標準多め併用

2012年
1着ゴールドシップ/標準多め坂路
2着オーシャンブルー/標準多め坂路主体
3着ルーラーシップ/標準多め坂路主体

2013年
1着オルフェーヴル/標準多め坂路
2着ウインバリアシオン/標準多め併用
3着ゴールドシップ/標準多め坂路主体

 過去5年の馬券圏内に入った、のべ15頭のうち、実に10頭が「標準多め」に該当。天皇賞秋、JCといったGIを連戦してきた馬、また、金鯱賞など、中2週というローテーションの詰まっているところでも「しっかり追い切り本数を積み重ねる」調教を行った馬が、人気の有無に関係なく、好走しているというのが、近年の有馬記念です。

 ただ、例外は2011年。2着に追い切り本数の少ない標準少めトラックが入りましたが、このレースは道中に1F14秒台が2回も刻まれるという、恐ろしくスローペースだったレース。こんな流れになれば、調教適性は全く機能しなくなりますが、通常の流れであれば、必ずといってよいくらい「標準多め」が必要になるレースです。

 調教タイプの判断基準で対抗になった○ゴールドシップ凱旋門賞以来というローテーションですから、標準多めに仕上げようと思えば、12本以上の追い切りが必要でした。今回はCWでの追い切りも含めて、合計10本。決して少ない本数ではありませんが、この馬自身が、過去2年の好走が「標準多め」だったので、それを考えると、やはり本命は打てません。ただ、今週の追い切りを含めた、普段の調教から、坂路を駆け上がる姿は抜群でした。

 標準多めを重視した上で、主観的に見ても「この馬に◎を打たないと後悔する」と思わせてくれたのが◎ラストインパクト。普段からCWでのキャンター、追い切りを行ってくれるので、毎日に近い感覚で馬を見続けることができましたが「3歳時とこんなに馬が変わってくるんだ」と感じました。変化を感じたのは、馬体はもちろんですが、キャンターや追い切りで見せるフットワーク。

 たとえば、4歳2月の小倉大賞典の追い切りVTRと今回を比べてみてください。馬場に脚をとられるシーンがある前者に対して、今回は重心がブレません。それだけ馬体が逞しくなったということだと思います。かといって、躍動感がなくなったわけではなく、むしろ迫力が出て、素晴らしい走りになりました。そして調教後は、堂々とした立ち振る舞いで厩舎へ戻っていきます。これを見せられては、強力メンバーでも◎を打ちたくなります。

 ▲エピファネイアで驚いたのは、JCのレース翌週。まだ5日しか経っていない段階で、調教馬場でその姿を見ることができるとは思っていませんでした。それだけ疲労がなかったということだと思いますし、追い切りの動きも抜群。調教タイプは標準多め併用ですから、調教タイプから本命候補であったことは間違いありません。この評価にとどめた理由は枠順。ひょっとすると、中山競馬場だとテンションが上がってしまうということが考えられますし、そうなった時に前に壁をつくりにくい13番はマイナスになると判断しました。

 JCで無印にした☆ジャスタウェイ。やはり、ひと叩きしたことで前走とは状態が雲泥の差というのが私の判断。調教タイプも標準多めですし、だったら本命にすべきですよね。気になるのは、中間にトラックの追い切りがない点。平均以上のペースになれば、必ずトラック調教の要素が重要になるレースだと思うので、その時にひと押しが利かなくなる、そんなイメージで4番手としました。

 △トゥザワールドは追い切り本数は物足りませんが、池江泰寿厩舎の勝負調教に該当。これは同じ池江泰寿厩舎の△サトノノブレスも同じ。△ウインバリアシオンは最終追い切り場所がCWになり、標準多め併用なら馬券的には押さえるべきでしょう。最後は△デニムアンドルビー。角居勝彦厩舎の勝負調教に該当し、追い切り本数は十分。あとは能力だけといったところ。

