※月曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。
冬の小倉開催のオーラスを飾る中距離戦。1800m戦ということでスピードタイプが優位のような印象を受けますが、さにあらず。ここ2年の勝ち馬
ヒットザターゲット、
ラストインパクトはいずれもその年の秋に
京都大賞典を勝っています。ローカル重賞ながら隠れた出世レースで、勝ち切るためにはスタミナの裏付けも必要になっています。
1.前走中山
ステップが優位
ここ10年の勝ち馬のうち、前走で
中山金杯を走って負けていた馬が4頭。
AJCCや
ディセンバーSを含めると前走が中山だった馬が6頭に上ります。直近の中距離スタミナ戦ということで、
中山金杯を
ステップにした馬からはマークが外せません。
2.距離延長組は勝ち切れない
中山金杯と同日に行われる
京都金杯組からは、過去10年でこのレースの勝ち馬は出ていません。人気になる馬も少なくないのに、2、3着馬が5頭いるだけ。意外とスタミナが要求されるので、最後に甘くなって2、3着…、という構図が見て取れます。
3.牝馬が大苦戦
過去10年で3着以内に入った牝馬は一頭もいません。昨年2番人気の
アロマティコや、2010年1番人気の
リトルアマポーラなど、人気になる馬は少なくないのにこの結果。牝馬は割り引いて考えて方が安全でしょう。
レッドレイヴンは前走
ディセンバーS勝ちでオープン2勝目。3歳時以降の勝ち鞍はすべて福島、中山で上げたもので、小回りコースの方が安定感があります。重賞制覇は時間の問題というべき実力馬で、小倉コースも合っている可能性が高く、今回はチャンス充分でしょう。
マイネルミラノは
中山金杯を厳しいペースで引っ張って惨敗。あのペースで頑張ったことは今走に活きるはずで、1Fの距離短縮も歓迎でしょう。
メイショウナルトはローカルGIIIを2勝の実績馬で、小倉でも
小倉記念勝ちの実績があります。小回り平坦では大崩れしない馬で、展開次第では勝ち負けに。
ダコールは重賞だとあと一歩が足りませんが、前残りを差し込んだ
日経新春杯が示す通り好調を維持していますし、一昨年のこのレースで2着したようにコースにも好相性。
カレンブラックヒルはかつての輝きを失った現状ですが、去年のダービー卿を快勝しているようにハンデGIIIならいつ勝っても不思議ない実力馬。
キャトルフィーユはここが引退レースとも言われています。小回り1800はベスト条件で、牝馬不利の傾向でも軽く扱えません。
アロマティコはこのコースで2勝しているコース巧者。去年のこのレースは5着に敗れましたが、この馬も引退間近。もうひとつタイトルがほしいところでしょう。