11R

高松宮記念

15:40発走 / 芝1200m (左 B) / 天候:曇 / 馬場:良
2回 中京 6日目 サラ系4歳以上 オープン       (国際)(指) 定量 18頭
本賞金:9800,3900,2500,1500,980万円
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 望田潤の予想

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予想印
4ビッグアーサー(2人気)
8アルビアーノ(3人気)
買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
単勝

4

1点 3000円

単勝

8

1点 2000円

ワイド

4

-

8

1点 5000円

望田潤の見解

 ビッグアーサー母シヤボナキングマンボ産駒でヌレイエフ≒サドラーズウェルズの3/4同血クロス3×2で、サクラバクシンオー産駒としてもなかなか奥のある配合をしている。

 ただ父よりもパワー型で軽快なスピードでは見劣るので、高速馬場で時計や上がりが速いとまとめて差し切るまではいかない。

 昨年は高松宮記念と同日の岡崎特別を遜色ない時計で圧勝、土曜の中京芝は岡崎特別でレコードが出たようにBコース替りで高速化しているが、それでも急坂コースでHペースならばインから差せるとみる。

 アルビアーノはコートリーディーにさかのぼる名牝系で母系の質は最高だし、スワンS完勝を見てのとおり性能も高い。

 ロードカナロアに似たタイプでベストは1400とみているが、前走は直線の不利が大きかったし、1200のペースにも慣れが見込めるとなればルメールが同じ轍を踏むことはないだろう。

 ミッキーアイルは配合も能力も◎○にヒケをとらないが、スプリンターではないし同型が多いので単勝はないだろう、という結論で。

 井内利彰の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
単勝

4

1点 2100円

馬連

4

-

6

1点 1100円

3連複軸1頭流し

4

相手

5

6

12

13

6通り 各300円

3連単フォーメーション
1着

4

6

2着

4

6

相手

5

12

13

6通り 各300円
3連単フォーメーション
1着

4

6

2着

4

6

相手

1

2

7

8

9

14

15

18

16通り 各200円

井内利彰の見解

 中京競馬場が新しくなってから行われた高松宮記念は過去4回。そこで好走した調教タイプを重視すると、坂路もしくは併用系統となりますが、今年の出走馬のほとんどがそれに該当します。よって、今年から「Bコース」で行われるという点に着目。冬と春の中京開催において、Bコースで行われるのは1月。よって、過去3年の1月中京芝1200mBコースで行われたレースを検証すると、1着馬は9レース中、7レースが坂路調教馬でした。

 これを重視すると、私の中では◎ビッグアーサー、〇ミッキーアイルという選択肢になりますが、前者を選んだ理由は1週前追い切り。大下智騎手が跨って、自己ベストとなる坂路4F49.5秒という時計をマークした時点で本命は決まりました。その理由は前走シルクロードSの調教と連動します。

 シルクロードSでは強くなく弱くなくといった追い切りが続き、1週前追い切りは調教助手が跨って4F51.8秒。決して遅くない時計ですが、過去に大下智騎手が跨ったオパールS(1着)、京阪杯(2着)の1週前追い切り4F50秒台に比べると遅い数字です。正直「リズムのない調教」だと思いました。その結果、トレセンでのテンションが高く、状態が悪くて5着に負けたと判断しました。

 そこからリフレッシュ放牧を挟んでの今回。1週前追い切りが終わった時点で藤岡健一調教師に聞くと「予定通り」と思ったとおりの答え。この追い切り以降、馬体には素晴らしい張りが出ており、まさに今がピーク。その証が最終追い切りで3F目に11.4秒という脚力を見せたことでしょう。

 ビッグアーサーが負けるとすれば、やっぱり○ミッキーアイルしかいません。◎○の馬連はビッグアーサーの2着複勝を買っている感覚です。

 前走阪急杯を勝った時に「今年はハナを譲らない」と音無秀孝調教師。昨年のようにCWでの追い切りを併用し、レースでも控える競馬の「中途半端」から、今年は坂路のみの追い切りでしっかりと時計を出す追い切りを連発。その結果、最終追い切りでは4F時計の自己ベストを更新。NHKマイルC1着時も当時の4F時計の自己ベストを更新する4F50.6秒をマークしており、この攻めた内容は必ずレースに活きてくるでしょう。

