※月曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。
高松宮記念に向けた最終
ステップ重賞。関西圏の
ステップ重賞に比べるともうひとつ盛り上がりに欠けるイメージがありますが、去年の
スノードラゴン、一昨年の
ハクサンムーンが
オーシャンSからの臨戦で
高松宮記念で穴馬券の立役者になっています。
中京競馬場に坂が設置されて以来、
パワーを要する中山芝1200mコースとの親和性が増している印象があります。今年も本番で激走する馬がこのメンバーに潜んでいる可能性は少なくありません。
1.中山では逃げ切れない
スピード優先のス
プリント戦ですが、急坂の中山コースでは事情が異なります。
オーシャンS創設以来の9年間で、逃げ馬の連絡みはわずか1例だけです。2013年に逃げて9着に沈んだ
ハクサンムーンが次走の
高松宮記念で3着に巻き返した例からもわかる通り、逃げ馬には相当厳しい条件であることは間違いありません。
2.距離短縮が激走する
高松宮記念直近の芝1200戦ということで、芝1200のスペシャリストが多数顔を揃える傾向にありますが、昨年はダート1400からの臨戦の
スノードラゴンが2着で、芝1600からの短縮だった
レッドスパーダが3着。前走が芝1200m以外だった馬は3頭しかいませんでしたが、その内の2頭が馬券に絡みました。
3.迷ったときには若い馬
ス
プリント戦線は消耗の激しい世界です。何年も同じレースに出ているようなベテランは、好走しても2、3着が精一杯というケースが多く、1着候補はフレッシュな4、5歳馬から選びたいところです。去年の勝ち馬
スマートオリオンは4歳馬。また、
ダッシャーゴーゴーは4歳でこのレースを制しながら翌年以降は9着、2着と、人気になりながら勝ちきれていません。
ショウナンアチーヴは
ニュージーランドトロフィーの勝ち馬。芝1200戦への出走は久々ですが、デビューからしばらく短距離戦を主体に使われていて、からまつ賞(芝1400)を完勝した実績もあります。父は
ショウナンカンプですから、むしろス
プリント戦は適距離と考えられます。復帰初戦から要注目です。
ベステゲシェンクは重賞初挑戦の
シルクロードSできわどい4着。1200戦が水に合っている印象です。展開の助けがあればもうひと押しが効きそう。
リトルゲルダは昨夏に重賞を2勝。6歳牝馬ですがいまが旬と言えるでしょう。休み明けになりますが調整過程は順調で、気性的にポン駆けも効きます。
メイショウツガルは同コースの
サンライズSの勝ち馬。
シルクロードSでは展開が向かず沈黙しましたが、中山に戻っての一発に期待。
バクシンテイオーは着実に力をつけていて、
シルクロードSでも5着に頑張りました。いまの充実ぶりならば侮れません。
スマートオリオンは昨年の勝ち馬ですが、近況は精彩を欠いています。重賞勝ちの舞台に戻って復活なるかどうか。
モグモグパクパクは近走ダートを主体に使われていますが、中山芝1200mでは2歳時にオープン勝ちの実績があります。流れに乗れれば芝ダートは問わない馬で、時計を要するようなら狙い目。