11R

天皇賞(春)

15:40発走 / 芝3200m (右 外 C) / 天候:晴 / 馬場:良
3回 京都 4日目 サラ系4歳以上 オープン       (国際)(指) 定量 18頭
本賞金:13200,5300,3300,2000,1320万円
  • Course コース詳細
  • IPAT連携

 望田潤の予想

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予想印
18デスペラード(5人気)
14キズナ(1人気)
7フェノーメノ(4人気)
8ゴールドシップ(2人気)
12ウインバリアシオン(3人気)
買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
単勝

18

1点 1000円

馬連

14

-

18

1点 3000円

馬連

7

-

18

1点 2000円

馬連

8

-

18

1点 2000円

馬連

12

-

18

1点 2000円

望田潤の見解

 二冠馬ネオユニヴァースは典型的な中距離馬で、皐月賞ではサクラプレジデントに競り勝ち、ダービーではゼンノロブロイをねじ伏せたが、菊はザッツザプレンティの捲りを追いかけたものの、あと200mで一杯になってリンカーンにも差されてしまった。

 翌年は始動戦の大阪杯を59キロで完勝、続く春天では2人気に支持されるも、イングランディーレの大逃げの前に10着に沈んだ。

 しかし息子のデスペラードは母から濃厚なスタミナを受けて晩成ステイヤーと化し、6歳春にようやく完成のときを迎え、先週も今週もうなっていると表現するしかない凄い追い切りをこなし、イングランディーレで逃げ切った天才騎手を背に、淀の長距離決戦に歩を進めてくる。

 父や母のコピーはつくれない、父や母を超えるためには、何か新たな強さを身につけて変化していかなければならない、サラブレッドの配合とはそういうものだ。

 だからネオユニヴァースにスタミナを入れすぎてクラシックの晴れ舞台とは無縁だったデスペラードが、雌伏3年のときを経て、父が苦手とした淀の長距離戦で、父がスタミナ切れを起こした残り200mで先頭に立ち、母から受けたおびただしい数のハイペリオンを最後の一滴まで振り絞り、ダービーや皐月賞で脚光を浴びてきた馬たちを撃破する、そんなことが時にはあってもいいだろう。

 マイネルキッツジャガーメイルが、ヒルノダムールビートブラックが、ついに勲章を手にする、そんなレースが一つぐらいはあってもいい。

 井内利彰の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
単勝

14

1点 6500円

3連単フォーメーション
1着

14

2着

7

8

9

12

18

相手

1

5

7

8

9

11

12

18

35通り 各100円

井内利彰の見解

 過去10年の天皇賞(春)で最多勝を挙げているのは、5勝の併用調教。私の「併用調教」の定義は坂路かトラックどちらかが、30%以上の割合で調教されているというもの。20%以上の場合は、坂路主体かトラック主体になりますが、5勝はすべて併用調教でした。坂路調教の要素もトラック調教の要素も同じくらい、重要なのが、最近の天皇賞(春)。これは優勝するために、非常に重要な要素だと思います。

 ◎キズナは水曜日にCコース、日曜日に坂路という追い切りパターンで、中3週4本の標準併用。調教適性から本レースに向いているということは言えます。また、1週前追い切りの時点で感じたのが、今回走る距離を理解しているかのような「落ち着き」。普段はやんちゃばかりして、関係者をハラハラさせますが、追い切りになると、本当にゆったりと走れるようになりました。だからといって、極端に遅い追い切り時計になるわけではなく、緩急のついた走りができています。2日時点で確認した馬体は研ぎ澄まされており、体も気持ちも、G1に向けて最高の状態になりました。

 ○デスペラード。本来なら、人気上位の別馬を評価すべきかも知れませんが、30日の最終追い切りを見た時点で「こんなにイイんだ」と感じた気持ちを素直に評価しました。30日は雨の降る中での追い切り。こんな日は馬体が良く見えること、毛艶が素晴らしく良く見えることはほとんどありません。しかし、双眼鏡越しでも分かった、はち切れそうな体と輝く毛艶。その馬体が、DコースP馬場で躍動している姿を見て、本当に唸ってしまいました。