 ▲エイシンブルズアイ、☆スノードラゴン、△ウリウリ。この3頭は今回の調教内容を見ると、好走時とほぼ同じなので、馬券に絡んで全く不思議ありません。もしミッキーアイルが失速するようなことがあれば、この3頭が浮上してくるだろうと思い、◎から3連複の相手として馬券を購入しています。

 あとはあくまで◎と○の1着2着争いのヒモ。特に坂路のダブル最速に該当している馬たちは末脚がしっかりしているので、前2頭との差が離れた時に差し込んでくるような気がします。

1.ブラヴィッシモ
今回:標準多め坂路
前回:標準多め併用

2.ウキヨノカゼ
今回:標準多め併用
前回:標準併用

3.サクラゴスペル
今回:標準併用
前回:海外

4.ビッグアーサー
今回:標準多め坂路
前回:標準多め坂路

5.スノードラゴン
今回:馬ナリ平均坂路
前回:標準多め坂路

6.ミッキーアイル
今回:標準多め坂路
前回:標準坂路

7.サトノルパン
今回:標準坂路主体
前回:標準少めトラック主体

8.アルビアーノ
今回:標準併用
前回:標準少め併用

9.ティーハーフ
今回:標準坂路
前回:標準坂路

10.アクティブミノル
今回:標準坂路
前回:標準多めトラック

11.レッツゴードンキ
今回:標準多め坂路
前回:標準坂路

12.ウリウリ
今回:標準併用
前回:標準併用

13.エイシンブルズアイ
今回:馬ナリ平均坂路
前回:馬ナリ平均坂路

14.アースソニック
今回:標準坂路
前回:標準坂路

15.ローレルベローチェ
今回:標準坂路
前回:馬ナリ平均坂路

16.スギノエンデバー
今回:乗込坂路
前回:標準坂路主体

17.ヒルノデイバロー
今回:一杯平均坂路
前回:一杯平均坂路

18.ハクサンムーン
今回:標準坂路
前回:標準少め坂路

 山崎エリカの予想

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予想印
12ウリウリ(4人気)
8アルビアーノ(3人気)
7サトノルパン(8人気)
4ビッグアーサー(2人気)
6ミッキーアイル(1人気)
17ヒルノデイバロー(15人気)
18ハクサンムーン(7人気)
買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬連

8

-

12

1点 3000円

馬連

4

-

12

1点 2000円

馬連流し

12

相手

6

7

2通り 各1500円

馬連流し

12

相手

17

18

2通り 各1000円

山崎エリカの見解

 中京競馬場リニューアル後の高松宮記念はAコース使用で例年、外差し有利でした。しかし、今年はBコースで行われます。これにより先週まで以上に馬場が高速化し、土曜日は、まず、内々の好位が有利になると見ていましたが、予想どおりの結果でした。芝1200mの岡崎特別(古馬1000万下)では、1枠のシゲルチャグチャグの逃げ切りが決まり、土曜日の中京はレコードタイムが出るほど高速馬場で、決着タイムは1分07秒4。

 日曜日が土曜日のままの馬場状態とは言い切れないところが中京芝の難しいところですが、高速馬場のままである可能性もあることを考えると、今回の高松宮記念は1分06秒台突入が濃厚でしょう。また、タイムが速ければ速いほどスプリント適性が問われるようになるので、これまでの高松宮記念よりもスプリント適性を考慮の上で予想を組み立てたいです。

 よって、◎には昨年のCBC賞の勝ち馬で中京適性もあり、1分07秒台で決着した昨秋のセントウルSで2着の実績もあるウリウリを推します。時計の掛かる馬場で行われた京都牝馬Sは、明らかにオーバーペース。2回京都の最終週は、かなり時計が掛かる馬場で、この週の逃げ、先行して凡退したもともと強い馬は、その後のレースで穴を輩出しています。2回京都7日目の京都牝馬Sを早めに先団まで押し上げ5着に凡退したこの馬も、まず、巻き返してくる1頭でしょう。好位の内目を上手く立ち回っての巻き返しに期待します。