1.トーセンラー
今回:標準併用
前回:標準坂路

2.ヴィルシーナ
今回:標準トラック
前回:標準少めトラック

3.ワンアンドオンリー
今回:標準多め坂路
前回:標準坂路

4.ジェンティルドンナ
今回:標準少め坂路
前回:標準坂路

5.ラキシス
今回:標準多め坂路
前回:標準多め坂路主体

6.トゥザワールド
今回:標準併用
前回:標準併用

7.ラストインパクト
今回:標準多めトラック
前回:標準多めトラック主体

8.メイショウマンボ
今回:標準併用
前回:標準多め併用

9.ウインバリアシオン
今回:標準多め併用
前回:標準坂路

10.フェノーメノ
今回:標準トラック
前回:標準多めトラック

11.サトノノブレス
今回:一杯平均併用
前回:標準多め併用

12.デニムアンドルビー
今回:標準多め坂路主体
前回:標準多め坂路

13.エピファネイア
今回:標準多め併用
前回:標準多め併用

14.ゴールドシップ
今回:標準坂路
前回:海外

15.ジャスタウェイ
今回:標準多め坂路
前回:標準坂路主体

16.オーシャンブルー
今回:標準多め坂路主体
前回:標準併用

 山崎エリカの予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
複勝

4

1点 5000円

馬連

4

-

10

1点 500円

馬連

2

-

4

1点 300円

馬連

4

-

12

1点 200円

馬連流し

4

相手

1

3

14

15

4通り 各1000円

山崎エリカの見解

 今年はJRA初の試みとして、出走馬関係者がドラフト指名抽選順で枠順が決定されました。枠順抽選会ではジェンティルドンナが1位指名権をゲット。希望の枠順2枠4番を手に入れることができました。おそらく逃げ馬ヴィルシーナが1-3番枠に入ることを見越して2枠4番を選択したのでしょう。そのヴィルシーナは3位指名権をゲットして1枠2番。まさに逃げ馬を見ながら自在に動ける、最高の枠順となりました。

 また、ジャパンCで圧倒的なパフォーマンスを見せたエピファネイアは14位の指名権で7枠13番になりました。この枠順でジャパンCのように前につけようと思えば、おそらく壁を作れないままの状態になり、それで折り合いがつくのかと言われれば「?」。おそらく優等生的思考の川田騎手なら掛かることを懸念して折り合い重視のレースをするでしょう。これでスローペースは濃厚となりました。

 よって、◎には3冠牝馬であり、ジャパンCを2連覇するなど歴史に残る名牝と言えるジェンティルドンナを推します。ジェンティルドンナは今年もドバイシーマクラシックを完勝。そして秋の天皇賞では休養明けながら2着に食い込むなど、まだ力は急速に衰えたとは感じられません。確かにタフな馬場とまではいかなくても、高速馬場ではない中山の馬場状態が気になるところではありますが、スローペースならば、今回のメンバーでは上位の決め手が生かされるでしょう。

 また、今回はその他の実績馬14番枠のゴールドシップ、15番枠のジャスタウェイエピファネイアの動きを見ながらの競馬となるはず。しかし、かつてジャパンCで9馬身差の圧勝を飾ったタップダンスシチー有馬記念でダメージが出て凡退したように、エピファネイアジャパンCの疲れが残っていた場合は、道中で上がっていくことが出来ず、エピファネイアの動きを期待していたゴールドシップジャスタウェイは動き出しが遅れた上に大外を回るという最悪の展開になる可能性もあります。そうなった場合には、内々を回る馬が俄然有利となります。実際にエピファネイアもこれまでの成績から(二番が効く馬であるとするならば、天皇賞(秋)でも大きく取りこぼさない)二番が効かないことを想定し、ジェンティルドンナが有終の美を決めると見ました。

 ○は今年のダービー馬ワンアンドオンリー。この馬は休養明けの神戸新聞杯を快勝したように、順調に成長しているようです。近2走は枠順、不利などもあって能力を出し切れていませんが、今回は絶対に勝たなければならないという立場ではなくなりました。そこにきて今回は内枠。先行勢の直後から直線で内を気楽に強襲できます。一発が怖い馬です。

 ▲は昨年の京都記念を勝利し、菊花賞でも3着、天皇賞(春)でも2着しているように近走のイメージとは違い、スタミナも十分秘めているトーセンラー。この馬の自己ベストのPP指数は天皇賞(春)であり、本来は距離が伸びてこそのタイプと見ています。この馬は枠順ドラフトで4位指名権をゲットし、陣営がジェンティルドンナの外ではなくあえて1番枠を選択しました。この1番枠というのは前記の菊花賞天皇賞(春)と同じ枠順。おそらくはそのときと同じように道中でロスのない立ち回りから、4コーナーでは外に出すイメージで乗ってくる可能性が高いでしょう。そういう競馬ならば、更にチャンスがありそうです。