 隣には安達昭夫調教師が一緒に追い切りを見守っていましたが、無言の中に自信が満ち溢れた表情。翌日に会話すると「前走の追い切りでは、少し息の入りが悪かったみたいですけど、今回はすぐに息が入ったみたい。いいですね」と笑顔。ちなみに昨年の同レースで惨敗していますが、今年は調教タイプが馬ナリ平均併用なので、昨年とは調教適性が違います。

 ☆ゴールドシップは本来、二番手に評価しなくてはいけない馬でしょう。1週前追い切りで猛烈なCコース6F時計を叩き出した時は、昨年(5着)とは違う雰囲気を感じました。もちろん、最終追い切りの動きも良かったと思います。ただ、坂路で追い切った場合、数字的には2F25秒を切るか否かを基準にしていました。30日の追い切りで、2F25秒を切った馬がいないのであれば、その設定はまた変わってきますが、切った馬がいる以上、やはり高い評価ができなかったというのが、正直なところです。

 △ウインバリアシオン岩田康誠騎手が跨った時の追い切りイメージが、鮮明に残っており、それと比較すると、あまり動いていないように思えてしまいます。もちろん、数字的にも、併せ馬の内容的にも、それは過小評価だと思いますが、今回の調教タイプで、2012年の同レースで3着だったという過去成績もこの評価にとどめた要因です。

 △タニノエポレットは人気や実績を考えれば、かなり高く評価しました。その理由は「標準多め併用で併せ先着」。これはフルゲートの天皇賞(春)における激走パターンの調教。中2週だけに、オーバーワークの懸念もありますが、それに耐えることができていれば。△フェノーメノは昨年優勝時とほぼ変わらない仕上げだと思います。ここまでが、3連単フォーメーションの2着。

 △アスカクリチャンタニノエポレットと同じ標準多め併用で併せ先着。しかも、須貝尚介厩舎の勝負調教に該当。ただ、本馬の好走時の追い切り内容とは違うだけに評価を3着までにとどめました。逆に△レッドカドーは昨年とほぼ同じ、むしろ、時計だけなら今年の方が速く評価できますが、やはり3着まで。あとは追い切りの動きが目立った△ラストインパクト

1.アスカクリチャン
今回:標準多め併用
前回:標準併用

2.アドマイヤフライト
今回:標準多め坂路
前回:標準多め坂路

3.サトノノブレス
今回:標準併用
前回:標準併用

4.サイレントメロディ
今回:馬ナリ平均トラック
前回:標準トラック

5.レッドカドー
今回:軽目トラック
前回:外国

6.ホッコーブレーヴ
今回:標準多め併用
前回:標準併用

7.フェノーメノ
今回:乗込トラック
前回:標準トラック主体

8.ゴールドシップ
今回:標準多め坂路
前回:標準多め坂路

9.タニノエポレット
今回:標準多め併用
前回:標準坂路

10.フェイムゲーム
今回:標準併用
前回:標準併用

11.ラストインパクト
今回:標準多めトラック主体
前回:標準トラック主体

12.ウインバリアシオン
今回:標準多め坂路主体
前回:標準坂路主体

13.オーシャンブルー
今回:標準多め坂路主体
前回:標準少め併用

14.キズナ
今回:標準併用
前回:標準坂路

15.アドマイヤラクティ
今回:標準多め併用
前回:標準併用

16.ジャガーメイル
今回:標準トラック
前回:標準トラック

17.ヒットザターゲット
今回:標準多め坂路
前回:標準多め坂路

18.デスペラード
今回:馬ナリ平均併用
前回:馬ナリ平均併用

 山崎エリカの予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬連

3

-

14

1点 4000円

馬連

3

-

7

1点 2000円

馬連

3

-

12

1点 1500円

馬連

3

-

8

1点 1500円

馬連

3

-

18

1点 500円

馬連

2

-

3

1点 500円

山崎エリカの見解

 今年の天皇賞(春)キズナウインバリアシオンゴールドシップフェノーメノの4強による争いと言われています。しかし、4強のうちの3頭は前哨戦で自己ベストか自己ベストタイのPP指数をマークしており、疲労残りで思わぬ凡退をする可能性を否定できません。