 ○は、昨年のスワンSを勝ち、続くマイルCSでも5着と好走した実力馬アルビアーノ。休養明けとなった前走のオーシャンSでは大外16番枠、出遅れ、最後のとどめは直線での不利があって能力を出し切ることが出来ませんでした。今回は自在に立ち回れる真ん中の枠を引きました。スタートを決めて能力を出し切れるようならば巻き返して当然の馬です。

 ▲は、前々走の京阪杯では好位からレースを進め、今回の高松宮記念で上位人気に支持されているビッグアーサーを相手に勝利したサトノルパン。前走のシルクロードSでは出遅れたこともあって能力を出し切れませんでしたが、前々走の走りを再現できるならば、今回のメンバーでも全く見劣りしません。日曜日が土曜日のままの馬場状態ということを想定すると、この馬のように好位で自在に立ち回れることは有利に働きそうです。

 古澤秀和の予想

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予想印
4ビッグアーサー(2人気)
6ミッキーアイル(1人気)
12ウリウリ(4人気)
3サクラゴスペル(13人気)
9ティーハーフ(14人気)
2ウキヨノカゼ(12人気)
買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
ワイド

4

-

6

1点 6000円

ワイド

4

-

12

1点 4000円

古澤秀和の見解

【パドック速報対象レース】
当レースはパドック速報対象レースです。レース発走20分前に最終結論(印・買い目・見解)を公開します。パドックの気配で前予想と最終結論が変わる可能性がありますので、予めご了承ください。

4番:バネ感のある筋肉で好仕上がり。
6番:フックラ好仕上がり。
12番:ビッシリ仕上がる。

ラップ理論を駆使 丹下日出夫の予想

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丹下日出夫

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

8

相手

4

5

6

12

13

18

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

8

2着

6

相手

4

5

12

13

18

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

8

2着

5

相手

4

6

12

13

18

30通り 各100円

丹下日出夫の見解

【春風は新風】4歳牝馬アルビアーノが、短距離スプリント界に新風を吹き込む。移動性低気圧が頻繁に通りすぎるこの時期の高松宮記念は、決着タイムが読みにくく、たとえ良馬場でもパワーは不可欠。坂という負荷ができてからの現行コースの勝ち馬は、中京より更に勾配のキツい、中山のスプリンターズSで勝ち負けができるだけの地力はもちろん。6ハロンを超えた、1400mを勝てるスタミナがなくては、高松宮は立ち行かない。

 ならばアルビアーノ。天性のスピードだけで、牡馬混合のNHKマイルCを2着と好走。三走前のスワンSも、前半1000m通過が57秒5―1200m通過・1分8秒8というミドルラップにも余裕をもって対処し、外一気にねじ伏せている。オーシャンSは直線入り口で致命的な不利を被り、追い出しが遅れたぶん、5着に終わったが、前走は初の6ハロン戦――「試走」と思えば許容範囲。直線半ば、立て直してからの伸び脚は見どころ十分。上がり3Fの数値も最速だった。そして鞍上はルメール、二戦続けて凡走は、まず考えにくい。

 当面の目標はミッキーアイル。昨年も阪急杯2着をステップ高松宮記念を3着と好走したが、本年の阪急杯は前半1000m56秒4―1200m通過1分7秒8という、よどみのない流れをリズムよく構築し、1分19秒9に時計を更新。折り合いや進化を数字でも示している。

 三番手はスノードラゴン。1年3か月振りのオーシャンSを3着と押し上げ、スプリンターズS優勝馬の貫禄を示したが、パワー馬場の左回り中京は、一昨年の高松宮記念で2着と結果も出している。戦法は直一気、シンプルに構えられるぶん、迷いも少ない。

 エイシンブルズアイは、オーシャンSを前後半の3Fをほぼ同ラップで駈け1分7秒5。芝のコンディションと、時計は異なるだろうが、中山の急坂をバランスのいいこのラップで乗り越えたのは自信にもなり収穫だった。

 昨年の高松宮記念2着馬ハクサンムーンは、オーシャンSを前半3F・32秒7のHラップで飛ばし2着と、7歳を迎えてもスピードは健在。ビッグアーサーは、思えば昨年の高松宮記念当日、同レースと0秒1差の1分8秒6で駈け、一年間ここに照準を絞ってきた。