 古澤秀和の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
単勝

6

1点 2000円

複勝

6

1点 8000円

古澤秀和の見解

【パドック速報対象レース】
当レースはパドック速報対象レースです。レース発走20分前に最終結論(印・買い目・見解)を公開します。パドックの気配で前予想と最終結論が変わる可能性がありますので、予めご了承ください。

6番:好馬体。上位争い可能。
14番:やや余裕はあるが、良いデキ。
15番:トモの丸みが前走とは違う。

好配当連発 netkeiba関東本紙の予想

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netkeiba関東本紙

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

7

相手

3

4

10

13

14

15

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

7

2着

13

相手

3

4

10

14

15

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

7

2着

10

相手

3

4

13

14

15

30通り 各100円

netkeiba関東本紙の見解

【混戦】ラストインパクトは本格化し前走内容も圧巻。単走で追われた今週の動きは気迫十分でGP制覇に期待する。エピファネイアはJC完勝。力を出し切れるかがカギながらハマったときは抜群の強さを見せる。フェノーメノは動き上々で巻き返しの態勢。ジャスタウェイも瞬発力十分で好勝負。ワンアンドオンリーも気配上々で、ジェンティルドンナゴールドシップなどももちろん上位の候補。

ラップ理論を駆使 丹下日出夫の予想

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丹下日出夫

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

15

相手

1

3

7

10

13

14

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

15

2着

13

相手

1

3

7

10

14

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

15

2着

7

相手

1

3

10

13

14

30通り 各100円

丹下日出夫の見解

【引退レースにアジャスト】2014年の掉尾を飾る、グランプリホースジャスタウェイ。JCは、中団で折り合い、ポジショニングも馬群の捌きも、鞍上と意思疎通が適い、仕掛けどころもほぼ満点。しかし、不幸なことに、4馬身先に別次元の競馬を組み立てたエピファネイアという馬が一頭いた。ただ、ワールドランキング・130ポイントの力量と地力をJC2着で確認。凱旋門賞は久々、前走のJCも、気持ち下腹あたりに余裕があり、返し馬でやっと、走れるかなという気合いが出てきたが、凱旋門賞から数えると、有馬記念は叩き三戦。僚友ゴールドシップとは、3歳時から調教パートナーとしてともにしのぎを削ってきたが、先週の調教の脚色は遥かにジャスタウェイが優勢。最後の有馬でピークを迎えようとしている。

力をつける前は、中山の騎乗にも工夫が必要だったが、1分57秒5でジェンティルドンナを0秒7差と突き放した天皇賞(秋)から、時計・折り合い・馬場対応・距離と、あらゆる面において激変。本年3月の中山記念では、やや重もスイスイ。器用にインを捌き、坂下一気に後続を0秒6差と封じ込め、ドバイ・デューティーフリーのパフォーマンスの下地を作っている。調教の質量は一段と密になり身のこなしにも切れが増してきた。東京の2400mと中山の2500mは、コース形態と対応力が微妙に異なるものの、父ハーツクライディープインパクト有馬記念で封印。自身もドバイ・デューティーフリーの壮行レースとなった中山記念を快勝、父と息子は中山の坂も悠々だ。

イバルエピファネイア。3歳クラシックは、皐月賞がレコード決着の2着、ダービーはキズナと0秒1差の2着に好ファイトし、菊花賞で待望の一冠を奪取。4歳となった本年はリズムが噛み合うまで数戦要したものの、JCは1000m通過が59秒6―2000m通過・1分59秒8というミドルラップを好位で我慢。2分23秒1・4馬身差の快勝劇を演じ才能の在り処を知らしめた。新コンビを組む川田とは、調教の呼吸はピタリ。スタンド前とコーナーを折り合って抜ければ、我慢の先にグランプリと次代の主役の座が視界に入る。

