サ
マースプリントシリーズの第2戦。梅雨時の開催ということで渋った馬場で行われることが多く、良馬場になってもなかなか高速決着とはなりません。それほど持ち時計が要求されないということもあってか、斤量を背負ったベテラン勢の活躍が目立つレースとなっています。また中京らしくリピーターがよく走る重賞でもあるので、コース実績は要
チェックポイントになります。
エピセアロームはこの路線の常連ですが、近走はレベルが高いメンバーと戦っても大崩れしていません。
ダイワメジャー産駒には晩成の馬が多く、この馬も5歳の今季がまさに充実期といえるでしょう。サ
マースプリントシリーズのチャンピオンを目指しての始動戦となりますが、間隔が開いたレースでも実力を発揮できる馬ですから、今回は能力全開を期待していいでしょう。
ルナフォンターナはここに来て3連勝と破竹の勢いを見せています。兄に
フリオーソを持つ良血馬がいよいよ重賞の舞台に駒を進めてきました。今回は相手が強化されますが、この馬自身まだ余力を残している状態での連勝ですから、重賞といえども通過点に終わる可能性も低くありません。新星誕生なるかどうか、要注目の一戦です。
スギノエンデバーは夏場に調子を上げていく馬で、一昨年の
北九州記念の勝ち馬でもあります。前走の鞍馬Sは大敗しましたが、今のこの馬には時計が速すぎたようで、けっして衰えたわけではありません。それほど時計が速くならない中京コースはぴったりで、当地で
尾張Sを勝った実績もあります。
ベルカントは昨夏の小倉の2歳戦線を席巻したス
プリンター。
桜花賞を目標としたためこの馬にとっては長めの距離を使われてきましたが、今回はいよいよ適距離の短距離路線に帰ってきました。古馬初挑戦で、持ち前のスピードがどれだけ通用するか。
リアルヴィーナスは初の1200m戦となった
葵Sを完勝。中京では
つわぶき賞勝ちの実績もあり、古馬相手でも侮れません。
ワキノブレイブは降級戦の水無月Sを勝って再昇級の形。もともとオープンでも差のないところで競馬をしていた馬で、中京コースにも実績があり、馬券圏内突入の可能性は充分あるでしょう。
マヤノリュウジンは
高松宮記念が8着とはいえ0.9秒差。昨年の
スプリンターズSを3着した実力馬で、時計のかかる馬場も合っています。