【パスが通った】恩ある松田博厩舎の、最後のジャンプGIということもあったのだろう。溢れそうな思いをいっぱいに秘め、中山大障害に挑んだ高田とエイコーンパスだったが、渾身の飛越と捌きも、コンマ1秒、2着と届かず。しかし、初のバンケット、GIにもすかさず対応できたのはセンス。さすがに目いっぱいの前走とまではいかないだろうが、中間の乗りこみもマズマズ。誠実に飛越に臨めば自ずと結果はついてくる。

　当面の目標はアシュヴィン。GIだけあって大障害は、飛越だけでなく流れもキツい。ただ、スンナリ先手なら、二走前のイルミネーションJ同様の粘り腰あり。順調さとローテならゴールデンヒーロー。ダンツメガヒット、ニシノマテンロウ、マイネルフィエスタも、3連単のヒモ要員なら。

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【軸不動】エイコーンパスは昨年暮れの中山大障害で2着。入障2戦目で難コースのＧIに対応したように、ジャンパーとしての資質はかなり高い。軸で信頼する。ダンツメガヒットは近2走が小差の競馬。少し間隔が開いたが、地力は上位だ。アシュヴィンは一昨年のこのレースで2着。相性のいい京都で見直す。ゴールデンヒーローは2走連続3着と堅実。ニシノマテンロウ、マイネルフィエスタを押さえる。

【相手探し】障害キャリア2戦で中山大障害2着と、抜群のセンスを持つ08エイコーンパス。平地4勝の実績馬でもあり、先々が非常に楽しみな存在だ。未勝利を勝った京都へのコース替わり、芝→ダート替わりともにプラスで、馬券は素直にここから。相手も、01アシュヴィンと10マイネルフィエスタが上位評価組と、堅い決着を想定する。

【小波乱】エイコーンパスは持久力に長け奥が深い。ダンツメガヒットは仕上がり良好。力をつけているニシノマテンロウが続く。

ほぼ人気サイドでの評価。京都での馬場がどうなるかというのが焦点なだけ。無風のジャッジ。あとは落馬さえなければ順当だろう。