単穴にはラストインパクトを抜擢。GII・京都大賞典制覇の頃から、青鹿毛のボディに筋肉の束が浮き出し、常にも増して調教の動きがよくなった。状態の良さと上昇度を随所に感じ取れてはいたが、金鯱賞を1分58秒8のレコード勝ち。数字として目に見える形で地力強化を示して見せた。金鯱賞経由から有馬記念というローテーションは、一昨年のオーシャンブルーが1着→有馬記念2着、昨年のウインバリアシオンは3着→2着というデータを残している。

僚友ジャスタウェイのあまりのデキの良さに目を奪われがちだが、ゴールドシップも少なくとも昨年3着時よりは遥かに状態はいい。年度末の中山は洋芝をミックスしたオーバーシードの芝になってからは、芝の適・不適がより顕著となったが、4回中山は全体時計は速くとも中距離ベースの芝は、依然として上がりは35秒台、1F・12秒台を要する力勝負。事実一昨年の有馬記念・2分31秒9という走破タイムは、ハーツクライディープインパクトダイワスカーレットと同じタイム。この時計こそが、中山2500mの適性を物語っている。凱旋門賞はブリンカーに耳袋、イレ込みを制御するため特殊なハミを装着するなど、「ジャラジャラ系」のよそ行きで臨み、鞍上と意思疎通を欠き、まるで競馬にならなかったが、阪神大賞典は岩田とのコンビですかさず2番手――内田博や横山典とはまたひと味違う、内回り2500m仕様の積極策というのも期待していい。

フェノーメノには、マツリダゴッホ的な激走を求めたい。JCは気合乗り、馬体の艶――本調子まであと一歩の状態だったか。直線一瞬伸びかかる姿もとらえたが、最後の1Fで脚色が一緒になってしまった。しかし、天皇賞(春)を連覇した5歳の雄。ここ一番の勝負強さと底力を見限るのは早計だろう。

木曜日の公開枠順の結果が、起死回生の一変ももたらすとしたら、ワンアンドオンリー菊花賞は外枠、JCは故障馬が突然失速する不利を被り、伸びそうで伸びない、もどかしい7着ではあったが、3番枠なら一瞬の隙を突ける。鞍上は横山典だ。

武豊騎乗のトーセンラーも、Hペースの乱打戦に虎視眈々。例えばエピファネイアが前掛かり。引っかかって失速し、ジャスタウェイが直線中ほどで一気に掃除してしまう乱ペースになると、武豊の天才とラーの切れが連穴として炸裂。

至高の頭脳 須田鷹雄の予想

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須田鷹雄

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬連流し

6

相手

9

14

2通り 各800円

3連複フォーメーション
1着

3

4

5

7

9

13

14

15

2着

3

4

5

7

9

13

14

15

相手

6

28通り 各100円
3連単フォーメーション
1着

3

4

5

7

9

13

14

15

2着

3

4

5

7

9

13

14

15

相手

6

56通り 各100円

須田鷹雄の見解

 有力馬が一長一短の有馬記念ゴールドシップが「走る日」であると保証書が付いているか、せめてエピファネイアが内枠を引いてくれればそこから入れたのだが、どうにも人気サイドに心中しようという気になる馬がいない。

 そこで、3着でもいいという前提の穴馬を◎に推して、そこから3連系の馬券を買うことにする。◎はトゥザワールド菊花賞は馬群の外で掛かりどおし、全く競馬にならなかったが、内寄りの枠を引いた今回はもう少し折り合って競馬ができるはず。若くてある程度位置を取れる馬というのは有馬記念では良いパターン。今回は有力馬の多くが外を捲るか追い込む形になりそうなので、気楽な立場で中を割ってくるような馬に好走のチャンスはあると考える。○はウインバリアシオン。前走はトータルの時計が速すぎただけで、脚元や衰えの問題ではないと見ている。▲以下手広く取って、3連単3着付けと3連複で。

徹底データ分析 コンピューター予想の予想

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コンピューター予想

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単BOX

3

9

10

14

12通り 各400円

3連単BOX

3

9

10

14

24通り 各200円

コンピューター予想の見解

各馬の上昇度・脚質・騎手・調教師・血統データを「先週最も儲かった」設定で解析。導き出された4頭の馬単・3連単ボックスで勝負!