 また、現在の京都芝は高速馬場です。基本は前で立ち回れる馬、内枠の馬が有利な馬場です。ジョッキーもそれは重々承知していることなので結果的にオーバーペースとなり、追い込みが届く結果となっているレースも目につきますが、距離が長いレースでは中盤にちょっとペースが緩んだ場合には、逃げ馬が残って穴メーカーとなっています。

 外人騎手は基本折り合い重視の騎乗、キズナは追い込み馬。やはり穴は前でレースを進めて、スタミナと瞬発力を兼備している馬ということになりそうです。

 そこで今回、穴馬として◎に推したいのはサトノノブレスです。この馬は昨年の菊花賞2着馬で、スタミナには自信がある馬です。今回は内枠を引いたことで前で立ち回ることになるでしょう。後続馬が牽制しあう、もしくは疲労で動けない展開になれば前で粘り込む可能性は十分あると見ます。

 ○は昨年のダービー馬キズナ。フランス遠征では重い馬場もこなし、スタミナ面の不安点は少ない馬です。大阪杯から順当に上積みを見せれば当然、勝利という結果になる可能性が一番高い馬と言えるでしょう。ただ、休養明けの一戦を快勝した馬にはどうしても反動が出てしまうリスクがつきまといます。能力は認めても対抗評価といったあたりが無難とみます。

 ▲は昨年の天皇賞(春)の勝ち馬フェノーメノ。4強のなかでは前哨戦をあくまで叩き台と割り切って使った馬はこの馬のみです。前走からの体調面の上積みが4強のなかでは一番大きいと期待できます。問題はひと叩きの効果で昨年のデキまで上昇しきれるか(?)ということでしょう。

 古澤秀和の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
単勝

8

1点 10000円

古澤秀和の見解

【パドック速報対象レース】
当レースはパドック速報対象レースです。レース発走20分前に最終結論(印・買い目・見解)を公開します。パドックの気配で前予想と最終結論が変わる可能性がありますので、予めご了承ください。

3番:キッチリ仕上がる。展開有利。
7番:思ったよりデキている。
8番:万全の状態。勝てそう。
11番:デキの良さ目立つ。
14番:マズマズのデキ。脚質微妙。

ラップ理論を駆使 丹下日出夫の予想

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丹下日出夫

予想印
14キズナ(1人気)
12ウインバリアシオン(3人気)
8ゴールドシップ(2人気)
7フェノーメノ(4人気)
5レッドカドー(9人気)
10フェイムゲーム(11人気)
18デスペラード(5人気)
買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

