11R

京成杯AH

15:45発走 / 芝1600m (右 外 B) / 天候:曇 / 馬場:良
4回 中山 2日目 サラ系3歳以上 オープン       (国際)(特指) ハンデ 16頭
本賞金:3800,1500,950,570,380万円
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 望田潤の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬連流し

16

相手

1

5

6

7

9

10

12

15

8通り 各1000円

ワイド流し

16

相手

6

7

2通り 各1000円

望田潤の見解

 土曜の中山芝はクインズミラーグロサダムリスペクトなど外からの差し追い込みが決まっていて、これは2年前の9月中山の開幕週、オータムハンデがエクセラントカーヴダノンシャークで決まったときに酷似する馬場バイアス。

 ショウナンアチーヴ父ショウナンカンプとと母母バブルウイングスノーザンダンサークロスをはじめとする父母相似配合で、一方で母父サンデーサイレンスのところだけはノーザンダンサーが入らないという配合形が良いとほめてきたが、斬れ味のある走法ではないので東京や外回りでは狙いにくい馬でもある。

 サクラバクシンオーにサンデーとナスキロが入る配合のアウトライングランプリボスと似ていて、だからスプリンターというよりはマイラーというべきで、そしてグラボスよりもパワー体質なので重賞勝ちがあるこの中山マイルがベストコース。

 しかも外差しがきく馬場となれば、柴田善臣の流れに任せたような外差しで届く可能性は少なからずあるのではないかということで、ここから手広く流してみる。

 山崎エリカの予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬連

6

-

7

1点 3000円

馬連流し

7

相手

4

13

2通り 各1500円

馬連流し

7

相手

1

3

8

10

4通り 各1000円

山崎エリカの見解

 今年の京成杯AHは、出走登録がなんと30頭! なぜ、30頭も登録していたのかというと、半分は偶然。残りの半分は、3歳馬の古馬混合戦での活躍が重なった結果でしょう。NHKマイルCで敗れたヤマカツエースヤングマンパワーなどが、その後の函館記念関屋記念で3着と大健闘したために、NHKマイルC出走馬が大挙ここに登録してきました。マテンロウハピネスがG2のセントウルSに回るくらいですから、当然、層の厚いメンバー構成と言えるでしょう。G3にして、重賞ウイナーが8頭も出走しています。

 しかし、今回はトップハンデ58kg-53kgとハンデ差は大きく、実力差はそれほど大きくないので、実質、格下の馬でも十分チャンスがありそうです。問題は枠順。京成杯AHが行われる中山外回り芝1600mは、円状のコース。一度、外を回るとずっと外を回ることになるので、内枠が断然有利です。ハナに行ける脚があるような馬ならば、外枠でも内枠の競馬が出来るのでそれほど問題はありませんが、先行馬や差し馬は、出走頭数が多いぶん、ロスも大きくなるので割り引いて考えなければなりません。

 また、今回の秋の中山開催の芝は、金曜日の時点で重馬場。土曜日はそこからの馬場回復で標準的な決着タイムや上がり3Fタイムだったことを考慮すると、日曜日はもう少し速くなる可能性があります。更にレッドアリオンを筆頭に2列目につけたい馬のハンデが重いので、アルビアーノが逃げて意外と例年よりもスローペースよりの流れになるのかもしれません。仮にレースの前半が出遅れたレッドアリオンが逃げてしまう関屋記念のような流れになったとしても、中山で後半3Fで33秒台が出ることはまずないので、逃げ、先行馬もある程度の能力がないと残れませんが、例年よりは多少楽になる可能性が高いです。

 よって、◎には今春のNHKマイルCの2着馬アルビアーノを推します。NHKマイルCは前半ゆったりした流れでしたが、ラスト4Fは、12秒1-11秒1-11秒3-11秒8。東京マイルはラスト3F目が最速という、いわゆる早仕掛け戦になるために、前半スローでも前が残れないことが多いのですが、ラスト4F目12秒1→ラスト3F目11秒1という4コーナー手前の急加速はけっこう歪なもの。

