【お薦め度B】

3番　レッドリヴェール

　ハープスター相手にしのぎを削り、阪神ＪＦ<1>着・桜花賞<2>着と実績を残したのがこの阪神千六の舞台。これ以上ない文句ない条件と言えます。『3走前に挟まれてから、走る意欲を喪失している感じ。』という陣営のコメント。精神的な問題を抱えているのは非常に厄介ですが、調教では前に壁を作って割ってくる形でもしっかり脚を使っています。力が力だけに、注意は払っておきたいところです。

◎(お薦め度C)1000円・(お薦め度B)3000円・(お薦め度A)10000円を資金として、明快かつ儲ける競馬にこだわります。

【世代の女王】休み明け、久々のマイル、56キロを背負うが、ミッキークイーンの資質にこだわりたい。JCは初の古馬、そして牡馬対決。秋華賞力走後で、少し馬体が寂しく映ったが、道中何度かコスられたのも消耗の原因。直線中ほどで力尽きてしまったが、タイムは0秒3差。3歳牝馬というキャリアを考えれば、内容は悪くない。

　オークスの走破時計は歴代2位の2分25秒0、秋華賞は1分56秒9のレコードと、二冠の記録は歴代でも最高値。馬体も回復、起用されたルメールが、手放しで褒めるのも、その才能を跨った瞬間感じ取ったからに他ならない。マイルは3歳2月のクイーンC以来になるが、秋華賞はスタートでアクセルを踏むと、ある程度の位置はとれた。56キロでもパワーと切れで一気差し。

　二の筆頭はスマートレイアー。時に迷路に入り込んだ時もあったが、東京新聞杯はスローに恵まれたにせよ、ラスト3Fは11秒2―11秒0ー11秒3。GIに近い能力を前走でも示し、デムーロとのコンビでは、米子Sで好位差しも決めている。ストレイトガールは、海外遠征明け、そして1200m後。GI牝馬ではあるが、ここはヴィクトリアマイルのステップレースとみていい。

　本気度・巻き返しの意識の強さなら、昨年のチューリップ賞馬ココロノアイ。阪神の坂でもウインプリメーラがひと頑張り。アンドリエッテは直線勝負。

各馬の上昇度・脚質・騎手・調教師・血統データを「先週最も儲かった」設定で解析。導き出された4頭の馬単・3連単ボックスで勝負！

なお、プレミアムサービス(※)にご登録されますと、中央競馬全レースで、上昇度・脚質・騎手・調教師・血統の項目を自由にカスタマイズして予想することができます。各レース情報ページの予想タブから「CP予想」にお進みいただき、ご利用ください。

※netkeiba.comのスマートフォン版・競馬総合チャンネルでは、プレミアムコースにご登録されますとご利用頂けます。

【伏兵注意】ミッキークイーンは昨年、オークス、秋華賞の2冠を制覇。前走のジャパンCは8着だったが、勝ち馬に0秒3差なら悪くない。休み明けで目標も先だが、牝馬限定のGIIなら力でねじ伏せる。ストレイトガールも昨年はGIを2勝(ヴィクトリアM、スプリンターズS)。こちらは香港スプリント9着以来だが、力を出せる仕上がりだ。スマートレイアーは一昨年のこのレースの勝ち馬で、昨年も4着。東京新聞杯(1着)を使ったアドバンテージで逆転を狙う。ウインプリメーラは坂を克服できれば。アンドリエッテ、カフェブリリアント、ダンスアミーガを押さえる。

※月曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

　ヴィクトリアマイルへの最重要ステップ競走。昨年までは阪神芝1400m戦として行われていましたが、今年から芝1600mに距離が延長されました。本番への直結性が高まることはもちろん、桜花賞前日に同一コースで行われる牝馬重賞ということで、桜花賞を占う上でも見逃せないレースになリそうです。

1.4歳馬が強い

　この時期の牝馬GII戦ということで、昨年までの阪神牝馬Sの傾向を調べると、過去10年で4歳馬が7勝して2着も6回と圧倒的な好成績を収めています。条件が変更になっているので参考程度ですが、牝馬戦線の消長の激しさを物語るデータです。

2.上がり馬にハードルは低い

　同様に昨年までの阪神牝馬Sのデータですが、前走で準オープンを走っていた馬が5勝、オープン特別を走っていた馬が3勝を挙げています。重賞実績馬が多数集まる条件ということでは昨年までも変わりありませんが、牝馬限定戦らしく格より勢いという傾向が出ています。

3.休み明けは割り引きが必要

　年明け初戦の馬がこのレースを勝ったのは、過去10年では2010年のアイアムカミノマゴだけ。昨年のスマートレイアーのように、休み明けの実績馬が人気を裏切ることが多かったレースですが、距離が延長になることで傾向が変わるかどうか、注目されます。

　ミッキークイーンは昨年の二冠牝馬。好時計で決着した秋華賞を早めに動く形から快勝したように、脚質に幅が出たことで隙がなくなった印象があります。ジャパンC以外はすべて連対を外していないという安定感の持ち主で、外回りの阪神芝1600mなら休み明けでも中心視できます。

　アンドリエッテは昨年のチューリップ賞の2着馬。桜花賞は前残りの展開に泣かされながら上がり3Fは最速タイムをマークしているように、阪神マイルはもっとも得意とする条件です。今回は使われている強みで上位食い込みが期待できます。スマートレイアーは一昨年のこのレースの勝ち馬。勝ち味に遅い印象がありますが、前走の東京新聞杯を含めて14頭立て以下のレースでは[6-1-1-1]ですから、ここも頭数が落ち着くようなら信頼性がアップします。

　ウインプリメーラは差す形になった京都牝馬Sでも崩れませんでしたが、本来はマイル以上の距離を先行する形がベストで、今回は展開利も見込めます。カフェブリリアントは昨年の勝ち馬で、距離も1600mまでなら守備範囲。

　ココロノアイは昨年のチューリップ賞の勝ち馬で、武豊騎手との新コンビで復調のきっかけを掴みたいところ。ストレイトガールは昨年にGIを2勝と実績的にはナンバーワンですが、年齢とともに叩き良化の傾向が強くなっていて、4か月ぶりの今回は抑えまでの評価に。

【内容優秀】相手関係が強力だが、それでも狙いたいのが09ウインプリメーラ。先行内容の良さが目立っており、ここは展開利も十分に見込める組み合わせだ。相手は順当に、07スマートレイアーと06ミッキークイーンを上位に。13ストレイトガール以下も警戒は怠れずと、面白いレースである。

【小波乱】ミッキークイーンは地力上位。コース適性が高いスマートレイアー。先行力があるウインプリメーラが続く。

難しいメイン。軸のポイントはまず平均値トップの☆ストレイトガール。前走香港での指数なしを若干マイナスととって軸にはしない。ならぶ平均値107だが前走最高110で▲ウインプリメーラもいい。だがやはり前走に併せてコース値もある◎スマートレイアーを推したい。○ミッキークイーンも当然上位。以下△カフェブリリアントと△アンドリエッテの平均値上位組を。

2冠馬6ミッキークイーンが中心だ。阪神は連対率パーフェクトの得意コース。うまく決め脚が生かせれば能力でカバーできる。次位は阪神5勝を誇る7スマートレイアー。自在に立ち回れるタイプで逆転は十分。▲は13ストレイトガールでG1馬の底力でチャンスは見込める。