中京競馬場が新しくなってから行われた
高松宮記念は過去4回。そこで好走した調教タイプを重視すると、坂路もしくは併用系統となりますが、今年の出走馬のほとんどがそれに該当します。よって、今年から「Bコース」で行われるという点に着目。冬と春の中京開催において、Bコースで行われるのは1月。よって、過去3年の1月中京芝1200mBコースで行われたレースを検証すると、1着馬は9レース中、7レースが坂路調教馬でした。
これを重視すると、私の中では◎
ビッグアーサー、〇
ミッキーアイルという選択肢になりますが、前者を選んだ理由は1週前追い切り。大下智騎手が跨って、自己ベストとなる坂路4F49.5秒という時計をマークした時点で本命は決まりました。その理由は前走
シルクロードSの調教と連動します。
シルクロードSでは強くなく弱くなくといった追い切りが続き、1週前追い切りは調教助手が跨って4F51.8秒。決して遅くない時計ですが、過去に大下智騎手が跨ったオ
パールS(1着)、
京阪杯(2着)の1週前追い切り4F50秒台に比べると遅い数字です。正直「リズムのない調教」だと思いました。その結果、トレセンでの
テンションが高く、状態が悪くて5着に負けたと判断しました。
そこからリフレッシュ放牧を挟んでの今回。1週前追い切りが終わった時点で
藤岡健一調教師に聞くと「予定通り」と思ったとおりの答え。この追い切り以降、馬体には素晴らしい張りが出ており、まさに今が
ピーク。その証が最終追い切りで3F目に11.4秒という脚力を見せたことでしょう。
ビッグアーサーが負けるとすれば、やっぱり○
ミッキーアイルしかいません。◎○の馬連は
ビッグアーサーの2着複勝を買っている感覚です。
前走
阪急杯を勝った時に「今年はハナを譲らない」と
音無秀孝調教師。昨年のようにCWでの追い切りを併用し、レースでも控える競馬の「中途半端」から、今年は坂路のみの追い切りでしっかりと時計を出す追い切りを連発。その結果、最終追い切りでは4F時計の自己ベストを更新。
NHKマイルC1着時も当時の4F時計の自己ベストを更新する4F50.6秒をマークしており、この攻めた内容は必ずレースに活きてくるでしょう。
▲
エイシンブルズアイ、☆
スノードラゴン、△
ウリウリ。この3頭は今回の調教内容を見ると、好走時とほぼ同じなので、馬券に絡んで全く不思議ありません。もし
ミッキーアイルが失速するようなことがあれば、この3頭が浮上してくるだろうと思い、◎から3連複の相手として馬券を購入しています。
あとはあくまで◎と○の1着2着争いのヒモ。特に坂路のダブル最速に該当している馬たちは末脚がしっかりしているので、前2頭との差が離れた時に差し込んでくるような気がします。
1.
ブラヴィッシモ
今回:標準多め坂路
前回:標準多め併用
2.
ウキヨノカゼ
今回:標準多め併用
前回:標準併用
3.
サクラゴスペル
今回:標準併用
前回:海外
4.
ビッグアーサー
今回:標準多め坂路
前回:標準多め坂路
5.
スノードラゴン
今回:馬ナリ平均坂路
前回:標準多め坂路
6.
ミッキーアイル
今回:標準多め坂路
前回:標準坂路
7.
サトノルパン
今回:標準坂路主体
前回:標準少めトラック主体
8.
アルビアーノ
今回:標準併用
前回:標準少め併用
9.
ティーハーフ
今回:標準坂路
前回:標準坂路
10.
アクティブミノル
今回:標準坂路
前回:標準多めトラック
11.
レッツゴードンキ
今回:標準多め坂路
前回:標準坂路
12.
ウリウリ
今回:標準併用
前回:標準併用
13.
エイシンブルズアイ
今回:馬ナリ平均坂路
前回:馬ナリ平均坂路
14.
アースソニック
今回:標準坂路
前回:標準坂路
15.
ローレルベローチェ
今回:標準坂路
前回:馬ナリ平均坂路
16.
スギノエンデバー
今回:乗込坂路
前回:標準坂路主体
17.
ヒルノデイバロー
今回:一杯平均坂路
前回:一杯平均坂路
18.
ハクサンムーン
今回:標準坂路
前回:標準少め坂路