11R

ヴィクトリアマイル

15:40発走 / 芝1600m (左 B) / 天候:晴 / 馬場:良
2回 東京 8日目 サラ系4歳以上 オープン       (国際) 牝(指) 定量 18頭
本賞金:9000,3600,2300,1400,900万円
  • Course コース詳細
  • IPAT連携

 望田潤の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬連流し

17

相手

6

15

2通り 各2000円

ワイド

15

-

17

1点 4000円

ワイド

11

-

17

1点 2000円

望田潤の見解

 ヴィルシーナホエールキャプチャが引退、メイショウマンボはなかなか調子が戻ってこないので、充実ディアデラマドレと4歳勢の争いか。

 ヌーヴォレコルトは前で受ければここもまず勝ち負けには加わってくるだろうが、粘着力とパワーに長けた中距離馬だから、東京マイルの良ならば、10回やれば3-4回はショウナンパンドラが斬れ味で先着する目はあると考える。

 前売りではヌーヴォが単勝2.5倍、ショウナンが18倍だが、良の東京マイルならばこのオッズほどの実力差はないと思うのだ。

 ディアデラマドレレッドリヴェールは配合的にもピッチで加速するタイプだから、東京だとスローになったほうが差しやすいイメージがある。

 井内利彰の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
単勝

1

1点 2000円

複勝

1

1点 4000円

馬連流し

1

相手

4

6

8

17

4通り 各400円

馬連流し

1

相手

2

5

15

3通り 各200円

3連複フォーメーション
1着

1

2着

4

6

8

17

相手

1

2

4

5

6

8

15

17

18通り 各100円

井内利彰の見解

 過去5年のヴィクトリアMでの優勝馬の調教タイプは標準併用、標準多め坂路、標準坂路、標準多め坂路、標準多め坂路主体ですから、トラック単一調教以外の追い切り本数標準以上の調教タイプなら問題ありません。

 ただ、先週のNHKマイルCが標準多め併用、標準少め併用、標準トラック主体の併用系統上位独占。追い切り本数はさほど考える必要はないと思いますが、とにかく併用調教であることが、今年のヴィクトリアMの調教予想の第一歩と考えました。

 その中で最上位評価としたのが、◎タガノエトワール秋華賞3着の実績馬ですが、前走1600万下を勝ったばかりという戦歴が人気落ちの要因。また、派手な追い切りを行うタイプではなく、今回も1週前追い切りは「これで大丈夫?」と心配になってしまうような遅い時計での追い切りでした。しかし、本馬の場合、武庫川Sのように仕上がっていない状態だと、1週前にCW6Fで速い時計を出してきますが、今回のように安定した状態になると、1週前追い切りはさらり。これは秋華賞時も同じでした。これと連動するように、最終追い切りは双眼鏡越しに唸ってしまう、素晴らしいラストの伸び。状態に関しては文句ないでしょう。

 ただ、気になる点もあります。初めての東京競馬場への輸送、そして左回りとマイル。これらの項目について「大丈夫」と断言できる根拠はありません。死角があるからこそ、人気に支持されにくいわけですから、これは仕方ありません。レース当日に大きく馬体重が減っていたり、極端に発汗して、入れ込むような仕草を見せていなければ、これらの問題はクリアできたものと判断していただきたいと思います。

 ○ショウナンパンドラは1週前追い切りの動きを見た時はまだ良化途上かと思いましたが、最終追い切りの単走の動きは秋華賞1着時とほぼ変わりないように見えました。17番枠は決して歓迎できる材料ではないと思いますが、今の状態を評価しないわけにはいきませんし、アパパネヴィルシーナといった優勝馬と同じ標準多め坂路である点も評価できます。

 ▲ディアデラマドレは1週前追い切りを見て「来週はもっと良くなるだろうから、不動の本命」と決めていました。しかし、自分でハードルを上げすぎてしまったせいか、最終追い切りの動きがイメージほどではありませんでした。それでも、相手に先着しているのだからよいと思いますが、もっと持ったままで抜群の手応えという感じをイメージしていたので、やっぱりこの評価にとどめます。