なお、プレミアムサービス(※)にご登録されますと、中央競馬全レースで、上昇度・脚質・騎手・調教師・血統の項目を自由にカスタマイズして予想することができます。各レース情報ページの予想タブから「CP予想」にお進みいただき、ご利用ください。

※netkeiba.comのスマートフォン版・競馬総合チャンネルでは、プレミアムコースにご登録されますとご利用頂けます。

 栗山求の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

14

相手

6

7

10

13

15

10通り 各400円

3連単1着流しマルチ
1着

14

相手

6

7

10

13

15

60通り 各100円

栗山求の見解

 ◎ゴールドシップは「ステイゴールド×メジロマックイーン」。これはオルフェーヴル(三冠、有馬記念宝塚記念)、ドリームジャーニー(有馬記念宝塚記念、朝日杯フューチュリティS)と同じ組み合わせのニックス。昔ながらの図太いステイヤーで、高速馬場には向かないタイプ。しかし、時計のかかる中長距離戦、とくに上がりを要するレースでは安定している。中山芝では一昨年の有馬記念皐月賞を制しており、昨年の有馬記念は本調子になかったにもかかわらず3着に食い込んでいる。父ステイゴールド有馬記念との相性が抜群で、09年ドリームジャーニー、11年オルフェーヴル、12年ゴールドシップ、13年オルフェーヴルと、過去5年間に4勝しているほか、2着1回、3着1回を記録している。勝ち馬はすべて「ステイゴールド×メジロマックイーン」。有馬記念ではほぼ無敵に近い。

 ヴィルシーナが先導するスローペースとなりそうだが、これだけのメンバーだけに直線だけの上がり勝負にはならず、レースの動き出しが早くなってロングスパートの底力勝負となるはず。切れ味よりもスタミナが問われる厳しいレースとなるだろう。この馬が最も得意とする展開だ。ジャパンCスキップしてここに照準を定め、稽古の動きは万全。無理なく流れに乗れれば結果はついてくる。

 奥田隆一郎の予想

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予想印
10フェノーメノ(6人気)
13エピファネイア(2人気)
4ジェンティルドンナ(4人気)
買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
単勝

10

1点 2500円

馬連BOX

4

10

13

3通り 各2500円

奥田隆一郎の見解

フェノーメノは、直結コースの京都芝3200mにてG1レースの天皇賞(春)を連覇(2013-14年)した。また、同じ競馬場(中山)の直結コースとなる中山芝2200mでセントライト記念(G2)を勝ち、直結コースの重賞実績は十分ある。さらに、同コース(中山芝2500m)では日経賞(G2)を勝利。直結+同コースの両方で重賞を勝ち、コース適性が非常に高い。休み明けの天皇賞(秋)を惨敗したが、2走目のジャパンC(G1)で復調気配を感じた。今回は叩き3走目の得意コースになるため、変わり身を警戒する。

エピファネイアは、直結コースの京都芝3000mで菊花賞(G1)を制したことから、初出走の中山芝2500mに対応できる。距離2000mの大阪杯や天皇賞秋は善戦どまりだが、距離2400m以上ではレベルの高いレースにて好勝負を続け、長距離戦の信頼度は高い。前走ジャパンC(G1)を圧勝して今回1人気でもおかしくないが、前日オッズ3人気となり配当妙味もある。

最速予想 netkeiba編集部の予想

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netkeibaデスク

netkeiba編集部の見解

※月曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 今年はこれまでのところ、JRAのGIレースを2勝以上した馬はまだ現れていません。JRA賞の年度代表馬の選定も、有馬記念の結果に委ねられることになりそうです。

 ただ、JRAの古馬GIを年間に複数勝つような馬が出にくくなったのは、じつは今年だけの現象ではありません。2000m以上の古馬GIを1年に2勝以上した馬は、2007年のアドマイヤムーン宝塚記念ジャパンカップ)が最後です。以来は、競馬場によって勝ち馬が変わるような戦国時代が続いています。

 この乱世が、ジャパンカップを圧勝したエピファネイアによって終結を迎えるのか? 今年の有馬記念のひとつの見どころになるでしょう。

1.ロングスパート戦で東京実績は参考外

 近年の有馬記念は、ほとんど決まって向こう正面からペースが速くなって、そこからゴールまで5Fほど、長く脚を使っての我慢比べという競馬になります。東京や阪神外回りのような終い3Fの瞬発力勝負とは対極的なレース質になるので、近走の東京成績はリセットして考える必要があります。重視すべきは、中山、阪神内回りや道悪など、上がりが掛かったレースでの好走経験。