 これは鞍上が相当自信があったのか(?)、アルビアーノが強気に先頭に並びかけて行ったために発生したものですが、ここで動いた馬というのが前記のヤマカツエースヤングマンパワーであり、朱鷺S2着のニシノラッシュも含めて、かなりの確率で巻き返しています。しかも、アルビアーノは、新馬戦から3連勝でフラワーCも制した実績馬。今回は一気の相手強化となりますが、期待せずにはいられません。

 ○は今春のニュージーランドTで、ド派手な出遅れを挽回して、メンバー最速の上がり3Fで勝ち馬ヤマカツエースに0.1秒差(2着)に迫ったグランシルクNHKマイルCは5着でもインから流れ込んだようなレース内容だったのであまり評価はしていませんが、これはニュージーランドTでド派手な競馬をしたダメージもあったのでしょう。前半で極端にペースが緩んだわけでもないのに、約1.0秒差の出遅れを挽回したニュージーランドTの内容が、もうワンランク上の能力を感じさせるものでしたので、今回は対抗としました。

 ▲は今春のニュージーランドTでは、直線の不利を考慮しても○グランシルクに完敗と言える内容でしたが、休養明けの前走・関屋記念で3着と成長の跡を見せたヤングマンパワー。この馬も前々走のNHKマイルCでは、早仕掛けをした馬。それも前半スローの外々を回るロスの大きい競馬をしながらも6着と、なかなかの好着順でまとめました。今回は外目の枠を引いてしまいましたが、前走・関屋記念を逃げ切り勝ちしたレッドアリオンは、実はそれほどテンが速くない馬なので、この枠からでも2列目を狙っていけそうな気がしています。

 正直、◎○▲ともに3歳馬というのは、やりすぎのような気もしなくはないのですが、エールの意も込めて大胆に打ち回してみました。そのわりに配当が安いですが!(^▽^;

好配当連発 netkeiba関東本紙の予想

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netkeiba関東本紙

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

7

相手

3

6

9

10

14

15

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

7

2着

9

相手

3

6

10

14

15

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

7

2着

6

相手

3

9

10

14

15

30通り 各100円

netkeiba関東本紙の見解

【混戦】アルビアーノNHKマイルC2着馬。前走で本来の行きっぷりが見られなかったがリフレッシュして活気十分で古馬相手でも。レッドアリオン関屋記念を快勝。58kgがカギだが今の充実振りなら対応可能。グランシルクも能力あり瞬発力はここでも上位。スマートオリオンも集中力持続ならそん色ない。ダローネガも再上昇しており、コスモソーンパークシャイニープリンスにも注意したい。

ラップ理論を駆使 丹下日出夫の予想

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丹下日出夫

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

7

相手

1

6

9

10

13

15

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

7

2着

6

相手

1

9

10

13

15

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

7

2着

13

相手

1

6

9

10

15

30通り 各100円

丹下日出夫の見解

【一歩も引かない】初の古馬相手の重賞でも、アルビアーノの才能を第一番にピックアップしたい。2100ダートの関東オークスは案外の結果に終わったが、NHKマイルでは残り1Fまで先頭。牡馬相手のGIで、あわやの2着に踏ん張った、3歳世代を代表するトップマイラーであることは証明できた。急坂の中山も2戦2勝。フラワーCの1分49秒4という走破タイムは、ペースやラップ構築こそ異なるものの、翌日のGII・スプリングSと0秒3差。GIIIのマイルなら、牡馬相手でも勝ち負けできる根拠は、そこにもある。

対抗も3歳馬グランシルク。NHKマイルは0秒4差の5着と伸びきれなかったが、使い詰めの蓄積疲労も敗因のひとつ。使える脚の長さと爆発力は、断然中山マイル向き。3戦2勝・2着1回という当コース実績に改めて注目したい。ヤングマンパワーは、NHKマイルCが0秒4差、関屋記念も3着と、ともに外目の苦しい枠順にもかかわらず見せ場を作った。今度はポケットで脚をためれば、近二走以上の戦いに持ち込める。