 ☆バウンスシャッセ藤沢和雄厩舎にしては追い切り本数が平凡なので、これは強調できません。しかし、最終追い切りの併せ馬で追走して、外から先着するという前向きな走りは非常に高く評価できます。

 △レッドリヴェールは前走で馬体が大きく増えましたが、その好影響でしょうか、馬体が凄く良く見えます。雰囲気もよく、最終追い切りの内容も桜花賞2着時と遜色ないもの。復活しても不思議ではありません。

カフェブリリアントは1週前追い切りの併せ馬で遅れているので、これは消し材料としてもよいくらいですが、併用調教と1枠で印は打ちました。△ストレイトガールは昨年の方が明らかに適性の高い調教内容。本来なら軽視してもよかったのですが、前走惨敗が最終追い切り坂路の可能性もあるだけに、CWに戻した今回は印を打ちました。最後に△ヌーヴォレコルト。まず、調教タイプが標準トラックである点は大きな減点。個人的には1週前追い切りの動きもそこまで良く見えませんでした。よって、この評価が妥当と判断しました。

1.タガノエトワール
今回:標準トラック主体
前回:乗込トラック

2.カフェブリリアント
今回:馬ナリ平均併用
前回:馬ナリ平均併用

3.スイートサルサ
今回:馬ナリ平均トラック
前回:馬ナリ平均トラック

4.レッドリヴェール
今回:標準坂路
前回:標準少め坂路

5.ストレイトガール
今回:標準坂路主体
前回:標準多め坂路

6.ディアデラマドレ
今回:乗込併用
前回:馬ナリ平均併用

7.ケイアイエレガント
今回:標準併用
前回:標準多め併用

8.バウンスシャッセ
今回:馬ナリ平均併用
前回:標準坂路主体

9.ベルルミエール
今回:馬ナリ平均トラック
前回:標準少めトラック

10.ハナズゴール
今回:標準併用
前回:標準坂路

11.スマートレイアー
今回:標準坂路主体
前回:標準坂路

12.アルマディヴァン
今回:乗込坂路
前回:標準坂路

13.メイショウマンボ
今回:標準多め併用
前回:標準少め併用

14.ウエスタンメルシー
今回:標準トラック
前回:馬ナリ平均トラック

15.ヌーヴォレコルト
今回:標準トラック
前回:標準併用

16.リトルゲルダ
今回:標準坂路
前回:標準多め坂路

17.ショウナンパンドラ
今回:標準多め坂路
前回:標準坂路

18.ミナレット
今回:軽目トラック
前回:馬ナリ平均トラック

 山崎エリカの予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
複勝

3

1点 5000円

馬連流し

3

相手

2

6

15

17

4通り 各1000円

馬連流し

3

相手

9

11

2通り 各500円

山崎エリカの見解

 今週からBコースに変わり、良馬場ならば先週以上の高速馬場で行われるヴィクトリアマイル。いかにも牝馬限定戦らしく、末脚を生かしたい馬が集結し、前半はお先にどうぞ、どうぞの譲り合いのスローペースから決め手比べになるのがこのレースの傾向です。基本的に先行馬が有利であり、スイープトウショウカワカミプリンセスなどの名だたる名牝も、このレースでは前につけられない弱みが祟って9着、10着に敗れました。昨年の1番人気馬スマートレイアーも8着でした。つまり、序盤である程度前目の位置が確保できる馬を本命に選ぶのが、このレースでの最大のポイントとなります。

 よって、◎には福島牝馬Sの勝ち馬スイートサルサを推します。この馬は出遅れ癖があるために後方からのレースをすることが多く、末脚勝負の馬というイメージが強い馬ですが、本来は一昨年の府中牝馬Sのように好位からレースを進めたほうが成績にまとまりが出るタイプの馬です。今回は例年以上に先行タイプが少なく、スローペースの気配が漂う一戦。そこにきて高速馬場となると内枠、先行タイプが明らかに有利となります。

