※月曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。
一昨年から夏開催に移動しましたが、施行距離も1800から2000へ、コースも外回りから内回りへと、施行条件も大幅に変わりました。基本的には、
新潟大賞典から
エプソムカップへと連なる裏街道に位置するG3重賞ですが、ここを
ステップにG1路線へのカム
バックを目論む実績馬の出走もあったりして、年によるメンバーレベルの上下差が激しいレースとなっています。
カレンミロティックにとって重賞初制覇となった昨冬の
金鯱賞が開幕週。また、ちょうど1年前のこの週の阪神でも準オープンを勝ち上がっている「開幕週巧者」です。
パワー馬場となった
中山記念では大敗しましたが、近走は
有馬記念を含めて良馬場ならば安定した走りを見せています。開幕週の阪神で他に逃げ候補も見当たらず、すんなりと自分の形に持ち込めそう。この馬本来のしぶとさを存分に発揮できるでしょう。
エアソミュールは去年のこのレースの4着馬。オープン特別はすでに4勝もしていますが、重賞では人気を裏切る結果が続いています。間隔を詰めて使うよりもゆったりしたローテーションで臨んだ時のほうが好走確率が高いという傾向が出ており、今走は3ヶ月ぶり。ちょうど走り頃と言えます。
トーセンジョーダンは天皇賞秋を始め、G1レースで再三好走経験があるビッグネームです。きっちり仕上がったらこのメンバーで負けるほうが難しい、というクラスの馬ですが、今回は
有馬記念以来半年ぶりの一戦になります。典型的な叩き良化型で、目標はもちろん次の
宝塚記念でしょうから、今回は評価を下げたほうが無難です。
サクラアルディートは
ディープインパクト産駒としては力強いタイプで、前走の
新潟大賞典は上がりの切れ味で劣ったという形です。立ち回りが上手な馬ですし、阪神の内回りは悪くないはず。
アドマイヤタイシはG3での2着が5回もあるようにどのコースでも安定していますが、最も得意にしているのがこの小回り2000で、今走は一変が期待できます。
トウカイパラダイスはあとワンパンチが足りないものの、
大阪杯では
キズナと
エピファネイアの間に割って入る健闘を見せました。上がりが掛かるようならここも馬券圏内に入ってきそう。
トゥザグローリーはかつて天皇賞でも1番人気に支持されたほどの実力馬ですが、長期スランプに落ち込んで出口の見えない状況です。
鳴尾記念は2年前に快勝した縁起のいいレースでもあり、なんとか復活の足がかりをつかみたいところです。