11R

関屋記念

15:45発走 / 芝1600m (左 外 A) / 天候:晴 / 馬場:良
2回 新潟 6日目 サラ系3歳以上 オープン       (国際)(特指) 別定 12頭
本賞金:3800,1500,950,570,380万円
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 井内利彰の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
単勝

8

1点 1000円

馬連流し

8

相手

1

5

6

3通り 各400円

馬連流し

8

相手

2

11

12

3通り 各200円

ワイド流し

8

相手

1

5

6

3通り 各600円

3連複フォーメーション
1着

8

2着

1

5

6

相手

1

2

5

6

8

11

12

12通り 各200円
3連単1着流し
1着

8

相手

1

2

5

6

11

12

30通り 各100円

井内利彰の見解

 まずは関屋記念の過去5年の優勝馬とその最終追い切り場所を列記しましょう。

2010年 レッツゴーキリシマ/美浦坂路(4F49.4秒)
2011年 レインボーペガサス/栗東坂路(4F50.9秒)
2012年 ドナウブルー/栗東坂路(4F54.0秒)
2013年 レッドスパーダ/美浦坂路(4F51.6秒)
2014年 クラレント/栗東坂路(4F53.0秒)

 すべて「坂路」で最終追い切りを行った馬が優勝しています。まずはこれを重視して、場所の後ろに明記した「4F時計」に関しては、6番人気レッツゴーキリシマや4番人気レインボーペガサスの人気薄が好走した「数字が速ければ速いほど適性が高い」と判断したいと思います。

 栗東坂路で最終追い切りを行った馬の中では、最も速い4F52.0秒をマークした◎アルバタックスレインボーペガサスと比較すると、1.1秒遅い時計ではありますが、強調できるのは、ラスト1Fが最速になるラップが踏めた点。これは厩舎の先輩、ドナウブルーと同じラップの踏み方ですし、1F12.4秒というのは、石坂正厩舎の勝負調教。前走時の状態も良かったと思いますが、今回の方が追い切り内容が目に見えて良くなっています。

 ○サトノギャラントは4F時計こそ遅いものの、ラスト1Fが最も速くなるラップ。これは厩舎の先輩レッドスパーダと同じラップの踏み方なので、ここは評価すべき。また、近2年の優勝馬が追い切り本数の多い調教タイプでしたが、今年の出走馬では該当馬が○しかいません。その点は評価すべきでしょう。

 ▲アルマディヴァンは前走時と同じ美浦坂路でラスト1Fが最速になるラップを踏めています。地味な時計ではありますが、8月9日に2F24.2秒と速い時計を出していますし、追い切り全体でみれば、中2週で十分な負荷をかけていると思います。

 ☆カフェブリリアントは休み明けですが、中間に併せ馬が1本もないように、仕上がりに関しては全く問題ないのでしょう。これが堀宣行厩舎の勝負調教に該当しましたし、それで同じような休み明けの阪神牝馬Sを制していますから、当然高い評価をすべきです。

 △エールブリーズは使い込まれてこそいますが、今回がベストではないかと思えるくらいの素軽い動きで、4F時計も速いので評価。△エキストラエンドは最終追い切りをCWで行った昨年とパターンを変えて参戦。これは評価できます。△レッドアリオンはちょっと評価の難しいところですが、客観的な追い切り内容の見方をすれば、印を打たないわけにはいきません。

 山崎エリカの予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
複勝

2

1点 5000円

馬連流し

2

相手

1

11

12

3通り 各1000円

馬連流し

2

相手

3

5

6

7

4通り 各500円

山崎エリカの見解

 サマーマイルシリーズ第2戦の関屋記念関屋記念は同年の天皇賞(秋)を制した一昨年のこのレース2着馬ジャスタウェイや、同年のマイルCSを制した昨年のこのレース2着馬ダノンシャークのように後のG1へと繋がることも少なくないレースです。しかし、今年は、いかにも中京記念の再戦ムードというメンバー構成になりました。前走G1組もそれなりの人気ですが、春のG1を大目標にした後の休養明けの一戦となれば、当然、割引が必要でしょう。

 また、このレースというのは、前走で時計の掛かる馬場の福島や中京で先行した馬(厳しい流れを経験した馬)が、穴を開けるが定番のレースでした。その理由として、(1)前走であまり息を入れられない競馬を経験したことで、今回でスタミナが強化されること、(2)関屋記念は新潟の高速馬場のマイル戦で、まず、スローの上がり勝負で基本的には前が有利となりやすいこと。