 スイートサルサは今回は絶好の3番枠を引き当てました。出遅れ癖のある馬だけにスタートを五分に出ることが好走の絶対条件となりますが、変に溜めずに好位の直後から突き抜けるイメージで乗れば、今回の出走馬のなかではPP指数上位にあたる馬だけに勝利しても驚けない馬と言えるでしょう。競馬新聞の陣営のコメントで「末脚を生かす競馬をしたい」と掲載されていたのが気になったので、この予想コラムを書くちょっと前に菊川先生に「本命打つから、カフェブリリアントと一緒に上がっていく感じでお願いします」と伝えておきました(笑)。その前提での本命馬です。

 ○はここに来て急上昇中の上がり馬カフェブリリアント。前哨戦の阪神牝馬Sも勝利してこれで3連勝中です。ちょっと前は500万下条件をウロウロしていた馬がこんなに急に成長したのかは、モーリス同様の堀マジックとしか言いようがありませんが、前走のレース内容は好位から伸びたものでフロックとは言えません。

 今回は2番枠を引き当てました。高速馬場ではもっともロスのないレースがしやすい枠、前走で芝1400m戦を使われているので流れにも乗りやすいでしょう。まさに下克上を果たす可能性は十分です。

 ▲は昨年の府中牝馬Sを勝利し、愛知杯も勝利した末脚自慢のディアデラマドレ。前走のマイラーズCでは上がり3F31秒台をマークしました。京都の超高速馬場だったとは言え驚異的な数字です。前走は出遅れて力を出し切っていないので体調面は順当に上向いてくるでしょう。

 しかし今回は先行勢が手薄でスロー必至のメンバー構成、先週のNHKマイルカップでは超スローペースとなったために4角で外を回った差し馬はすべて不発となったように、スローで高速馬場のレースはちょっとしたコースロスが致命傷になります。しかし、この馬の能力ならば外を回ってもとも考えられますが、理想は死んだふりから直線の内を強襲でしょう。さて、どうなるでしょうか。

 古澤秀和の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
単勝

17

1点 3000円

複勝

17

1点 7000円

古澤秀和の見解

【パドック速報対象レース】
当レースはパドック速報対象レースです。レース発走20分前に最終結論(印・買い目・見解)を公開します。パドックの気配で前予想と最終結論が変わる可能性がありますので、予めご了承ください。

2番:トモの張り目立つ。
15番:仕上がる。
17番:ビッシリ仕上がる。馬場合いそう。

好配当連発 netkeiba関東本紙の予想

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netkeiba関東本紙

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

15

相手

2

3

4

6

11

17

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

15

2着

11

相手

2

3

4

6

17

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

15

2着

6

相手

2

3

4

11

17

30通り 各100円

netkeiba関東本紙の見解

【上位拮抗】ヌーヴォレコルトは前走牡馬相手に快勝し力示す。中間もしっかりと攻められ動きも上々でオークスに続くG1Vに期待。スマートレイアーはしまい堅実。動きも素軽さ十分で差し切りも十分。ディアデラマドレは動き上昇。コース替りプラスで差のない評価。ショウナンパンドラも巻き返しの態勢。レッドリヴェールも底力あり、カフェブリリアントスイートサルサなども上位をうかがう。

ラップ理論を駆使 丹下日出夫の予想

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丹下日出夫

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

15

相手

2

3

4

6

11

17

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

15

2着

6

相手

2

3

4

11

17

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

15

2着

17

相手

2

3

4

6

11

30通り 各100円

丹下日出夫の見解

【格上主力】ヌーヴォレコルトのGI実績を信頼。ヴィクトリアマイルは、第1回のダンスインザムードを筆頭に、ウオッカブエナビスタアパパネホエールキャプチャヴィルシーナなど、その勝者は同時代を代表するGI馬の名前が勢ぞろい。東京1600mのヴィクトリアマイルは、まずは格。小細工なしの力勝負が大勢だ。本命に推したヌーヴォも、3歳時は桜花賞3着をステップに、オークス優勝、秋華賞・エリザべス女王杯が2着と、GI戦線の頂上で力強く勝ち負けを演じ、古馬も含めた牝馬GIシーンの頂上を極めようとしている。ステップレースに選んだ前回の中山記念の時計は確かに平凡。しかし、スローにはスローペースの厳しさもあるし、事実勝負どころで蓋をされるか弾き飛ばすか。各馬厳しい駆け引きと判断を強いられたが、歴代の皐月賞馬を蹴散らしGIIを奪取。マイル戦は桜花賞以来の久々になるが、冒頭でも記したように、府中マイルは地力で勝ち負けに持ち込める。