14

相手

5

7

8

10

12

18

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

14

2着

12

相手

5

7

8

10

18

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

14

2着

8

相手

5

7

10

12

18

30通り 各100円

丹下日出夫の見解

【4歳春のディープにウリ二つ】明けて4歳、キズナの春。天皇賞・春を圧巻のレコードで駆け抜けた、父ディープインパクトの域に近づきつつある。ひも解けば、3歳春の毎日杯を契機に、一気にダービーへと駆け上った上昇曲線も急だったが、フランスへと渡り、タフなロンシャンの2400mを1・4着。凱旋門賞でも見せ場を作り、世界も近いことを印象付けた。帰国初戦の大阪杯では、ダービー時478キロだった馬体が、498キロに増量。スローも委細構わず、レースの上りが36秒3に対し自身のソレは33秒9。もう一段高見の世界レベルへ、変貌の在り処も確信できた。3000m超えの重賞にディープインパクト産駒の勝ち鞍がない云々も言われているようだが、昨年の天皇賞3着馬トーセンラーとは、マイルの切れならともかく、厚みや造り-中長距離ベースのパワーは一線を画す。大阪杯では、パドックや本馬場でミョーにしりっぱねグセを見せていもいたが、若き頃のディープの、ロデオのような姿までウリ二つになった?(笑)。それでいて、ゲートインすると集中力が増し、折り合いもピタリ。大阪杯と違って、今度はジワリと4角進出。淀の盾を知り尽くした武豊だけに、ライバルたちを射程圏に入れるのも今度は早い。

キズナの台頭を封じ込めるとすれば、あのオルフェーヴルとダービーでマッチアップを演じたウインバリアシオン。重度の脚部不安で1年5か月もの長期休養を余儀なくされたが、日経賞のラスト4Fのレースラップは11秒9-11秒7-11秒1-11秒9(3Fは34秒7)。4F連続の11秒台の数値は長距離戦では不可欠の底力を示すものだが、今季の中山の馬場で、ラスト2F目・11秒1という瞬発力も出色。あのダービー以来、生涯二度目のピークをもって、剛腕シュタルケを背にG1にチャレンジ。

ゴールドシップも、阪神大賞典で完全復活。高速決着にまだ課題を残すのは確かだが、多少のリキみはあるものの、自然に前へ前へとリズムに乗り、後続を0秒6差に封じ込めている。ちなみに昨年の阪神大賞典の上がりは36秒8に対し、今年のソレは34秒5。本年の勢いとラップ形態も、前年とはかなり異なる。元より3000mの京都・菊花賞を、オルフェーヴルに0秒1差遅れの3分2秒9で走破。フラットコースが苦手なワケはない。

昨年の覇者フェノーメノにも勝ち負けの権利。日経賞は負荷の軽いPコース仕上げで中身が伴っていなかったが、この中間はWコースで存分に負荷をかけられた。準備万端だった前年ほどの信頼度はともかく、490キロ台に戻して来れば盾連覇も十分。フェイムゲームは、ダイヤモンドSを、レコードに0秒8差の3分30秒2で走破。良質ステイヤーの資質を示してみせたが、いかんせん58キロの経験値が不足。横山典が手塩にかけ育んできたデスぺラードも、4頭もの強豪が顔を揃えた今回は、京都記念のように、さすがに上手くはいかないかもしれない。

至高の頭脳 須田鷹雄の予想

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須田鷹雄

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
3連複軸2頭流し
軸1

2

軸2

14

相手

3

7

8

12

15

5通り 各600円

3連単フォーメーション
1着

14

2着

2

12

相手

2

3

7

8

12

15

10通り 各700円

須田鷹雄の見解

 前売りを見ると◎キズナにかぶりすぎていて閉口するが、3連単は3強の一角が崩れるだけで、安くても30倍はある。ここは単勝オッズを見ずに、連勝系のみを買う前提でキズナ本命でいく。最近の天皇賞春は大阪杯日経賞阪神大賞典という傾向になっているし、いまの京都の馬場に3強で一番フィットするのはキズナだろう。

 ○ウインバリアシオンは中京と中山を走ってきたあとの京都戦で一抹の不安が残るし、△ゴールドシップは古馬になってからやらかした2戦がともに京都。消去法の発想から言ってもキズナになる。

 なにかがあるとすれば、前から競馬をした馬が残るパターン。そのためにも内枠で先行に含みの残る馬でなにか穴候補を見つけたい。それが▲アドマイヤフライトウインバリアシオンとは逆の発想で、中山戦をノーカウントとすれば買える馬だ。買い目はシルシ順と矛盾するが、◎からの3連単に加えて◎▲流しの3連複で。

徹底データ分析 コンピューター予想の予想

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コンピューター予想

予想印
5レッドカドー(9人気)
8ゴールドシップ(2人気)
12ウインバリアシオン(3人気)
16ジャガーメイル(17人気)
買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単BOX

5

8

12

16

12通り 各400円

3連単BOX

5

8

12

16

24通り 各200円

コンピューター予想の見解

各馬の上昇度・脚質・騎手・調教師・血統データを「先週最も儲かった」設定で解析。導き出された4頭の馬単・3連単ボックスで勝負!

