【お薦め度C】

8番　ホクセツキングオー
1年5ヶ月振りの休養を挟んで2走。着差を1.1→0.6秒と詰めて良化を示しています。今回は更に良化が見込める叩き3走目ですし、千二の距離実績が1-0-0-5に対して千四のそれが3-5-1-9であることからも待望の距離延長と言えます。人気的に全くの人気薄とは言えないので、アタマでの狙いとなります。

◎(お薦め度C)1000円・(お薦め度B)3000円・(お薦め度A)10000円を資金として、明快かつ儲ける競馬にこだわります。

　近2年の大阪スポーツ杯の1着から3着馬の調教タイプは、

　2012年
　馬ナリ平均坂路／標準坂路主体／急仕上げ坂路

　2013年
　標準坂路／標準多め坂路／乗込併用

　すべて4番人気以内での決着。そして1着馬は標準追い切り本数の坂路調教。極端に運動量は必要なく、坂路調教さえ行っていれば、十分に勝ち負けできるレースと判断できます。

　◎ダノンレジェンドの調教タイプは標準少め坂路。追い切り本数が少ない休み明けですが、過去に中4週の阪神ダート1400m(1000万下)を急仕上げトラックで1着になった実績があり、追い切り本数が必要なタイプではないことを証明しています。

　なにより、自己ベストを1.3秒更新する、栗東坂路4F52.4秒を馬なりでマークしており、この時計が村山明厩舎の勝負調教に該当。また、その追い切りはラスト1Fが最速になる、きれいな加速ラップ追い切りなので、3走前にメンバー最速上がりを使ったことを考えると、楽勝できる調教内容だといってよいでしょう。

1.オメガセニョリーナ
今回：標準坂路
前回：急仕上げ坂路

2.タガノミューチャン
今回：標準坂路
前回：馬ナリ平均坂路

3.グレイスフルリープ
今回：標準坂路
前回：乗込坂路

4.フルヒロボーイ
今回：標準多め坂路
前回：標準坂路

5.キョウエイバサラ
今回：連闘
前回：標準少め坂路主体

6.モエレジュンキン
今回：標準坂路
前回：一杯平均坂路

7.ヤマノサファイア
今回：急仕上げトラック
前回：馬ナリ平均トラック

8.ホクセツキングオー
今回：馬ナリ平均坂路
前回：標準少め坂路

9.ダノンレジェンド
今回：標準少め坂路
前回：乗込坂路主体

10.エルカミーノレアル
今回：標準坂路
前回：標準坂路

11.コウユーサムライ
今回：馬ナリ平均坂路
前回：乗込坂路

12.ドリームコンサート
今回：標準併用
前回：標準坂路

【スタート一気で決める】グレイスフルリープの力量上位。準OPで足踏みをした時期もあったが、播磨Sを1分23秒9で逃げ切り、1800ダートのGIII・アンタレスSもきわどい4着。安芸Sでバトンタッチした小牧も、2・3番手追走から2着したことで、多少砂をかぶってもヨシと、さらに手応え。少し間隔はあいたが、坂路で乗り込みは丹念。行くぞと腹をくくれば、レースに迷いも少なくなる。

オメガセニョリーナも、使い減りのする馬だけに、リフレッシュ期間を設けたのは好感。脚抜きのいい馬場とはいえ、夏至Sの1400m通過タイムは1分22秒4。時計勝負にも自信を得た。

枠順が鍵になるが、ダノンレジェンドは、なにわSを1分11秒3と突き抜けた。

タガノミューチャンの香蘭峡・1分23秒4を、福永で惑星に一考。

コウユーサムライは、上越S3着で脚質転換に成功。

キョウエイバサラは連闘で度々穴を出してきた。

各馬の上昇度・脚質・騎手・調教師・血統データを「先週最も儲かった」設定で解析。導き出された4頭の馬単・3連単ボックスで勝負！

なお、プレミアムサービス(※)にご登録されますと、中央競馬全レースで、上昇度・脚質・騎手・調教師・血統の項目を自由にカスタマイズして予想することができます。各レース情報ページの予想タブから「CP予想」にお進みいただき、ご利用ください。

※netkeiba.comのスマートフォン版・競馬総合チャンネルでは、プレミアムコースにご登録されますとご利用頂けます。

【小波乱】グレイスフルリープは3走前にGIIIで勝ち馬と同タイムの4着。久々になるが、このクラスなら地力上位だ。フルヒロボーイの前走は久々で伸びを欠いた。休養前の実績から、叩いて変わり身に注意。ホクセツキングオーは準オープンで2着2回。長休明け3走目で本領発揮か。ダノンレジェンドは砂を被らずに行ければ。オメガセニョリーナ、ドリームコンサートを押さえる。

　◎ダノンレジェンドは｢マッチョウノ×ストームキャット｣という組み合わせの外国産馬。父マッチョウノはブリーダーズCジュヴェナイル(米G1)の覇者で、オーサムアゲイン(ブリーダーズCクラシック)の半弟という良血を活かし、種牡馬としても成功している。本馬はホーリーブル≒リローンチ2×4という鮮やかな相似な血のクロスを持っている。まだキャリアも浅いので伸びしろは大きく、準OPでくすぶる馬ではないだろう。

　阪神ダートでは[2-1-0-0]と連を外しておらず、3走前のなにわS(ダ1200m)では5馬身差の圧勝劇を演じた。血統的には1200mより1400mのほうが合っていると思われるので、今回の条件はこの馬にとって最良の舞台といえそうだ。前出のなにわSは13頭立ての11番枠、その前の1000万条件を勝ったときは16頭立ての15番枠と、外枠からすんなり先行することが好走パターン。今回は12頭立ての9番枠なので揉まれずに好位をキープできそうだ。力を出し切れば勝ち負けに持ち込める。

【小波乱】グレイスフルリープは先行力があり地力上位。レース巧者のオメガセニョリーナはダート戦では崩れていない。ホクセツキングオーはスムーズな競馬で浮上する。

　ホクセツキングオーの前走は直線で前が壁になって少し追い出しを待たされるロスがあったことを考えると悪くない内容。長期休養明けを使いつつ着実に調子を上げているし、1ハロン延長も好材料。スムーズに運べれば上位争い可能。

　相手は、休み明けでも実力ナンバーワンのグレイスフルリープ、リフレッシュしていい状態に仕上がったダノンレジェンドが有力だが、オメガセニョリーナ、フルヒロボーイ、コウユーサムライ、ドリームコンサートにも要注意。

マイペースの逃げが打てる公算が大の3グレイスフルリープで頭は不動!3走前の重賞戦で超ハイペースの中を唯一、先行勢で4着と好走した内容は特筆もの。阪神3勝、2着3回と絶好の舞台でV奪取!相手は同じく阪神巧者9ダノンレジェント。モマれ弱い面はあるが頭数も手頃なら鉄砲駆けか。この両者に迫るのは2連勝と勢いに乗る1オメガセニョリーナ。決め手を引き出せれば面白い。