逆転があればディアデラマドレの破壊力。マイラーズCは、スローに加え時計の出やすい馬場コンディション。速い上がりは当然だが、31秒9という数値は究極。マイルとはラップ形成は異なるものの、1800mの府中牝馬Sを一気差しの脚力があれば、1600mも大丈夫。ただ、あまりに極端に控えすぎると、勝機を逸するケースも考えられる。

割って入ればショウナンパンドラ大阪杯は道悪に泣き8着に沈んだが、あくまでヴィクトリアマイルを想定しての叩き台。時計の出やすい芝ではあったが、秋華賞の走破タイムは従来の記録を一気に1秒以上短縮する1分57秒0のレースレコード。瞬発力はひけをとらない。カフェブリリアントは目下三連勝。一戦ごとに時計を更新、前走の阪神牝馬Sは、好位で自在に立ち回り、ゴール前は後続の脚色を確かめる余裕があった。スマートレイアーは、阪神牝馬Sを叩いて状態一変。前年のヴィクトリアマイルは、前残りを見越しインに切れ込み、結果前が詰まる不利を被ってしまったが、武豊がシンプルに、末脚勝負に徹すると怖い。スイートサルサも苦手とされた小回り福島牝馬Sを快勝。臀部に厚みが増し、本格化急。

至高の頭脳 須田鷹雄の予想

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須田鷹雄

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬連流し

15

相手

2

3

11

13

17

5通り 各1600円

ワイド

13

-

15

1点 2000円

須田鷹雄の見解

 ◎ヌーヴォレコルトは自身が既にGIタイトルを持っている身で、前走では牡馬を相手に重賞を勝ち、まだ4歳と若い。ヴィクトリアマイルで強調材料となる要素を多く持っている馬で、文句なしの本命だ。もっと人気が集中するかと思ったら、土曜の前売りを見る限りでは極端な人気のかぶり方ではない。これなら無理をせずに同馬から入れる。

 土曜時点ではディアデラマドレが2番人気だが、これは前走の上がりタイムにインパクトがあったためだろう。しかし牝馬どうしでもマイル戦だと前半同じように置かれてしまう可能性があり、そこから豪脚を使っても届ききらないという可能性はある。

 前走の展開が極端だったことは事実だが、仮に平均ペースだったとしても後ろから来る馬は馬群を捌けるかどうかというリスクがある。ディアデラの強さを認めても3着止まりというパターンを考え、◎から馬連流しでいく。○との組み合わせだけはワイドを併用。

徹底データ分析 コンピューター予想の予想

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コンピューター予想

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単BOX

3

6

15

17

12通り 各400円

3連単BOX

3

6

15

17

24通り 各200円

コンピューター予想の見解

各馬の上昇度・脚質・騎手・調教師・血統データを「先週最も儲かった」設定で解析。導き出された4頭の馬単・3連単ボックスで勝負!

なお、プレミアムサービス(※)にご登録されますと、中央競馬全レースで、上昇度・脚質・騎手・調教師・血統の項目を自由にカスタマイズして予想することができます。各レース情報ページの予想タブから「CP予想」にお進みいただき、ご利用ください。

※netkeiba.comのスマートフォン版・競馬総合チャンネルでは、プレミアムコースにご登録されますとご利用頂けます。

 栗山求の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

15

相手

2

4

6

8

17

10通り 各400円

3連単1着流しマルチ
1着

15

相手

2

4

6

8

17

60通り 各100円

栗山求の見解

 ◎ヌーヴォレコルトは「ハーツクライ×スピニングワールド」という組み合わせ。母が強めのノーザンダンサークロスを持ち、その片方がダンジグを経由しており、なおかつミスタープロスペクターを併せ持つという配合構成はダービー馬ワンアンドオンリーと同じ。母方にチーフズクラウンがあるので京都2歳Sを勝ったベルラップとも似ている。父ハーツクライの成功パターンを重ねた好配合馬で、仕上がり早のアメリカ血統の影響により同産駒にしては珍しく3歳春に世代トップに上り詰めたが、完成の早さだけでなく父譲りの成長力も備えており、前走の中山記念では牡馬のトップクラスを蹴散らして快勝した。

