※月曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。
桜花賞から中1週でトップクラスは不在。
オークストライアルと言っても低調な組み合わせになることが通例ですが、それでも数年に一度は、
デニムアンドルビー、
サンテミリオンなど、本番で勝ち負けになる馬がここから輩出されています。おそらく、レベルはともかくとして、レースの性格としては
オークスと共通する面が少なくないのだと思われます。
1.
桜花賞路線の延長戦ではない
過去10年間の連対馬のうち、前走で1600m以下の距離を使っていた馬はわずか1頭しかいません。クイーンC2着の
マジックタイム、
スイートサルサ、
桜花賞で3番人気7着の
ダンスファンタジアも、人気になりながら馬群に沈んでいます。牝馬限定戦と言っても東京芝2000mはタフな舞台です。マイル路線の実績馬がほとんど通用していないことに注意が必要です。
2.重賞からの臨戦馬は過信禁物
一時期はフラワーCから回ってきた馬が主力を占めていた時期がありましたが、最近は様変わりしました。前走で条件戦を走っていた馬が過去4年間で3勝していて、最近は2連勝中。フラワーC組の勝利は2010年を最後に途切れていて、以降は2着が最高となっています。
3.勢いかフレッシュさが必要
前走で1着だった馬が最近5年間で4勝を挙げています。条件戦や重賞で惜敗してきた馬は疲労が残っている懸念があり、勢いを持ってここに臨む馬が馬券の中心として安定しています。また、1月以来の
サングレアルや年明け初戦だった
アグネスワルツが連対しているように、休み明けでフレッシュな馬の成績も悪くありません。
パールコードは新種牡馬
ヴィクトワールピサが送るもう1頭の
オークス候補です。フラワーCを除外になって回った
ミモザ賞では、小回りコースや輸送競馬もクリアーして完勝。
オークスに向けて着実に歩を進めています。
つばき賞では
ナムラシングンあたりと差のない競馬をしており、牝馬限定の中距離戦なら主役の座は譲れません。
アグレアーブルは1勝馬で抽選対象になりますが、牡馬相手の東京スポーツ杯でも人気になった素質馬です。休み明けはむしろ買いというデータもあり、抽選突破ならチャンスは少なくないでしょう。
ゲッカコウはフラワーCの2着馬で、牝馬限定の中距離戦では安定しています。立ち回りも上手な馬ですが、上がりが速くなりすぎた場合には不安が残ります。
チェッキーノは
コディーノの全妹で、
アネモネSは完勝という内容でしたが、
桜花賞には向かわずこちらに回ってきました。デビュー戦で1400mを使われたほどですから、折り合いが最大の課題になります。2戦2勝の
ディープインパクト産駒ビッシュ、クイーンC2着で距離が伸びたほうが良さそうな
フロンテアクイーン、1勝馬ながらスタミナ豊富な
クィーンズベストまで。