 しかし、今年の中京記念は、2歳未勝利戦でレコードタイムが出たことや、歴代で一番速い1分33秒4の決着からもわかるように、時計が掛かるどころかなかなかの高速馬場でした。前記の意味合いでは、中京記念組の先行馬を例年のパターンどおり過信するのは、危険とも言えなくありません。

 しかしながら、新潟の芝コースは中京よりももっと高速馬場だけに、中京よりも前が残りやすい馬場状態であることは確か。となればやはり中京記念の逃げ先行タイプはやはり関屋記念の穴メーカーになりそうな気配はあると言えるでしょう。近走の成績が今ひとつの実績馬が多いメンバー構成だけに展開ひとつで大波乱までありうる、今年の関屋記念です。

 よって、◎には前走の関屋記念で4着のエールブリーズを推します。この馬は芝1400m戦を使われることが多く、勝ち鞍のすべては芝1400mという馬です。ところが前走の中京記念では4コーナー手前から先頭に立って、そのまま最後まで粘り込んで粘りました。あのレースぶりは、スタミナ面に不安を抱えている馬ならば大失速していてもおかしくないレース内容でした。

 おそらく現在のエールブリーズは、もっと長い距離のほうに適性がずれてきているのではないでしょうか。前走の中京記念で人気薄で勝利したスマートオリオンと似たような状況なのでしょう。

 また、今回の関屋記念は見事に差し、追い込み馬ばかりのメンバー構成となりました。エールブリーズは前々での競馬が出来る馬だけに、乗り方ひとつで展開利を味方にすることが出来そうです。

 ○はマイルの重賞戦線で安定した力を発揮し続けているエキストラエンド。この馬は、今回のメンバーでは能力上位と評価できる馬です。今回の出走メンバーは行きたい馬がおらず、有利となるのは逃げ、先行タイプか、強烈な末脚を持っているタイプとなりそうです。重賞競走で出走馬最速の上がりタイムを何度かマークしているように、決め手はある馬なのでチャンスはあるでしょう。

 ▲は前々走の谷川岳Sでは上がり31秒台の脚を使って追い込み勝ちを決めたように、末脚には自信を持っているサトノギャラント。常に展開次第のところがある馬なので信頼性には乏しく、決して強い馬とは評価できません。しかし、今回は決め手だけを問われる展開になる可能性は高く、そうなればこの馬の末脚を無視するわけにはいかないでしょう。

 古澤秀和の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
単勝

9

1点 2000円

複勝

7

1点 3000円

複勝

9

1点 5000円

古澤秀和の見解

【パドック速報対象レース】
当レースはパドック速報対象レースです。レース発走20分前に最終結論(印・買い目・見解)を公開します。パドックの気配で前予想と最終結論が変わる可能性がありますので、予めご了承ください。

5番:デキ良い。
7番:休み明けも仕上がる。
9番:馬体は見劣らない。

好配当連発 netkeiba関東本紙の予想

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netkeiba関東本紙

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

5

相手

1

3

4

7

11

12

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

5

2着

3

相手

1

4

7

11

12

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

5

2着

12

相手

1

3

4

7

11

30通り 各100円

netkeiba関東本紙の見解

【上位拮抗】カフェブリリアントは久々も乗り込み順調で好仕上がり。充実顕著で新潟相性も良く重賞2勝目を期待。スマートオリオンは初マイルの前走で重賞V。今はこの距離が合っており好調キープで連勝も。レッドアリオンも力量十分で動きも良く改めて。エキストラエンドも活気あり上位の候補。シャイニープリンスも立て直されておりマジェスティハーツサトノギャラントなどにも注意したい。

ラップ理論を駆使 丹下日出夫の予想

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丹下日出夫

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

5

相手

1

3

8

10

11

12

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

5

2着

3

相手

1

8

10

11

12

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

5

2着

10

相手

1

3

8

11

12

30通り 各100円

丹下日出夫の見解

【さらに輝く】カフェブリリアントは磨けばまだ輝く5歳牝馬。GIのヴィクトリアマイルは0秒5差の5着に終わったが、走破タイムは1分32秒4。道中の通過タイムは、前半1000mが56秒9―1200m通過・1分8秒1―1400m通過・1分19秒7と、牡馬混合GIの安田記念以上に精度の高い一戦だった。その激流を深追いすれば自身も危ない。マークすべきヌーヴォレコルトは、すぐ前にいるとあれば、ワンテンポ仕掛け遅れとなるのも仕方がない。しかし、平坦の新潟なら、ひと工夫を凝らし積極策で前進。新潟マイルには上がり32秒1という記録も保持している。