至高の頭脳 須田鷹雄の予想

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須田鷹雄

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬連流し

13

相手

4

6

7

8

12

14

18

7通り 各1000円

3連複軸2頭流し
軸1

13

軸2

7

相手

4

6

8

12

14

18

6通り 各500円

須田鷹雄の見解

 1200mのGIで実績のある馬が引退や回避、高齢化のいずれかにあてはまり、絶対にこれだという軸馬がいない今年の高松宮記念。人気になるのは▲ミッキーアイルかと思われるが、同馬がこれまで1着を取ったレースはすべて逃げたもの。今回は他にも前に行く馬がおり、内枠とはいえ突っ張りきれなかった場合は惜敗か、場合によっては馬券から外れることもありうる。

 もともと中京芝1200mは他場の同距離と比べて差しが届きやすいし、今回は差しタイプを狙ってみたい。◎エイシンブルズアイだ。持ち時計はあるのだがある程度時計のかかったレースにも対応しており、着順はともかく毎回決まってそれなりの差し脚を伸ばしてくる。前がどれだけ止まるかによって、この馬の着順も上がる。

 穴で面白いのが○サトノルパン。前走はハンデと展開を考えれば負けても仕方ない競馬。前走とここの比較だと、プラス要素が多い。

徹底データ分析 コンピューター予想の予想

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コンピューター予想

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単BOX

4

5

6

13

12通り 各400円

3連単BOX

4

5

6

13

24通り 各200円

コンピューター予想の見解

各馬の上昇度・脚質・騎手・調教師・血統データを「先週最も儲かった」設定で解析。導き出された4頭の馬単・3連単ボックスで勝負!

なお、プレミアムサービス(※)にご登録されますと、中央競馬全レースで、上昇度・脚質・騎手・調教師・血統の項目を自由にカスタマイズして予想することができます。各レース情報ページの予想タブから「CP予想」にお進みいただき、ご利用ください。

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攻めの予想 netkeibaローカル本紙の予想

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netkeibaローカル本紙

予想印
17ヒルノデイバロー(15人気)
12ウリウリ(4人気)
6ミッキーアイル(1人気)
8アルビアーノ(3人気)
2ウキヨノカゼ(12人気)
4ビッグアーサー(2人気)
14アースソニック(17人気)
買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

17

相手

2

4

6

8

12

14

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

17

2着

12

相手

2

4

6

8

14

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

17

2着

6

相手

2

4

8

12

14

30通り 各100円

netkeibaローカル本紙の見解

 2年連続道悪で行われた高松宮記念。今年はなんとか良馬場で行われそうだが、前2週が馬場が重い中で競馬が開催されたため今年も複雑な馬場状態に。なおかつ今年はBコース使用。例年のように時計がかかるようなら思わぬ伏兵の台頭も十分に考えられる。

 そこで、実績面で見劣っているのは百も承知ながらヒルノデイバローを本命に抜擢した。芝転戦後、7着8着と「やっぱりダート馬だったか…」と思わせる着順だが、前々走は出遅れ(直線は32.6の鬼脚)、前走は距離を考慮した消極的な競馬で、この馬のポテンシャルを一度も見せていない。

 元々、ダートでは逃げ脚質だっただけに、後方に控える必然性もないだろうし、何よりこの枠順。ハクサンムーンを行かせて、外目好位で折り合えば芝初勝利がGIという快挙だって夢ではないだろう。サバイバルになればなるほど、ダートで培われた根性がモノをいうはずだ。

 相手は中京コース勝率100%のウリウリ。混戦になればなるほど、馬群を割れるこの馬の力が発揮されるだろう。

 栗山求の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

8

相手

4

5

6

12

13

10通り 各400円

3連単1着流しマルチ
1着

8

相手

4

5

6

12

13

60通り 各100円

栗山求の見解

 ◎アルビアーノは「ハーランズホリデイ×アンブライドルド」という組み合わせの外国産馬。母アンティクスは不出走ながら名種牡馬アーチ(G1馬11頭の父でアンクルモーやアイルハヴアナザーの母の父)、アコマ(スピンスターS-米G1)などを兄弟に持ち、2代母オーロラヤマニンパラダイス(阪神3歳牝馬S-G1)の全姉で、名種牡馬グリーンデザートと4分の3同血という超のつく良血。グリーンデザートはインヴィンシブルスピリットやオアシスドリームを通じてヨーロッパで勢力を広げる最も活きのいいスプリント血統で、ケープクロスを通じた中距離向きのラインからは凱旋門賞シーザスターズゴールデンホーンを出している。