なお、プレミアムサービス(※)にご登録されますと、中央競馬全レースで、上昇度・脚質・騎手・調教師・血統の項目を自由にカスタマイズして予想することができます。各レース情報ページの予想タブから「CP予想」にお進みいただき、ご利用ください。

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高配当もズバリ! netkeiba関西本紙の予想

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netkeiba関西本紙

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

14

相手

3

7

8

12

15

18

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

14

2着

8

相手

3

7

12

15

18

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

14

2着

7

相手

3

8

12

15

18

30通り 各100円

netkeiba関西本紙の見解

【小波乱】キズナが本命。休み明けの前走・大阪杯は、スローの流れを最後方から鮮やかに差し切った。折り合い面で距離延長も問題なく、状態にも不安はない。昨年のダービー以来となるGI2勝目を挙げる。ゴールドシップの前走は阪神大賞典を快勝し、GI4勝馬の貫禄を示した。京都の高速馬場を克服できれば。フェノーメノの前走は5着だが宝塚記念(4着)以来の久々で悲観することはない。昨年のこのレースの勝ち馬で、叩き2走目で本領を発揮する。ウインバリアシオンオルフェーヴルと同世代だが、前走の日経賞を制して健在ぶりを証明した。GI2着3回はいずれもオルフェの後塵を拝しており、宿敵がいない今回は悲願達成なるか。アドマイヤラクティサトノノブレスデスペラードを押さえる。

 栗山求の予想

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予想印
14キズナ(1人気)
8ゴールドシップ(2人気)
12ウインバリアシオン(3人気)
7フェノーメノ(4人気)
18デスペラード(5人気)
買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
3連単1着流し
1着

14

相手

7

8

12

18

12通り 各800円

3連単1着流し
1着

14

相手

8

12

2通り 各200円

栗山求の見解

 ◎キズナは「ディープインパクト×ストームキャット」。これはアユサン(桜花賞)、ヒラボクディープ(青葉賞)、ラキシス(エリザベス女王杯?2着)と同じ組み合わせのニックス。ファレノプシス(桜花賞秋華賞エリザベス女王杯)の半弟にあたり、従兄弟に名馬ビワハヤヒデナリタブライアンを持つ良血だ。3代母フィジーに重厚なヨーロッパ血統が入り、これが中長距離におけるスタミナ、底力、そし成長力の担保となっている。

 休み明けの大阪杯はダービーから20kg増の馬体重で、全身に筋肉が付いて見違えるように逞しくなった。父ディープインパクトは8年前の当レースで3分13秒4という驚異的な日本レコードで駆け抜け、その記録はいまだに破られていない。天皇賞・春菊花賞阪神大賞典と、3000m以上では3戦全勝だった。従兄弟のビワハヤヒデナリタブライアンは、2頭合わせて芝3000m以上の重賞に6回出走し、[5-1-0-0]というほぼパーフェクトな成績。距離延長でへこたれる血ではなく、むしろ強さが増す可能性すらある。極端な前残り馬場となっている現在の京都芝で、武豊騎手が後方待機の直線一気を試みる可能性は限りなく低い。

 8年前のディープインパクトは、3コーナーの坂の上りから外をまくり、4コーナー手前で早くも先頭に立ち、最後の直線ではラチ沿いを独走した。おそらく同様の作戦を採るだろう。コーナーの機動力ではまだ父の域に達していないが、勝負どころの反応は3歳時に比べて格段に良化している。最後の直線で競り合いになれば決め手の鋭さで上回る。

