11R

スプリングS

15:45発走 / 芝1800m (右 A) / 天候:晴 / 馬場:良
2回 中山 8日目 サラ系3歳 オープン       (国際) 牡・牝(指) 馬齢 12頭
本賞金:5200,2100,1300,780,520万円
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 望田潤の予想

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予想印
6リアルスティール(1人気)
8ダノンプラチナ(2人気)
5ブラックバゴ(4人気)
買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単

6

8

1点 7000円

馬単

6

5

1点 3000円

望田潤の見解

 先週の中山芝は明らかに外伸び馬場だったが、土曜はアルビアーノマンゴジェリーコスモエルデストと逃げ馬が残りまくった。

 リアルスティールは母母がキングマンボの全妹で、このパワーがかなり表現されていて、全兄ラングレーのような緩さが一切ないのがいい。

 スローの共同通信杯での直線の力強い加速がジェンティルドンナのようで、この馬はディープ産駒でも皐月賞向きに見えるし、ダノンプラチナサダムパテック的な配合パターンで外回り向きのストライドで走るだけに、好位差しで立ち回れるのは有利だ。

 ブラックバゴはなかなかスムーズなレースができないが、ヘイローのクロスだから内回り向きの機動力はあり、これを3番手としたい。

 ベルーフはルファビュリュー≒ワードン6×5を持ちハービンジャー産駒にしてはストライドで斬れるタイプだから、この相手だと先週のような外伸び馬場になってほしかったか。

 井内利彰の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬連

6

-

11

1点 500円

馬連流し

6

相手

3

10

2通り 各1000円

3連複軸1頭流し

6

相手

3

10

11

3通り 各600円

3連複フォーメーション
1着

6

2着

3

10

11

相手

2

5

8

9通り 各300円
3連単フォーメーション
1着

6

2着

3

10

11

相手

2

3

5

8

10

11

15通り 各200円

井内利彰の見解

 スプリングSにおいて、本命を決める上で重要視すべき「調教データ」は2種類あります。まずは「併用系統」の調教タイプ。これは馬券総合倶楽部のフラワーCの予想根拠としても記しましたが、今開催の中山芝1800m重賞において、6頭の馬券圏内馬のうち、5頭が併用系統の調教タイプであったこと。これが非常に大きな意味を持っており、過去のスプリングSにおいての併用系統の成績(過去5年15頭の馬券圏内馬のうち、併用系統が10頭)とリンクさせても、今年も併用系統の調教タイプに適性があるレースと判断してよいでしょう。

 もうひとつは、1週前追い切りの併せ馬の内容。「先着」している馬は過去10年(阪神開催も含む)で6勝。1週前追い切りの段階で動ける状態をつくっておくことが非常に重要なレースです。

 どちらにも該当した◎リアルスティール。1番人気になることを考えると、馬券的には本命を打つことを躊躇しましたが、主観的には、この中間、ノーザンFしがらきから帰厩して3日目の坂路追い切りでは度肝を抜かれました。そして、1週前追い切り、CWでの併せ馬では言葉がなくなるくらい、素晴らしい動き。とにかく、日増しに馬が動ける状態になっていて、走るごとにスピードが出るようになっている、そんな印象です。主観的に文句がない上に、客観的な調教データからも欠点がないのであれば、素直に本命を打つべきでしょう。

 馬券は対抗以下の印次第でしょうが、ここは○ダノンメジャー。上記2種類の調教条件には該当していませんが、1週前のEコース、調教再審査の動きに圧倒されました。「重賞を勝ち負けする馬って、ダートでこんなにスピードが出るんだ」と思いましたし、だからこそ、最終追い切りではオリービン相手に楽に先着できたと思います。ホープフルSの惨敗は1週前、最終追いともに最悪の状態だったというのが私の判断なので、この状態であらためて見直してみたい、そう思っています。

 ▲ベルーフは1週前追い切りの併せ馬が遅れたので、これを評価するわけにはいきません。ただし、標準併用という調教タイプはこのレースにベストですし、最終追い切りは池江泰寿厩舎の勝負調教に該当。この中間は厩舎の中でも調教時間が変則的になるなど、気になる点も多々ありますが、調教データ通りなら、このくらいの評価は必要でしょう。