 最大のセールスポイントはレース上手で器用さがあり、メンタルの強さがあること。距離、馬場、展開を問わず馬券圏内を確保する安定性は素晴らしく、要するに単純に能力が高い。並のG1牝馬よりもブエナビスタジェンティルドンナといった女傑のカテゴリーに近い存在だ。東京コースにもマイル戦にも不安が無いので、今回もしっかり馬券に絡んでくるだろう。

 奥田隆一郎の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
単勝

13

1点 2500円

馬連BOX

2

13

15

3通り 各2500円

奥田隆一郎の見解

メイショウマンボは、昨年のヴィクトリアマイル2着馬でコース適性が高く、G1レースを3勝して能力の高さを兼ね備えている。昨年のヴィクトリアマイルを11人気1着のヴィルシーナは、前年の同レース勝ち馬ながら近走不振で人気を落とし、阪神牝馬S惨敗からのローテで穴をあけた。また、一昨年12人気2着のホエールキャプチャは前年の同レース勝ち馬、この馬も阪神牝馬S惨敗からのローテで大駆けした。今年、同じ穴馬パターンに当てはまるのはメイショウマンボ。昨秋は調子を崩して惨敗を続けたが、立て直して阪神牝馬Sを叩き、2走目の変わり身を警戒する。

カフェブリリアントは、前々走にて東京芝1600mの節分S(1600万下)を勝ち、前走で直結コース阪神芝1400mの阪神牝馬S(G2)を制した。直結+同コースを連勝してコース適性が高く、ここにきての3連勝で完全に本格化したといえる。東京マイルのG1レースは内枠有利、ヴィクトリアマイルでも近5年中4年で1枠を引いた馬が馬券圏内に好走した。コース適性の高さ・連勝の勢いと好調子・枠順の良さから好勝負になる。

最速予想 netkeiba編集部の予想

netkeiba編集部の見解

※月曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 今年で10回目を迎えるJRAで一番新しいGIレース。これまで、ウオッカブエナビスタアパパネと女傑が次々に現れて新しいレースの歴史を彩ってきました。

 創設当初はコイウタエイジアンウインズという「一発屋」が名を成したこともありましたが、最近ではすでにGIで好走歴がある名の通った馬が上位を占めるケースが多くなっています。好走のハードルが高くなり、レースの格のようなものが形成されてきたといえるでしょう。

1.ひと叩きされたGI実績馬を尊重

 昨年のヴィルシーナは11番人気、一昨年2着のホエールキャプチャは12番人気でしたが、いずれも「ひと叩きされたGI連対歴がある実績馬」でした。同じくGI実績馬でもここが休み明けになるケース(昨年4着のホエールキャプチャ、2007年10着のカワカミプリンセス)になると信頼性が落ちます。

2.阪神牝馬Sは負けた組が主力に

 例年阪神牝馬Sを経由した組が多数を占めますが、勝ち馬が馬券圏内に入ったのは2008年のエイジアンウインズただ一頭のみで、他はことごとく凡走しています。本番とのレース質の違いもありますが、重賞を好走した疲労が残っている懸念もあります。

3.牡馬混合戦からの臨戦に要注意

 昨年2着のメイショウマンボ、一昨年1着のヴィルシーナはいずれも大阪杯からの臨戦でした。マイラーズカップステップにしたのがダンスインザムードアパパネコイウタダービー卿チャレンジトロフィーからの臨戦ですし、前走でドバイを走っていたウオッカブエナビスタを含めると、過去9回中6回は前走で牡馬混合戦を走っていた馬が勝っています。

 ヌーヴォレコルトは年明け初戦の中山記念を快勝。中山記念はマイル路線の重要レースですから、牝馬のみならず牡馬も含めてもこの距離でのトップクラスと見なすことができます。これまで関西圏のレースを使われることが多かった馬ですが、輸送の負担が少ない関東のレースに限ると最近3連勝。地の利が見込めるこのレースは勝っておきたいところです。

