※月曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。
中京芝1200mのレコードタイムは1.08.0。中央競馬の芝1200mの中では、函館と並んで時計が出にくいコースです。また「直線が長くて坂がある芝1200m」というコース設定は、中央競馬ではここだけ。小回りや平坦ならスピードだけで押しきれても、このコースではそう簡単にはいきません。昨年1番人気を裏切った
ベルカントも「小回りか平坦なら」というタイプでした。
1.距離短縮組が優勢
中京改装以降昨年までの3年間の連対馬6頭のうち、4頭が前走で1400m以上の距離に使われていた馬でした。昨年に至っては前走1400m組が1-3着を独占。1200m専業の馬より距離短縮で臨戦する馬に分があるレースです。
2.非力なタイプは苦戦
このレースを連覇した
マジンプロスパーは馬体重500kg以上の大型馬ですし、昨年の勝ち馬
トーホウアマポーラは牝馬ながら496kg。最後の坂で
パワーが要求されるので、非力なタイプは割り引きが必要でしょう。
3.逃げ切りも追い込みも難しい
このコースでは逃げ馬の成績が芳しくなく、改装後の3年間で馬券圏内に入ったのは一昨年2着の
ハクサンムーンだけです。かといって開幕週なので極端な前崩れも考えにくく、必然的に好位で立ち回れる馬が中心になります。
ベルルミエールは
阪神牝馬Sの2着馬。これまで3勝を挙げている1400mがベストですが、芝1200mでも3戦2連対ですから、最近使われる機会がなかっただけでけっして悪くありません。中京経験は一度だけ(
ファルコンS4着)ですが、器用さと我慢強さがあるので向いている可能性は高いと見ます。
トーホウアマポーラは昨年の勝ち馬。以降は勝ち星から遠ざかっていますが、GIIとGIしか使われていませんからそれもやむをえないところです。
マジンプロスパーが連勝したように、当コースではリピーターには充分注意を払う必要があります。
ジャストドゥイングはクラシック路線に乗りかけた馬ですが、一本調子の面があるので短距離戦が向くようです。
葵Sは57kgを背負いながら完勝という内容で、4kg減の53kgは魅力的。馬格もあるので中京も向きそうです。
ウリウリは安土城Sがレコードでの完勝、オープン特別では力が違うという競馬でした。4勝を挙げている京都がベストですが、中京でも勝ち鞍があり、初のス
プリント戦に対応できれば。
フレイムヘイローは韋駄天Sで大穴を開けました。左回りで直線が長いコースを得意としているので、中京替わりでも侮れない一頭です。
ダンスディレクターは初の重賞挑戦となった
京王杯SCでは12着と大敗しましたが、遅い流れに持ち味を殺された面もありました。今回は休み明けを叩いての上積みも見込めます。
サドンストームは
阪急杯と
高松宮記念で連続して4着。強い相手と戦いながら崩れていないように充実ぶりが目立ちます。中京では一昨年の当レースで3着のほか
ファルコンSでも3着と相性の良いコース。