 ☆フォワードカフェダノンメジャーと同様、坂路で追い切り本数の多いタイプ。しかも中間にはトラック調教が1本もないので、本来なら無印にしてもよいところ。それを馬券の軸にまで据える評価をした理由は、最終追い切り美浦坂路での加速ラップの追い切り。加速秒数が1秒→0.6秒→0.5秒と本当にきれい。これを馬なりで駆け上がるのですから、今、本当に力をつけているのでしょう。ゆりかもめ、水仙賞と中2週で使い続けて調教パターンが安定している点も評価した要因のひとつです。

 △ダノンプラチナは併用系統の調教タイプではありませんが、1週前追い切り併せ先着が評価できます。仕上がっているからこそ、最終追い切りは単走にしたと思いますが、3連勝はすべて併せ先着。この点を重視して、今回は評価を下げています。△ブラックバゴは標準併用なので、特に文句はありませんが、前走が最終追い美浦坂路でラスト1F最速ラップ。それが今回はラスト1Fが減速しているので、これで評価を落としました。

 △マイネルシュバリエは2013年11番人気3着だったマイネルホウオウと同じ、標準少め併用で最終追い切り併せ先着。逃げることも想定すれば、馬券圏内には加えておきたい1頭でしょう。

1.キタサンブラック
今回:標準トラック
前回:標準多めトラック主体

2.マイネルシュバリエ
今回:標準少め併用
前回:標準トラック

3.ベルーフ
今回:標準併用
前回:標準多め坂路主体

4.タケデンタイガー
今回:標準併用
前回:地方

5.ブラックバゴ
今回:標準併用
前回:標準多め坂路

6.リアルスティール
今回:馬ナリ平均坂路主体
前回:標準併用

7.ミュゼスルタン
今回:標準トラック
前回:標準トラック

8.ダノンプラチナ
今回:標準トラック
前回:軽目トラック

9.マイネルサクセサー
今回:標準併用
前回:標準少めトラック

10.ダノンメジャー
今回:標準多め坂路
前回:標準坂路

11.フォワードカフェ
今回:乗込坂路
前回:馬ナリ平均坂路

12.ベストミックス
今回:標準多め坂路
前回:標準少め坂路主体

好配当連発 netkeiba関東本紙の予想

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netkeiba関東本紙

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

6

相手

1

3

5

7

8

10

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

6

2着

8

相手

1

3

5

7

10

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

6

2着

1

相手

3

5

7

8

10

30通り 各100円

netkeiba関東本紙の見解

【上位拮抗】リアルスティールは能力非凡で馬体にも大物感。中間の調整も順調で無傷でクラシックに臨みたいところ。ダノンプラチナは3連勝でG1制覇。休み明けも動き上々で好勝負必至。キタサンブラックはレース内容良好。相手強化も引けを取らない。ミュゼスルタンは骨折明けも調教意欲的。素質高くいきなりから。ベルーフも力量十分で差なく、ブラックバゴダノンメジャーにも注意したい。

ラップ理論を駆使 丹下日出夫の予想

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丹下日出夫

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

6

相手

1

3

5

7

8

10通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

6

2着

8

相手

1

3

5

7

24通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

6

2着

3

相手

1

5

7

8

24通り 各100円

丹下日出夫の見解

【またよくなった】リアルスティールは、キャリア2戦で共同通信杯奪取を達成。前半1000mはスローよりの1分ジャスト、流れは淡々。1番枠で好スタートを切り、好位のポケットにすっぽり。ピタリと折り合ったところで、5-6Fめは12秒6と流れは鈍化。ここで楽もできたし、脚もたまった。ただ、直線を向き、11秒8―11秒0―11秒7(3Fは34秒5)というレースラップを、4-5番手あたりから、前が開くのを待って追い出し開始。自身の上がりは34秒0、勝負どころの1-2Fのどこかで、10秒台のラップも計時したことになる。1分47秒1という走破タイムは、共同通信杯の過去十年での歴代2位。退けた相手はドゥラメンテだから胸も張れる。「またよくなった」――鞍上の福永のコメントも、単なるエクスキューズではなく、操縦性の高さと能力――相当な自信の表れだろう。

