【最後の一手】
アナザーバージョンで、もうひと押し。大島特別3着に続き、
立川特別も1200m通過・1分11秒0というHラップを、手一杯に粘り込んでの3着。そして前走の
富嶽賞も、1分23秒6で2着に敗れはしたが、気抜けしていたワケではなく、先行した勝ち馬はいつでも交せると判断。ま、どう乗ってもフワフワした馬だが、よほどのストレスや疲労が残らない限り、現級の4Fダートの時計レベルは、この組み合わせでは一枚上だ。
もし同馬を封じ込めるとすれば、手あかのついていない未対決の新勢力――そう、3歳馬
メジャータイフーンは、ダートで大幅前進が見込める、OP経由の栗毛の
ダイワメジャーの娘。
デピュティプライムも前走後のインタビューで、「どこからでも動けた」と、田辺が昇級・古馬相手・時計短縮を示唆していた。
大敗明けになるが、
スティンライクビーも、中央ダートは〔2101〕。何が何でもハナを切らなくては勝負にならないことを前走で確認できた。小金井特別3着の
サニーデイズは、砂を被ってももうひと伸び。藤田Jとは文字通りウマが合う。肝心の体調が今一つのようだが、
スリラーインマニラは
昇竜S・1分24秒7で、現級古馬に追いついている。
ノーブルサンズも、時計短縮が見込める3歳馬だ。