当面の目標はスマートオリオン中京記念はパワーを要する良馬場という芝コンディションに恵まれたとはいえ、57キロを背負ってGIII勝ちは何よりの自信になった。二走前東京1400mを1分20秒5という好タイム勝ち。机上の計算になるが、あと1Fを12秒0で走れば1分32秒5で駈け、過去二年の関屋記念の勝ち時計と同じになる。

一角崩しがあれば3歳馬ヤングマンパワー。NHKマイルは1分33秒9。時計やレースの質は古馬GIとはかなり差はあるし、過去十年で3歳馬が馬券対象となったのは4年前のサトノフローラの3着の一度きり。データ的に苦戦は免れないが、デビュー戦の中山マイルの34秒1の切れは、新潟なら32秒ソコソコに匹敵。若さを持て余しているイレッポだけに、前日入厩というのもエッセンスとなる。

安田記念0秒7差のレッドアリオンも、中京記念は57・5キロのハンデを慮り、大事に正攻法で構えすぎ?新潟で、もうひとつ前に構え、タメを作れば風景も変わってくるかもしれない。サトノギャラントも、GIで出遅れてはお話にならないが、新潟マイル・谷川岳の上がり31秒9の感触を柴山は忘れていない。アルバタックス中京記念は直線中ほどであやわのシーンを演出していた。

至高の頭脳 須田鷹雄の予想

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須田鷹雄

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬連流し

12

相手

1

5

8

3通り 各2000円

馬単1着流し
1着

12

相手

3

6

2通り 各2000円

須田鷹雄の見解

 新潟外回りらしく、全体時計が速いうえに上がりはさらに速いというレースになりがちな関屋記念。ここ3年、中京記念と全くリンクしていないのも、当然といえば当然だ。中京記念組については、結果をひっくり返して買うくらいでいいと考える。

 ◎はレッドアリオン。京都でのレースぶりをみる限り直線平坦は良いだろうし、全体時計はともかく上がりの速さには対応できる。ここ3年と同じパターンになるとしたら、中京記念を人気サイドで大敗してきたこの馬だろう。新潟芝1600mで有利な外枠を引いたのもプラス。逆に、☆サトノギャラントはコース適性があるのに今年も最内枠を引いてしまった。

 ○アルバタックス中京記念の負け組。東京→中京からの平坦替わりはプラス。問題は位置取り。ここ2走は後方からの競馬になったが、同じ位置だとさすがに厳しい。谷川岳Sくらいの位置で競馬をしたいところだ。

徹底データ分析 コンピューター予想の予想

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コンピューター予想

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単BOX

1

4

6

11

12通り 各400円

3連単BOX

1

4

6

11

24通り 各200円

コンピューター予想の見解

各馬の上昇度・脚質・騎手・調教師・血統データを「先週最も儲かった」設定で解析。導き出された4頭の馬単・3連単ボックスで勝負!

なお、プレミアムサービス(※)にご登録されますと、中央競馬全レースで、上昇度・脚質・騎手・調教師・血統の項目を自由にカスタマイズして予想することができます。各レース情報ページの予想タブから「CP予想」にお進みいただき、ご利用ください。

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 栗山求の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

12

相手

1

3

4

5

11

10通り 各400円

3連単1着流しマルチ
1着

12

相手

1

3

4

5

11

60通り 各100円

栗山求の見解

 ◎レッドアリオンは「アグネスタキオン×ダンシングブレーヴ」という組み合わせ。リディル(スワンSデイリー杯2歳S)の全弟、クラレント(デイリー杯2歳Sなど6つ重賞を勝つ)、サトノルパン(ファルコンS-2着)の4分の3弟にあたる。母エリモピクシーは「ダンシングブレーヴ×テスコボーイ」という軽いスピードを伝えるので、レコードが出るような高速馬場が合っている。渋った馬場や荒れ馬場は基本的に向いていない。

 8着に敗れた前走の中京記念は、例年よりも馬場コンディションが良かったものの、終始外を回らされたことで距離損が発生し、追い込みきれなかった。1、2着馬は馬場のいい内目を進出した馬だった。前走よりも斤量が減り、馬場が軽くなる今回はチャンス。4分の3兄クラレントが昨年の優勝馬なので適性面は申し分ない。