相手本線はダノンプラチナ。東京マイルのベゴニア賞を1分34秒3で楽勝し、朝日杯FSも、一段仕掛けを遅らせる形で1分35秒9。一見数字は平凡に映るが、同日の古馬準OP・元町Sを勝ったヴァンセンヌのタイムは1分35秒8。ヴァンセンヌは次走の東京新聞杯を連勝、数字は地味でも、含蓄のある朝日杯優勝だった。今回は、あくまで叩き台。本質はたぶんマイラー、将来的には距離の壁がどこかで生まれるかもしれないけれど、明け3歳のこの時点なら絶対能力だけで1800mはアッサリ通過できるものだ。

ルーフも、出発点の京都2000mの新馬で、11秒8―11秒4―11秒2―11秒2。11秒台を4F連続マーク。百日草特別は、2着に敗れたものの、2歳秋に東京2000mを2分1秒2で走破。京成杯の2分2秒3という時計に、若干モノ足りなさを感じる人もいるかもしれないが、それ以前に能力の在り処はキチンと数値で証明している。モタつくとしたら、距離(不足)か。

惑星はキタサンブラック。前走の東京2000m・2分1秒4は、開催時期やラップ形態は異なるものの、べルーフの起点でもある百日草特別と内容は僅差だった。ブラックバゴは、ホープフルSが0秒2差、京成杯はハナ差。ともに小さなロスや不利あり。1800mなら折り合いも楽になる。

新潟2歳Sをレースレコードで制したミュゼスルタンも、仕上げ自体は順調。セレクトセール出身馬だが、さて血統馬たちを相手にどうか。シンプルに、能力の本質を問われる一戦となる。

徹底データ分析 コンピューター予想の予想

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コンピューター予想

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単BOX

1

4

6

7

12通り 各400円

3連単BOX

1

4

6

7

24通り 各200円

コンピューター予想の見解

各馬の上昇度・脚質・騎手・調教師・血統データを「先週最も儲かった」設定で解析。導き出された4頭の馬単・3連単ボックスで勝負!

なお、プレミアムサービス(※)にご登録されますと、中央競馬全レースで、上昇度・脚質・騎手・調教師・血統の項目を自由にカスタマイズして予想することができます。各レース情報ページの予想タブから「CP予想」にお進みいただき、ご利用ください。

※netkeiba.comのスマートフォン版・競馬総合チャンネルでは、プレミアムコースにご登録されますとご利用頂けます。

 栗山求の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

6

相手

1

3

5

7

8

10通り 各400円

3連単1着流しマルチ
1着

6

相手

1

3

5

7

8

60通り 各100円

栗山求の見解

 ◎リアルスティールは「ディープインパクト×ストームキャット」という組み合わせ。これは父の代表的なニックスであり、キズナ(日本ダービー、ニエル賞)、アユサン(桜花賞)、ラキシス(エリザベス女王杯)をはじめ粒ぞろいの良駒が出ている。2代母モネヴァッシアは名種牡馬キングマンボの全妹で、母ラヴズオンリーミーはカルティエ賞最優秀2歳牝馬に輝いたランプルスティルツキンの半妹という良血。素軽さと重厚さを兼ね備えた堂々たるクラシック配合だ。

 共同通信杯(G3)を勝っているように、基本的には直線の長いコースに向いているが、「ディープ×ストームキャット」は中山芝コースで連対率35.7%と優秀な成績を残しており、全兄ラングレーも今年1月に今回と同じ中山芝1800mで行われた初富士S(準OP)を勝っている。適性面に不安はない。好位で折り合えば勝ち負けに持ち込める。

最速予想 netkeiba編集部の予想

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netkeibaデスク

netkeiba編集部の見解

※月曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 今年は弥生賞に続き、スプリングSも落ち着いた頭数になりそうです。重賞勝ち馬4頭が顔を揃えるメンバー構成で、賞金の足りない馬は他に回らざるを得なくなったようで、少数激戦のスプリングSになります。

 本番より短い1800mで行われますが、近年の皐月賞はスピード勝負になる確率が高いので、レースの流れとしては本番に近くなりやすい傾向があります。その意味では、弥生賞以上の重要レースとも言えます。キーワードとなるのは「スピード」です。