 奥田隆一郎の予想

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予想印
3サトノノブレス(6人気)
7フェノーメノ(4人気)
14キズナ(1人気)
5レッドカドー(9人気)
8ゴールドシップ(2人気)
12ウインバリアシオン(3人気)
18デスペラード(5人気)
買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
3連単フォーメーション
1着

3

7

14

2着

3

5

7

8

12

14

18

相手

3

5

7

8

12

14

18

90通り 各100円

奥田隆一郎の見解

 本命馬の見解:◎サトノノブレスは、同じ京都で1ハロン違いとなる長距離GIの菊花賞を連対。京都芝3000mは直結コースとなるため、この激走を評価できる。また、前々走で直結コース京都芝2400mの日経新春杯(G2)を制し、京都外回りコースの重賞で好成績をあげている。前走の阪神大賞典(G2)は出遅れが響いて4着までだが、阪神よりも京都の方が向いているため、コース替わりとスタートを決めることで、変わり身を警戒する。

 穴馬の見解:○フェノーメノは、昨春に直結コース中山芝2500mの日経賞(G2)を制した後に天皇賞春(G1)を勝利、コース適性の高さは言うまでもないだろう。前走は長期休養明けで調整が難しかったため、凡走は仕方ない。前走を叩いた上積みが見込めるため、巻き返しを警戒する。今回の1から3人気馬は後方から追い込む脚質のため、好位で競馬を出来ることは○フェノーメノの強みとなる。

最速予想 netkeiba編集部の予想

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netkeibaデスク

予想印
14キズナ(1人気)
8ゴールドシップ(2人気)
12ウインバリアシオン(3人気)
7フェノーメノ(4人気)
5レッドカドー(9人気)
18デスペラード(5人気)

netkeiba編集部の見解

 長距離路線の価値低下にともなって、伝統の春の大一番も存在意義が疑問視される事が増えました。今年は菊花賞馬のエピファネイアが海外遠征のため不在で、ダービー馬キズナグランプリ2勝のゴールドシップという対決の図式になりそうです。

 キズナは昨年のダービー馬。凱旋門賞挑戦のため昨秋は国内を留守にしましたが、復帰戦となった大阪杯を完勝して、さらに強くなった姿を見せつけました。3000m級のレースは初めてとなりますが、もともとエンジンの掛かりの遅さがある馬で、距離の延長はむしろ歓迎でしょう。京都外回りの切れ味勝負は一番得意とする舞台でもあり、中心はこの馬以外に考えられません。

 ゴールドシップは一時期スランプに陥っていましたが、阪神大賞典で復活の足がかりを掴んだ印象です。今回はメンバーが強化されますし、高速馬場の京都も苦手にしている条件ですが、リズムを取り戻した今ならば昨年の雪辱は充分に可能と見ます。長距離戦に強いウィリアムズ騎手の騎乗も魅力です。週末は雨の予報もあり、馬場が渋るようならばさらに有力。

 ウインバリアシオンは長期休養から完全に立ち直りました。オルフェーヴルと同世代のライバルで、オルフェーヴルが引退した今年はこの馬が主役に躍り出るチャンスです。ネックは岩田騎手が騎乗停止になったことで、大一番直前での乗り替わりは減点材料になります。フェノーメノは昨年のこのレースの勝ち馬。前走の日経賞は5着に終わり、故障からの復調に手間取っている印象。実力は認めても一枚割り引いて考えざるをえない現状です。

 レッドカドーは昨年の3着馬。このレースへの挑戦は二年連続で、慣れを見込める今回は昨年以上の成績が期待できます。デスペラードはメンバーが揃っていた京都記念を快勝。6歳ですがここに来て完成の域に達した印象があります。バンデは月曜時点では除外対象ですが、スタミナには絶対の自信を持つ逃げ馬で、出走が叶えば展開面の鍵をにぎる存在になります。

