※月曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。
高松宮記念こそ超のつくような高速馬場になりましたが、本来中京の芝コースは時計が掛かるのが普通です。また、「直線が長くて最後に坂がある」というコース形態の芝1200mは中京だけ。少なからず癖があるコース設定になっており、他場の1200の序列を鵜呑みにしづらい難しさがあるレースです。
1.パワーが求められる
梅雨時の開催ということもあって、パワーがある大型馬の活躍が目立ちます。このレースを連覇した
マジンプロスパー、一昨年の勝ち馬
トーホウアマポーラはいずれも500kg前後の大型馬でした。
2.逃げも追い込みも厳しい
直線が長くて坂もあって、ということで逃げ馬は他場に比べて苦戦を強いられます。かといって開幕週ですから前崩れも想定しにくいところで、極端な脚質の馬は割引が必要です。
3.距離に融通が利く馬が有利
コース改修後の4年間の連対馬8頭のうち6頭が前走1400m以上の距離からの短縮
ステップでした。1200m専業馬よりも長めの距離でも戦えるスタミナの持ち主を上に見るべき。
スノードラゴンは一昨年の
スプリンターズSの勝ち馬。長期休養から立ち直って調子を上げてきており、今回はこの馬の実績を尊重すべきタイミングです。じわじわ伸びる馬で直線が長い当コースはベスト条件。また
スプリンターズSが雨中の競馬だったことを考えても、馬場が渋ることは大歓迎でしょう。
エイシンブルズアイは5歳にして本格化。
高松宮記念でも5着と近況の充実ぶりではメンバー中随一の存在です。ただし一つケチを付けるならば、勝ち星がいずれも直線の短いコースでのものだという点。直線が長いと終いが甘くなる傾向があります。
ベルカントは一昨年のこのレースでは5着に敗れましたが、5歳を迎えて当時とは比べ物にならないくらい力をつけています。ここはメンバー構成的にも楽な展開が見込めますから、大崩れはなさそうです。
ハンデ戦ですが実績上位の上記3頭を尊重するという方針。コース巧者の
シンデレラボーイが穴の筆頭で、以下本格化気配の
メイショウライナー、芝ダート問わず堅実差しの
レッドファルクス、夏場に強い
ベルルミエール。