 奥田隆一郎の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
単勝

11

1点 2500円

馬連BOX

1

7

11

3通り 各2500円

奥田隆一郎の見解

エキストラエンドは、直結コースの東京芝1600mで東京新聞杯(G3)を連対して、直結コースの京都芝1600m外で京都金杯(G3)を勝利(14年1着・15年2着)した。関屋記念は新潟芝1600mで施行され、直線の長いコースのマイル戦を得意にする馬が活躍できる。特に左回りという共通点もある東京マイルの激走馬に要注意。◎はコース適性が非常に高く、実績からもG3戦は勝ち負けになる。

シャイニープリンスは、直結コース東京芝1600mの富士S(G3)を2年連続で馬券圏内に好走。いずれも人気薄の激走(13年14人気3着・14年12人気2着)、コース適性の高さがわかる。その他、東京マイルでは多摩川S(1600万下)の6人気1着がある。人気を集めたレースの凡走が多く、人気を落としたレースでこそ注目すべき馬といえる。

最速予想 netkeiba編集部の予想

netkeiba編集部の見解

※月曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 真夏の高速マイル重賞。サマーマイルシリーズが創設されてからはその第2戦としての位置づけもありますが、全3レースのなかで別定重量戦は関屋記念だけ。当然、出走メンバーのレベルも一番高くなります。過去10年の連対馬を見ても、クラレントダノンシャークドナウブルージャスタウェイスマイルジャックカンパニーダイワメジャーなど、GIでも好勝負できるような名マイラーの名前が並んでいます。夏のローカル重賞の中では例外的に、GIへと繋がりやすいレースだと言えるでしょう。

1.格がものを言う

 過去10年の勝ち馬のなかで、このレースが初の重賞制覇だったのは2010年のレッツゴーキリシマ一頭だけ。この馬もGI朝日杯FS2着をはじめとして、再三重賞での好走歴がありました。実績馬に有利な別定条件に加えて、各馬が能力を発揮しやすいコース形態、綺麗な馬場での高速決着と、実績馬に有利な条件が揃っています。他の夏のローカル重賞とは違って、上り馬の勢いが通用しにくいレースであることには注意が必要です。

2.先行有利

 コーナー二つのマイル戦は、本質的に差し馬に分があるコース形態ですが、関屋記念は例外です。長いゴール前直線を意識して前半のペースが緩むことがほとんどのため、上がりが速い決着になって差し・追い込み馬にはチャンスがなかなか訪れません。過去5年の勝ち馬の4コーナーでの位置取りは、先頭が1頭、2番手が2頭、3番手が1頭、5番手が1頭。世界を制するジャスタウェイですらこのレースを勝ち損ねたことを思えば、差し・追い込み馬の評価には慎重にならざるを得ません。

3.牝馬にとってハードルは低くない

 夏は牝馬という格言もありますし、またコース改装以前の関屋記念では牝馬の活躍が目立ったこともありますが、近年のこのレースでは牡馬優位の傾向がはっきりしています。過去10年で牝馬の連対は、ドナウブルーエーシンリターンズがワンツーした2012年のみ。その時のドナウブルーは1番人気でしたが、翌年は2番人気で4着に沈んでいます。実績馬が力量を発揮しやすいレース条件なので、誰もが認めるような実力のある牝馬でないと上位食い込みは困難なようです。

 スマートオリオンは前走の中京記念を含めて重賞を2勝。今春までスプリント路線を歩んでいましたが、年齢とともにズブさが出たことで、活躍の場をマイル路線に移して新味を発揮してきました。今回のメンバーでもスピードは最上位ですし、前走と同じく57kgで出走できるのも有利。新潟外回りコースへの出走は初めてになりますが、グラスワンダー産駒セイウンワンダーオースミグラスワンがこのコースで重賞勝ちしているように、のびのび走れる新潟外回りとの相性は悪くありません。

 サトノギャラントは昨年の3着馬。不得手な稍重馬場で追走に苦しみながら直線ではいったん先頭に立つ場面がある好内容でしたし、先着を許したのがクラレントダノンシャーク。今回のメンバーには両馬ほどの強豪は見当たりません。谷川岳S勝ちがあるように6歳になった今季も能力に陰りは見られず、昨年以上の着順を期待できます。

