史上初の
ジャパンC2連覇を果たした、
ジェンティルドンナが断然の1番人気に支持されています。
ジェンティルドンナは今回ドバイを見据えた始動戦ですが、
トーセンラーや
アンコイルドなどの実績馬も昨秋からひと息入れての始動戦となります。
また、逃げ馬不在の今回で本質は差し馬の
ジェンティルドンナが逃げたら厄介だと思っていたのですが、運よく1番枠に
トレイルブレイザーが入り、この枠順ならば
トレイルブレイザーの2番手で競馬をすることが出来るでしょう。
よって、◎は
ジェンティルドンナとします。ドバイ遠征後で万全ではなかった昨年の
宝塚記念で3着。休養明けだった昨秋の天皇賞でとても厳しい展開ながら2着まで粘ったように、万全ではない状態、不利な展開となりながらもそれなりに結果を残せているのは底力の証明。今回が万全ではなくとも、恥ずかしくない競馬はしてくれるでしょう。
○は格下ではありますが、順調に使われている強みに期待の
マイネオーチャード。今回は実績上位の人気馬たちがひと息入れての臨戦過程となっている馬が多く、前走の着順と実績を鵜呑みにできない状況にあります。そういった場合には決着のハードルが下がり、順調に使われている格下の馬にチャンスが生まれてくるのが競馬です。
マイネオーチャードの前々走
クリスマスCは直線で一気に突き抜けて完勝。PP指数も準オープンとしては優秀な-19をマークしました。前走の
AJCCはさすがに
クリスマスC激走の疲れも多少残っていたようで6着止まりでしたが、最後までしっかり伸びたあたりに順調な成長を感じ取ることが出来ました。今回は明確な逃げ馬不在でスローペースとなる可能性が高いだけに、牝馬で2kg減の斤量が生きてきそうです。
▲は一昨年の
京都記念の勝ち馬
トレイルブレイザー。一昨年の
京都記念では早め先頭から
ダークシャドウを完封する堂々としたレースでした。今回の
京都記念はじっくり末脚を生かしたい馬が多く、スローペースの公算が高いだけに、自分のペースでレースを運べる可能性が高いでしょう。
昨年は
七夕賞で2着となった以外のレースはすべて惨敗で今回は全く人気がありません。しかし、逃げ馬はバカにされている時ほど怖いものです。前走の
京都大賞典は勝ちに行った
ゴールドシップが失速したように、逃げ、先行馬にはとても厳しい流れとなってしまったもので、着順ほど内容は悪くありませんでした。また、スピード面の衰えも感じません。
ノーマークとなった逃げの実績馬の復活に期待します。