エピカリスはメイショウナルトの下で、クリソライトのような中距離馬に完成するのではないかとみているが、距離短縮はプラスではないし、前捌きなどをみると兄同様夏馬の可能性もある。

　ハヤブサナンデダロは母グランドホイッスル(ダ中距離で3勝)がヌレイエフ≒アサティスのニアリークロス3×2で、そこにエーピーインディ系パイロを配してシアトルスルー4×5。
　
　前走の時計はコースレコードで同日古馬500万下と互角、エーピーインディの父系でシアトルスルーをクロスする馬にはカネトシイナーシャ、ケイアイヘルメス、タップザットと東京向きマイラーが多く、血統走りから東京替わりはプラス。

　2戦目は好位から伸びきれず4着、母系にヴェイグリーノーブルの血を引くだけにハナを切れないと脆い面がありそうだが、他に速そうな馬も見当たらないしこの枠なら迷わず先制とみた。

【軸不動】エピカリスは初戦を秀逸な内容で制し能力示す。叩かれて力強さ増しており連勝に期待。マイネルレンカはダート替わりの前走を快勝。使われつつ上向きで少頭数もプラスで好勝負も。フィールドセンスも能力感じられ体も締まり状態前走以上で上位争い。ラバピエスも力強さ増しており侮れない存在。マイネルバールマンも体型などからダートは問題なく、ハヤブサナンデダロも押さえたい。

【前途洋洋】エピカリスの前途は洋洋。半兄メイショウナルト(父ハーツクライ)は、七夕賞・小倉記念勝ち。セレクトセール時から何度か見てきたが、とにかく歩きが素晴らしい馬だった。競争年齢となり、首差し、胸前に厚みが生まれ、いい意味でゴールドアリュールらしさが強調され、フットワークも精密でパワフル。新潟1800ダート・1分54秒4という圧勝歴は、重賞ダート馬への記念すべき起点。

　対抗のハヤブサナンデダロも時計は格別。前半1000m・1分1秒4のミドルラップを踏み、古馬1000万に近い、良馬場・1分45秒0のレコードにはビックリだ。二頭ほどは強調しにくいが、ラバピエスもゴールが近づくにつれグングンと加速。7Fダートで上がり37秒4というのは、2歳秋とすればかなりのHレベル。コーナー2つの東京マイル替りとなるが、フィールドセンス、マイネルレンカの内容も上々。マイネルバールマンもダートに新味あり。

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【上位拮抗】エピカリスは素質高く、初戦の圧勝を信頼してよさそう。ハヤブサナンデダロも前走で圧勝しておりさらなる上積みが期待できる。ラバピエスは距離延長だが対応可能で上位食い込みに要警戒。差し脚があるシゲルコングも押さえたい。ハッピーランランは初ダートだが適性的に注意する必要があるだろう。

【小波乱】スピードがあり追われて確かなエピカリス。シゲルコングは長くいい脚を使える。仕上がりのいいハッピーランランも圏内。

これは初戦85の◎エピカリス圧倒。初戦逃げての最速上りでの数値でこれならばさらに前進あり。相手筆頭に○シゲルコング。前走99▲ハヤブサナンデダロ。全頭に馬券圏内可能性あり。

デビュー戦の圧勝から5エピカリスが主力。潜在能力が高く積極策から押し切れる。○は1ハヤブサナンデダロで好位から運べればチャンスはある。