関屋記念優勝馬レッドアリオンも好調キープ。しかし、今回は58キロ。バックストレッチの長い新潟マイルは、多少出遅れても前回のように先手を奪いやすくスローにも落とせるが、中山マイルだと不安な点もいくつか考えられる。ダローネガは、陣営のコメントにもあるように腰に筋肉がつき肉体面の不安が解消、同時に精神面でも苛立ちがなくなった。中京記念3着の勢いを、鞍上にルメールとあれば素直に信頼。アルマディヴァン中京記念2着に続き、別定の関屋記念でも0秒2差の4着に食い込み、目下の充実振りをアピール。シャイニープリンスも、急坂の中山は他馬の脚色が鈍るぶん、差し込みのチャンスが新潟よりは大きい。

徹底データ分析 コンピューター予想の予想

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コンピューター予想

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単BOX

1

5

8

12

12通り 各400円

3連単BOX

1

5

8

12

24通り 各200円

コンピューター予想の見解

各馬の上昇度・脚質・騎手・調教師・血統データを「先週最も儲かった」設定で解析。導き出された4頭の馬単・3連単ボックスで勝負!

なお、プレミアムサービス(※)にご登録されますと、中央競馬全レースで、上昇度・脚質・騎手・調教師・血統の項目を自由にカスタマイズして予想することができます。各レース情報ページの予想タブから「CP予想」にお進みいただき、ご利用ください。

※netkeiba.comのスマートフォン版・競馬総合チャンネルでは、プレミアムコースにご登録されますとご利用頂けます。

最速予想 netkeiba編集部の予想

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netkeibaデスク

netkeiba編集部の見解

※月曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 秋競馬の到来を告げるマイル重賞。昨年は新潟競馬場で行われたため、中山での開催は2年ぶりになります。GIを目指すようなクラスは、ひとつ後ろの毎日王冠や富士Sあたりから始動するのが通例でしたが、今年は若干様相が違います。サマーマイルシリーズの勝者2頭に、3歳の有望株も複数顔を揃えて、重賞勝ち馬が7頭を数えるという、このレースとしてはあまり例を見ないほどの豪華メンバーになりました。

1.格より調子

 季節の変わり目で、使い詰めの馬と休み明けの馬が入り乱れて難解なメンバー構成になりがちですが、一貫しているのは「惨敗馬の巻き返しは難しい」ということ。「格はともかく前走で勝っていた」という馬が最近10年間で[6-1-1-9]。それほど数が多くない上に最近5年間は5連勝していますから、この組には最大限の敬意を払うべきです。

2.主力は5歳馬

 5歳馬は過去10年で[6-4-1-27]。勝率は15.8%、連対率は26.3%で、3歳(9.5%、14.3%)、4歳(9.1%、13.6%)を大きく上回っています。このレースに関しては、キャリア豊富な5歳馬の壁が低くないようです。

3.待機馬よりも夏競馬組

 真の一流馬は使い出しがもう少し遅くなるので、この時期の待機馬は「レベル自体が微妙である」という事情もあって、順調に使われている馬に分があります。中2週、中3週の馬が[5-4-3-25]に対して、それ以上間隔が開いている馬(半年以内)は[4-6-7-63]。休み明けのハンデを軽く見ることはできません。

 レッドアリオンは今年になって重賞を2勝と本格化。長い直線向きのイメージもありますが、中山でもオープン特別を好タイム勝ちした実績があります。GIとなるとまだ荷が重いものの、綺麗な馬場でスピードが活きる競馬ならば崩れることがなくなっていて、GIIIレベルならば一枚上の実力馬と考えます。

 シャイニープリンス関屋記念6着は間隔が開いていたぶん最後厳しくなったという内容。オープンでの好走実績がある中山に替わって前進は必至です。スマートオリオンの前走は長い直線で集中力が切れたという敗戦。状態面に陰りはなく、過去3勝を挙げている中山で巻き返しを期します。