 コートリーディーにさかのぼるこのファミリーは、21世紀に入ってますます勢いを増しており、その活力はアルビアーノにも受け継がれているはずだ。父ハーランズホリデイは北米種牡馬ランキングで14年7位、13年8位という成績があり、日本で走った産駒はダートよりも芝の成績がいい。

 本馬は父母両系から優れたスピードの持続力を受け継いでおり、昨年秋のスワンS(G2・芝1400m)では中団から鮮やかに差し切ってフィエロ以下を問題にしなかった。スプリント戦でも何ら問題のない血統構成で、むしろ底力を要求されるG1の厳しい流れでこそ真価を発揮するだろう。前走のオーシャンS(G3)は最後の直線ではスノードラゴンに進路をカットされてブレーキを踏むシーンがあった。休み明け2戦目、芝1200m2戦目となる今回は一変が期待できる。

 奥田隆一郎の予想

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予想印
8アルビアーノ(3人気)
6ミッキーアイル(1人気)
12ウリウリ(4人気)
買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
単勝

8

1点 2500円

馬連BOX

6

8

12

3通り 各2500円

奥田隆一郎の見解

 ◎アルビアーノは、昨年の春に直結コースの東京芝1600mでNHKマイルC(G1)を連対、秋に直結コース京都芝1400m外のスワンS(G2)を勝利して、コース適性が高い。前走は出遅れと直線の不利があって凡走したが、今回は巻き返せる。高松宮記念で一昨年1着のコパノリチャードや昨年3着のミッキーアイルなど、前年のスワンSを制した馬が高松宮記念の馬券になっている。つながりの深い重賞(スワンS)の勝ち馬なので、今年も該当馬◎に注目する。

 ▲ウリウリは、5走前に同コース(中京芝1200m)のCBC賞(G3)を勝ち、4走前に直結コース阪神芝1200mのセントウルS(G2)を連対した。その他、直結コースの阪神芝1400mにて阪神牝馬S(G2)を2年連続で馬券圏内に好走している。直結+同コースの重賞を激走して、コース適性が非常に高い。近3走は5着続きで善戦までだが、得意コースでの変わり身を警戒する。

最速予想 netkeiba編集部の予想

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netkeibaデスク

netkeiba編集部の見解

※火曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 春のGIシリーズの開幕を飾るのは、スプリント王決定戦高松宮記念。2012年のコース改装以降、中京芝1200mはパワーを要するコースに生まれ変わりました。以降の4年間で勝ちタイムが1分7秒台に突入したことはありません。スピードと同時にパワーも兼ね備えていないと春のスプリント王の座に就くことは難しくなっています。

1.馬体重の大きな馬が有利

 改装以降の4年間、勝ち馬の最低馬体重は482kgのカレンチャン。昨年勝ち馬のエアロヴェロシティ(524kg)、一昨年2着のスノードラゴン(510kg)、2012年2着のサンカルロ(504kg)という500kg超えの馬が好走している一方で、昨年の1番人気ストレイトガール(460kg、13着)、2番人気ダイワマッジョーレ(440kg、6着)など、比較的軽量の馬は苦戦を強いられています。

2.阪急杯組VSオーシャンS

 コース改装以降の過去4回の連対馬8頭のうち、シルクロードSからの臨戦馬は2013年2着のドリームバレンチノだけ。香港馬のエアロヴェロシティを除けば、残りの連対馬は阪急杯オーシャンSステップにしていました。パワーの要求度が高くなるのと反比例して、シルクロードSの重要性が低くなっていることに注意が必要です。