2.JC好走馬は疲労に注意

 過去10年でジャパンカップで連対した馬が有馬記念に使ってきたときの成績は[3-1-0-6]。ジャパンカップ有馬記念で連続連対を果たした4頭(ゼンノロブロイディープインパクトハーツクライブエナビスタ)は、いずれもジャパンカップで3番人気以内に支持されていました。ジャパンカップで「激走」して連対した馬は、その反動からかすべて有馬記念で馬券圏外に沈んでいます。ジャパンカップの快勝は、必ずしも有馬好走へのパスポートとはなっていないことに注意が必要です。

3.ディープインパクト産駒は苦戦

 ディープインパクト産駒は中山芝2500mにこれまでのべ15頭出走していますが、2着と3着が2回ずつあるだけでいまだに未勝利です。ディープインパクト産駒は一般的に大跳びで広いコース向きですから、中山内回りでコーナー6回という有馬コースとはとことん相性が悪いようです。これまでこのコースで唯一穴で好走(3着)したトーセンワープは、大逃げから粘り込む形でした。自分のリズムで走れるのならば、ディープインパクト産駒でも割り引く必要はないのかもしれません。

 ゴールドシップは一昨年の有馬記念を含めて、中山のGIは3戦2勝3着1回。上がりが掛かる競馬には絶対の自信を持っています。凱旋門賞から有馬記念に直行した馬は過去10年で3頭いて[1-1-0-1]。タップダンスシチー凱旋門賞の17着から巻き返して2着しているように、このステップでは前走の敗戦は気になりません。

 ジャスタウェイがここまで勝った距離は2000mが最高ですが、有馬記念ではかつてダイワメジャーが2回走って2回とも崩れなかったように、マイラーでも折り合いが付けば克服可能な条件です。中山記念で圧勝したように小回りコースも苦にしないので、ジャパンカップよりもチャンスは大きいと思われます。

 エピファネイアジャパンカップで2着につけた4馬身差は、良馬場では過去最大の着差。これ以上の圧勝は、重馬場でのタップダンスシチー(2003年)があるだけという歴史的な勝利でした。ただし、そのタップダンスシチーも次走の有馬記念では8着に大敗しています。エピファネイアも折り合いの難しさを抱えていますから、有馬記念でも最有力とは言い切れない難点が残ります。

 フェノーメノは春の天皇賞を2勝のスタミナ自慢。京都の実績は有馬記念ではアテにならない傾向がありますが、本馬は中山でもGIIを2勝していてコースに不安はありません。

 ディープインパクト産駒では、逃げられるヴィルシーナを筆頭に採ります。春の宝塚記念で3着がありますし、3歳時の秋華賞ではジェンティルドンナと大接戦でしたから、小回りではむしろこちらの方に安定感があります。ラストインパクトは現在絶好調ですし、このコースにも春の日経賞で3着の実績があります。一線級との手合わせでも今の勢いならば侮れません。

 ヴィルシーナジェンティルドンナは、牝馬の引退レースという点は狙いにくい材料ですが、前走で無理をしていないということでは、ブエナビスタエアグルーヴなど、これまでのケースとは異なるところです。内田騎手と戸崎騎手、地方競馬出身の両騎手の小回りコースでの手綱捌きにも期待が集まります。

前半3ハロン理論 小林誠の予想

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小林誠

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

5

相手

1

3

4

6

13

14

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

5

2着

6

相手

1

3

4

13

14

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

5

2着

14

相手

1

3

4

6

13

30通り 各100円

小林誠の見解

【枠番重視】人気馬3頭が揃って外枠に入った、今年の有馬記念。このうち、本当の意味で「外枠が問題ない」といえるのは、過去に好走実績のある14ゴールドシップだけだ。こういった理由もあって、枠番を徹底的に重視。好枠番に入った人気薄の05ラキシスに本命を、06トゥザワールドに対抗を打つ。そして単穴に、14ゴールドシップ。以下も03ワンアンドオンリー、01トーセンラーなど、内枠を重視したチョイスとなった。