アグレッシブ予想 藤村和彦の予想

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藤村和彦

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

18

相手

6

7

8

12

14

15

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

18

2着

14

相手

6

7

8

12

15

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

18

2着

12

相手

6

7

8

14

15

30通り 各100円

藤村和彦の見解

【小波乱】デスぺラードは体質が強化して集中力もアップ。スピードとスタミナのバランスがよく大仕事ができる域に入った。キズナは自分の型を持つ。下り坂をうまくクリアすれば怖い。地力をつけたウインバリアシオンにも注目。

 小原靖博の予想

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予想印
14キズナ(1人気)
12ウインバリアシオン(3人気)
8ゴールドシップ(2人気)
3サトノノブレス(6人気)
7フェノーメノ(4人気)
11ラストインパクト(7人気)
18デスペラード(5人気)
買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬連流し

14

相手

3

7

8

11

12

18

6通り 各500円

3連単1着流し
1着

14

相手

3

7

8

11

12

18

30通り 各100円

3連単2着流し
2着

14

相手

3

7

8

11

12

18

30通り 各100円

小原靖博の見解

復帰戦の大阪杯を快勝したキズナ。3200mは初経験だが、極端に掛からなければこなせるはず。今の京都の綺麗な馬場は切れ味が身上のこの馬にとってはピッタリ。仕掛けるタイミングひとつ。

日経賞が強い内容だったウインバリアシオン阪神大賞典で力の違いを見せつけたゴールドシップ、ひと叩きした上積みが大きいフェノーメノも争覇圏。押さえにサトノノブレスラストインパクトデスペラード

 森山大地の予想

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予想印
14キズナ(1人気)
12ウインバリアシオン(3人気)
18デスペラード(5人気)
8ゴールドシップ(2人気)
11ラストインパクト(7人気)
買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流し
1着

14

相手

8

11

12

18

4通り 各1000円

3連複軸1頭流し

14

相手

8

11

12

18

6通り 各1000円

森山大地の見解

 前開催の中山と阪神は適度に時計がかかり、レベルに応じた走破時計を計時していたことからも適切な馬場といえた。

 そして、先週から行われている東京も高速というほどではなく平均的で内外の差が少ないフラットな馬場状態。

 ところが、ご存じのとおり京都はレコード連発、とんでもなく上がりの速い超高速馬場。これがどう天皇賞に影響するのかが大きなポイント。

 キズナウインバリアシオンゴールドシップの3強の中で、もっとも高速馬場に適さないのはゴールドシップだろう。

 この3強を近5走、もっとも速かった上がり3Fで比べてみると、キズナ・33秒5、ウインバリアシオン・33秒5、ゴールドシップ・34秒5となり、瞬発力勝負で分が悪いことは明らか。

 実際、消耗戦となった皐月賞宝塚記念を勝利しているように、適度の上がりのかかる流れがベスト。

 その点でキズナウインバリアシオンは瞬発力勝負でこそのタイプ。

 伏兵陣では逃げる可能性のあるデスペラードと高速馬場に強いラストインパクトに注意したい。

“絶対数感”の持ち主 大石川大二郎の予想

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大石川大二郎

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

8

相手

2

3

6

7

12

14

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

8

2着

7

相手

2

3

6

12

14

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

8

2着

14

相手

2

3

6

7

12

30通り 各100円

大石川大二郎の見解

さすがに人気上位4頭の指数は抜けている。最高値とコース指数ならゴールドシップ。距離指数ならフェノーメノ。前走最高値はキズナ。すべての指数が高いウインバリアシオン。重い印はこの4頭で仕方ないだろう。そして本命◎はコース値の高いゴールドシップにした。以下△には日経新春杯のワンツー組が筆頭。さらにその下はどれも一長一短。

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