 カフェブリリアントは昨年のこの時期は最下級条件を走っていましたが、破竹の快進撃で牝馬のトップクラスまで上り詰めてきました。新潟で3勝しているようにレース条件も悪くありません。問題は、阪神牝馬S勝ちの実績で55kgを背負うのが妥当かどうか、という一点でしょう。上記のドナウブルーエーシンリターンズは54kgでの連対でした。

 レッドアリオンマイラーズカップの勝ち馬ですから、高速馬場のスピード勝負はお手の物です。難点は、腰の甘さからしばしばスタートで後手を踏む面があるところです。また、古馬になってからは詰まったローテーションで結果が出ていないのも懸念材料。エキストラエンドは昨年のこのレースでは人気を裏切る形で大敗しましたが、渋った馬場にやる気を失った部分が少なくなく、スランプを脱出した今なら一概に軽視できません。

 マジェスティハーツは重賞ではなかなか勝ち切れませんが、好メンバー相手の鳴尾記念2着は能力の高さの証明で、相手が楽になる今回は重賞制覇のチャンスです。エールブリーズ中京記念では折り合いを欠いて早めに動いていく形から最後甘くなりましたが、1着とは0.1秒差でした。スムーズに進めればGIIIでも差のないところまで力をつけています。

 森山大地の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬連流し

12

相手

1

4

5

7

10

5通り 各1000円

3連複軸1頭流し

12

相手

1

4

5

7

10

10通り 各500円

森山大地の見解

12頭という重賞とすれば少頭数の組み合わせのとおり小粒感は否めない。中京記念が力のいる馬場への適性が求められることに対して、関屋記念は軽い芝への適性と速い上がりへの対応力が必要。

本命は中京記念でほどよく負けてきたレッドアリオン。前走は馬場適性の差、2走前は言うまでもなくGI級との戦いで仕方なし。3、4走前の内容どおり軽い芝での時計勝負にはめっぽう強い。水はけのいい新潟なら多少の雨は影響を及ぼさない。中京記念での好走組はレッドアリオンとは逆の理由で評価を下げた。

“絶対数感”の持ち主 大石川大二郎の予想

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大石川大二郎

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

11

相手

1

3

5

6

8

12

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

11

2着

5

相手

1

3

6

8

12

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

11

2着

3

相手

1

5

6

8

12

30通り 各100円

大石川大二郎の見解

スピードの絶対値がモノをいう関屋記念。少頭数ながらさすがに平均値で3桁を超える馬ばかりが揃った。実はこのレース、人気薄でも近3走で100超えが2回あれば馬券圏内に入るパターンがある。だがほとんどの馬がその資格があるのでかなり厄介ではある。軸はシンプルに平均値1位◎エキストラエンドに。この馬、マイル戦では指数上位になりがちだが最近は馬券にならず。ここでデムーロというのが狙い目なのだ。相手○▲も平均値上位。☆アルマディヴァンが爆穴候補。

元祖“情報” 田沼亨の予想

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田沼亨

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

3

相手

1

5

6

10

11

12

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

3

2着

11

相手

1

5

6

10

12

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

3

2着

1

相手

5

6

10

11

12

30通り 各100円

田沼亨の見解

連勝で前回GIII中京記念を快勝した3スマートオリオンを狙い撃つ!短距離馬の印象は強いが、多少ズブさが出てきたのと折り合い面での進境からマイルは歓迎。早めの競馬でチャンスをつかむ。次位は11エキストラエンド。差し脚は強烈で互角。▲は新潟に実績ある1サトノギャラント

 佐藤直文の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬連

3

-

5

1点 3000円

馬連

3

-

12

1点 2500円

馬連

3

-

4

1点 1500円

馬連流し

3

相手

1

7

9

3通り 各1000円

佐藤直文の見解

 中京競馬場が改修されて以降の3年で、中京記念からのステップで臨む馬は[1・1・1・19]の低打率だが、昨年は1・3着馬が出た。同じサマーマイルシリーズに組み込まれているのだから、今後は注目できるローテーションとなるはずだ。◎は素直に、その中京記念の勝ち馬、スマートオリオン。その中京のタフな馬場から軽い新潟の馬場に替わるとはいえ、2走前の東京で高速決着に対応できており、1分32秒台の決着も望むところだろう。

 相手本線は、牡馬相手でもキレ味上位のカフェブリリアントと、前走は出遅れが全てだったレッドアリオン。穴なら、3・5着馬が次走で重賞を勝ったハイレベルの鳴尾記念2着馬、マジェスティハーツだ。

厳選予想 ウマい馬券