 小原靖博の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

14

相手

3

4

6

10

13

15

12通り 各300円

3連単1着流し
1着

14

相手

3

4

6

10

13

15

30通り 各100円

3連単2着流し
2着

14

相手

3

4

6

10

13

15

30通り 各100円

小原靖博の見解

 狙うはゴールドシップ凱旋門賞は内が有利な馬場状態で展開も向かなかったので結果は参考外。帰国してからはここ目標にしっかり乗り込まれ、今週のひと追いで態勢も整った。得意のコースで気分良く走れた時の強さは別格。このメンバーでもチャンスは十分。

 エピファネイアはまだ折り合いの不安が解消したわけではないが、デキは更に上向き。この枠でもうまく我慢させることができれば。

 ジャスタウェイは左回りの時ほど強烈なパフォーマンスを見せていないが、右回りもまったく問題なし。デキに関してはJC時より数段上。決め手勝負に持ち込めれば。

 他では、ワンアンドオンリージェンティルドンナトゥザワールドフェノーメノに注意。

 森山大地の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流し
1着

4

相手

1

6

12

13

15

5通り 各1000円

3連複軸1頭流し

4

相手

1

6

12

13

15

10通り 各500円

森山大地の見解

どこからでも狙える、いつまでも予想が終わらない、そんな豪華なメンバーが集まった有馬記念。枠順を希望順で選んだ結果、ご存知のとおり内枠から埋まっていった。これは小回りコースでコーナーを6度回る中山の2500mでは距離ロスのない内枠で乗りたいという騎手心理が大きく表れている。望まれていない外枠になったのがエピファネイアゴールドシップジャスタウェイ。この有力馬3頭の位置取りが展開の大きく影響することは間違いない。

まず、エピファネイアが前走のように先行するのか、するとするなら折り合いは?ゴールドシップは昨年の有馬記念のように控えるのか。岩田騎手が乗った場合は先行策が多く行くのか、控えるのかが予想のポイント。ジャスタウェイは間違いなく後方待機策で直線だけ外だろう。先手を主張するのはヴィルシーナだろうが、速い流れになることは考えにくい。

個人的にはエピファネイアが力に任せて逃げてしまえばそのまま押し切ると思うが、スミヨン騎手があれだけうまく抑え込んだ後で逃げるという作戦は川田騎手のプライドが許さないはず。そうなると、流れは自然と落ち着くはずで前で捌ける馬が有利になる。

本命はジェンティルドンナ。ムーア騎手によれば「昨年より状態はいい」「ジャパンカップでは緩い馬場が影響して踏ん張れなかった」というコメントを残している。ここが引退レースなので悔いのない仕上げ、今週は降雨がなく馬場はパンパンの良馬場。展開も有利。なにより、いい加減で人気を落としているところが魅力。

“絶対数感”の持ち主 大石川大二郎の予想

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大石川大二郎

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

15

相手

2

3

9

10

13

14

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

15

2着

13

相手

2

3

9

10

14

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

15

2着

14

相手

2

3

9

10

13

30通り 各100円

大石川大二郎の見解

もはやここは前走を中心に見るか、それとも距離コースか、はたまた平均値かでまったく軸馬が変わってくるという難解レース。それぞれエピファネイアゴールドシップジャスタウェイがトップ値を持っている。やはり人気馬がズラリと並ぶのだ。しかもすべてが入りたくなかった外枠だから難解さは増すわけだ。平均値を信じて◎ジャスタウェイ。距離も持つと信じる。以下○▲。一発は忘れた頃の☆ウインバリアシオン。最後の1点で逃げがハマったときの保険で△ヴィルシーナ

元祖“情報” 田沼亨の予想

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田沼亨

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

13

相手

5

6

7

12

14

15

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

13

2着

6

相手

5

7

12

14

15

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

13

2着

7

相手

5

6

12

14

15

30通り 各100円

田沼亨の見解

現状の体調の良さを最重視した結果、主役に推すのが13エピファネイアだ!JCの圧勝劇は称賛に値する内容。折り合いに課題を残すが早めの先行策からロングスパート。栄光のゴールを突き抜ける!次位は先行力が生きる6トゥザワールドを抜擢。叩いた上積みは十分で皐月賞2着の得意の舞台で浮上しそうだ。▲は重賞連勝中と上げ潮ムードの7ラストインパクト。状態もピークなら大物食いの魅力を秘める。

厳選予想 ウマい馬券