3.1400実績馬が間に合う

 昨年3着のミッキーアイル、一昨年1着のコパノリチャードはいずれも前年のスワンS(芝1400m)の勝ち馬で、1200m戦への出走はこれが初めてでした。2012年の2着馬サンカルロも言わずと知れた1400の鬼で、1200m戦での連対はこれが初めて。このレースにおいては、1200m戦の実績にそれほどこだわる必要はありません。むしろ1400m以上の距離で勝ち負けできるスタミナを重視すべきです。

 アルビアーノは昨年のスワンSが完勝という内容で、マイルCSでも2着とは小差の5着。マイル路線ならば牡馬混合でもトップを争える実力馬です。前走はスプリント戦初出走で、中山の短い直線で挟まれる場面もあって5着に敗れましたが、最後の伸びは目立っており、直線が長いコースならば1200m戦にも計算の立つ内容でした。前走のダメージが残っているようで出否には不透明さが残りますが、出走に踏み切れば当然勝負懸かりということになるでしょう。

 ビッグアーサーはまだ重賞未勝利ですが、これまで重賞出走時はすべて1番人気に支持されているのですから、能力的には普通の重賞未勝利馬とはわけが違います。昨年の高松宮記念当日に1000万条件を快勝しましたが、勝ちタイムは同日の高松宮記念でも2着に相当します。パワーを要する中京ならば舞台に不足はありません。

 ミッキーアイルは昨年の3着馬ですが、今年は阪急杯の完勝でさらにパワーアップした印象すらあります。同型を捌ければ。スノードラゴンは前走が久々を感じさせない好内容で、反動がなければチャンス充分。

 差す競馬が板について本格化気配のエイシンブルズアイ、中京は2戦2勝と得意にしているウリウリ、7歳を迎えてもスピードに陰りは見られないハクサンムーンまで。

“絶対数感”の持ち主 大石川大二郎の予想

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大石川大二郎

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

6

相手

4

8

12

13

15

18

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

6

2着

4

相手

8

12

13

15

18

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

6

2着

12

相手

4

8

13

15

18

30通り 各100円

大石川大二郎の見解

平均値トップは○ビッグアーサー。だが前走とコース値で上回る◎ミッキーアイルが軸相当。続いて平均値4位▲ウリウリも上位評価。一発候補は前走で◎と同じレベルの115を持つ☆ローレルベローチェ。大外△ハクサンムーンと先行争いをして不利と見られているが、先行勢残りだってないとはいいきれないはず。前走値114の△エイシンブルズアイと△アルビアーノも無印というわけにはいかない。ヒモ荒れを狙う一戦とする。

元祖“情報” 田沼亨の予想

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田沼亨

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

8

相手

2

4

5

6

12

13

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

8

2着

12

相手

2

4

5

6

13

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

8

2着

4

相手

2

5

6

12

13

30通り 各100円

田沼亨の見解

短距離適性は極めて高い8アルビアーノを狙い撃つ。初の1200となった前走は出遅れとインに包まれる二重苦。それを考慮すれば良く健闘した。成長力があり末脚勝負で突き抜ける!次位は12ウリウリで中京実績が高く差し脚は強力で巻き返しは可能。▲は4ビッグアーサーでうまく馬混みを捌ければ差はない。

 佐藤直文の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬連

6

-

8

1点 3000円

馬連

4

-

8

1点 2500円

馬連

8

-

12

1点 1500円

馬連流し

8

相手

7

13

18

3通り 各1000円

佐藤直文の見解

 エアロヴェロシティの回避により、一見すると先行勢が有利に思えるが、そう簡単にはいかないのが中京コースの難しいところだ。雨予報もなく、仮柵設置のBコースでもあることから、イメージとしてはロードカナロアが勝った3年前の馬場に近いか。当時は1分8秒1の時計で、差し馬同士のワンツー決着であったことも念頭に置きたい。

 ◎は強い4歳世代からアルビアーノを指名する。フィエロ以下に完勝したスワンSは、ここでも力上位と言える内容だ。直線の長い中京で2度目の1200m、そして再度の騎乗となるルメール騎手なら、中団から差し切ってくれるだろう。

 相手は、阪急杯完勝のミッキーアイル、リフレッシュされたビッグアーサーへが本線。追い込みが決まるほどのハイペースになれば、ウリウリも可能性十分だ。

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