 アルマディヴァンにはまだサマーマイルシリーズ制覇の可能性があります。当コースにも勝ち鞍がありますし、ハンデ戦に戻るのも好材料。このレースに強い5歳馬という点も強調できます。ケイティープライドは前走で準オープンを勝ったばかりですが、大崩れのない堅実派で立ち回りも上手。数少ない「前走1着馬」ということで注目したい一頭です。

 アルビアーノは芝では4戦3勝、NHKマイルカップを2着したようにこの路線では世代上位の素質馬ですが、今回は単純計算で時計を1秒ほど詰める必要があります。先行馬だけにスピード面のギャップには神経質になりたいところ。グランシルクNHKマイルカップでは1番人気を裏切りましたが、3戦3連対の中山芝1600mのほうが安定感があります。

 森山大地の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬連流し

7

相手

5

6

9

13

15

5通り 各1000円

3連複軸1頭流し

7

相手

5

6

9

13

15

10通り 各500円

森山大地の見解

トップハンデ58キロで最軽量が53キロ。その差は5キロと拮抗のメンバー。まして、枠順と展開に大きく左右される中山のマイル戦。本命は3歳牝馬のアルビアーノ。53キロというお手頃な斤量と楽にハナを切れるメンバー構成。

レッドアリオンはなにも行かなければ、というタイプなのでここは番手が濃厚。開幕週、毎年時計の速いこの時期の馬場にはうってつけのタイプ。実績馬の実力を素直に信頼したい。

“絶対数感”の持ち主 大石川大二郎の予想

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大石川大二郎

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

10

相手

1

3

6

7

9

13

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

10

2着

6

相手

1

3

7

9

13

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

10

2着

9

相手

1

3

6

7

13

30通り 各100円

大石川大二郎の見解

マイル戦は指数高馬が集まりやすいのだがそれにしても今回は異常なレベル。5走平均100以上が10頭いてさらに距離コース値にしても110を超えているのは熾烈といわざるを得ない。おかげでまったく差がつかない。平均値ソートして3歳3頭は下位にくるがこれは気にしなくていい。狙いは2位☆アルマディヴァンなのだがコース値が低くて☆止まり。やはりルメール◎ダローネガが総合的にトップ評価になる。3歳から○グランシルク。▲レッドアリオンはハンデとの勝負。穴は△スマートオリオン

元祖“情報” 田沼亨の予想

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田沼亨

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

1

相手

3

6

7

9

10

13

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

1

2着

7

相手

3

6

9

10

13

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

1

2着

13

相手

3

6

7

9

10

30通り 各100円

田沼亨の見解

上昇度という点から本命に抜擢したのが1アルマディヴァンだ。関屋記念は直線で挟まれる致命的な不利を受けながら0秒2差は立派。今度は53キロなら差し切りは可能だろう。次位は7アルビアーノ。NHKマイル2着馬で先行力があるのは魅力。▲は末脚は鋭い13ヤングマンパワー

 佐藤直文の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬連

9

-

10

1点 3000円

馬連

7

-

10

1点 2500円

馬連

10

-

13

1点 1500円

馬連流し

10

相手

1

4

6

3通り 各1000円

佐藤直文の見解

 過去10年で1番人気馬の連対馬がゼロ、というハンデ戦らしい傾向だが、かと言って人気薄同士の決着となる例は少なく、2・3番人気馬やトップハンデ馬の好走が目立っている。要は、実力馬・実績馬の見極めが重要だということだろう。◎はダローネガとした。3歳夏以降、勝ち星から遠ざかり、2走前が約3年ぶりの勝利となったが、今春あたりから腰の具合が良くなったとのことで、完全復調と見ていいだろう。前走にしても負けて強しの内容であり、ハンデも手頃な55キロ。人気馬に先行馬が揃ったここは展開も味方するはずだ。

 相手は、ハンデが鍵も実力は最右翼のレッドアリオン、芝で底を見せていないアルビアーノへが本線。そして成長著しいヤングマンパワーを4番手の評価とした。

厳選予想 ウマい馬券