1.マイルを走れるスピードが活きる

 去年の1・2着馬ロサギガンティアアジアエクスプレスにはいずれもマイル戦での勝ち鞍がありました。一方、人気を裏切って6着に敗れたベルキャニオンは1800-2000mだけを使われていました。一昨年も同様で、ワンツーしたロゴタイプタマモベストプレイがマイル以下の距離で勝っていました。

2.大型馬がパワーで台頭

 昨年は528kgという巨漢馬2頭がワンツーを決めました。2010年の勝ち馬アリゼオは514kgでしたし、2009年は508kgのレッドスパーダが2着に激走しています。大型馬のパワーが活きる舞台で、人気薄でもマークを外せません。

3.内枠の格下馬の食い込みに注意

 小回りの中山1800で紛れが多い舞台です。人気馬が1-3着を占めることは稀で、一頭は人気薄の紛れ込みが狙えます。2012年の3着馬ロジメジャーと2010年の2着馬ゲシュタルトはいずれも10番人気の1勝馬でしたが、もうひとつ内枠という共通点もありました。

 ダノンプラチナリアルスティールディープインパクト産駒の素質馬の一騎討ちになりそうです。素質的には甲乙つけ難いところですが、スピード能力を重視してここはダノンプラチナを上に見ます。

 ミュゼスルタンは夏の新潟以来の久々ですが、乗り込みは充分。持ち前のスピードを発揮できればいきなりから好走もあり得ます。フォワードカフェは510kgを超す大型馬で、中山替わりで詰めの甘さを払拭しました。虎視眈々と出走権獲得を狙います。ベルーフブラックバゴ京成杯からの臨戦で、ここはやや距離不足。抑えまでの評価とします。

 森山大地の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬連流し

3

相手

1

5

6

7

8

5通り 各1000円

3連複軸1頭流し

3

相手

1

5

6

7

8

10通り 各500円

森山大地の見解

弥生賞に劣らない好メンバーが集結。今年は皐月賞の出走賞金ボーダーラインが高いので1200万以下の馬は3着が命題になるほど。本命は4戦3勝のベルーフ。とにかく前走の差し切りがハナ着差以上の強さ。馬柱には載っていないが、ベルーフは前走3コーナーから4コーナーの中間地点で前にいた馬が下がってきたアオリを受けて手綱を引っ張り位置取りがさらに一列下がっているのだ。勝負どころでの致命的な不利を受けて、そこから大外へ出すロスがありながら差し切った内容は本物。フルゲート18頭になる皐月賞はともかく、捌きやすい12頭のこのレースなら信頼に足りる。

“絶対数感”の持ち主 大石川大二郎の予想

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大石川大二郎

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

6

相手

1

3

5

7

8

11

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

6

2着

8

相手

1

3

5

7

11

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

6

2着

3

相手

1

5

7

8

11

30通り 各100円

大石川大二郎の見解

指数はほぼ人気サイド。トップ評価は◎リアルスティール。前走デビュー2戦目となるレースで指数105。デビューが68だったのでその差は37。これだけハネる指数は見たことがない。コース未経験ながら同距離での指数なので信用してもいいはずだ。相手には同じく近2走を高指数で走っている○ダノンプラチナ。前走同コース93の▲ベルーフと同92の☆ブラックバゴが続く。この2頭は上位逆転もある指数差にある。2走目96△キタサンブラック、98ミュゼスルタンも要注意。

元祖“情報” 田沼亨の予想

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田沼亨

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

8

相手

1

3

5

6

7

11

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

8

2着

6

相手

1

3

5

7

11

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

8

2着

3

相手

1

5

6

7

11

30通り 各100円

田沼亨の見解

2歳チャンピオンの8ダノンプラチナで負けられない!休養効果で心身がともに充実。確実に成長を遂げてきた。距離延長は全く関係ナシ。身上の切れ味で復帰V!皐月賞へ弾みをつける。次位は無傷でGIII共同通信杯を快勝した6リアルスティール。競馬センスが良く伸びシロも大きいなら差はない。▲は京成杯優勝で勢いに乗る3ベルーフも僅差。

厳選予想 ウマい馬券