【今のうち】1800mダートに替われば、
レガーロは前走の
ヒヤシンスSとは違った風景が描ける。三走前のもちのき賞は、良馬場で1分51秒7。川崎の全日本優駿も小回りを克服して2着に頑張った。勢い込んで臨んだ
ヒヤシンスSは、Hペースを勝ち気に逸り深追い、動こうとしたところで他馬が失速し、立て直すロス。それでもゴール前盛り返しているように、決して力負けではない。幸いというか、
ヒヤシンスS2着の
ストロングバローズが、今回も格好の目標となりレースを先導してくれる。
ちなみに、ストロング。2着には敗れたが、
ヒヤシンスSは1000m通過が59秒6-1400m通過・1分23秒4を二番手で追走し、ゴール前もうひと伸び。二枚腰という言葉がぴったりと当てはまる粘り腰だった。ただ、記録の上では少々のHペースでも負けない計算が成り立つが、是が非でもハナを主張したい、強力な逃げ馬が数頭。ルメールをもってしても、激流に呑み込まれる危険性がある。
となると、
グレンツェント。前走の上がりは37秒0。「まるで
ノンコノユメに乗ってるみたい」と、ルメールが語っていたが、手替わった馬に先着を許してしまうのも競馬の不思議(笑)。ペース形態は異なるものの、
インザバブルの中山ダ1800m1分55秒0は、
グレンツェントより0秒1速い好内容。時計なら阪神1800ダート・1分53秒0の
ドライバーズハイ。
ケイティブレイブ、
エネスクのキャリアも侮れない。