 ディアデラマドレマイラーズカップで始動して7着。前残りの展開を追い込んで0.4秒差ですから前哨戦としては悪くありません。牝馬の仕上げに冴えを見せる角居調教師の管理馬で、府中牝馬S勝ちがあるようにこのコースも得意です。スマートレイアーは1番人気に推された昨年は8着に敗れましたが、直線で窮屈な場面があって不完全燃焼でした。今年は阪神牝馬S4着からの臨戦ですが、押せ押せだった昨年よりもむしろ好ましいローテーションと言えます。

 タガノエトワールは前走で準オープンを勝ったばかりですが、もともとは昨年の秋華賞を3着した実力馬。軽いレースをステップにして上り調子でGIに臨めるのは有利です。レッドリヴェールは昨年の桜花賞以来スランプに落ち込んでいますが、今季は調教の動きに復調の兆しが見られますし、またこれまでマイル戦では凡走したことがありません。

 メイショウマンボは二桁惨敗が続く現状ですが、昨年のヴィルシーナや一昨年のホエールキャプチャも同様の臨戦過程でした。昨年の2着馬ですし、一概に軽視はできません。ショウナンパンドラは昨年の秋華賞馬。大阪杯からのステップはこのレースの好走パターンでもあり、良馬場の長い直線ならば変わり身が期待できます。

 小原靖博の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

15

相手

2

4

6

8

11

17

12通り 各300円

3連単1着流し
1着

15

相手

2

4

6

8

11

17

30通り 各100円

3連単2着流し
2着

15

相手

2

4

6

8

11

17

30通り 各100円

小原靖博の見解

 ヌーヴォレコルトは復帰戦の中山記念で強力牡馬を撃破。もともと牝馬ではトップレベルの実力があった馬だが、一段とパワーアップした印象。直線の長い東京ならマイル戦にも対応できるはず。

 相手は、決め手一番のディアデラマドレ、上積み大きそうなショウナンパンドラが有力。押さえにカフェブリリアントレッドリヴェールバウンスシャッセスマートレイアー

 森山大地の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬連流し

15

相手

1

2

3

6

12

5通り 各1000円

3連複軸1頭流し

15

相手

1

2

3

6

12

10通り 各500円

森山大地の見解

できればヌーヴォレコルトハープスターの対戦をもう一度見てみたかった。ハープスターが引退となったことで牝馬限定戦ではもう負けることが許されなくなった、そういう重圧はあるだろうが、そこは断然の実績と地力が違う。◎ヌーヴォレコルト。相手はスローペースの瞬発力勝負になった場合に分があるディアデラマドレ。ただ、スローペースならと注文がつく時点で総合力で劣っているということでもある。

“絶対数感”の持ち主 大石川大二郎の予想

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大石川大二郎

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

11

相手

2

4

5

6

7

15

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

11

2着

15

相手

2

4

5

6

7

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

11

2着

4

相手

2

5

6

7

15

30通り 各100円

大石川大二郎の見解

雨の影響がどれだけ出るのか。馬場は稍重-重の想定をしておいたほうがよさそうだ。スピード馬は若干不利となるのか。さて最高値では前走120というトップ数値の☆カフェブリリアント。だが平均値が低く◎までは疑問。総合的に指数が高いのはなんと昨年の1番人気◎スマートレイアーである。指数としては○ヌーヴォレコルトさえ上回る。前走114▲レッドリヴェールを3番手に。大穴候補に△ケイアイエレガント。平均値3位、人気はないが指数では一発を匂わすレベル。

元祖“情報” 田沼亨の予想

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田沼亨

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

6

相手

1

2

4

8

11

15

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

6

2着

15

相手

1

2

4

8

11

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

6

2着

4

相手

1

2

8

11

15

30通り 各100円

田沼亨の見解

叩いた効果で状態が一変した6ディアデラマドレを狙い撃つ!差し脚は強烈で左回りは切れ味がフルに引き出せる。前走内容からマイラーとしての資質は高くGI初Vのチャンスだ。次位はオークス馬15ヌーヴォレコルト。実績能力とも文句ナシだがマイルという点で評価を下げた。▲は4レッドリベール。距離延長と状態アップで大駆けの魅力がある。

厳選予想 ウマい馬券