※月曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。
牝馬重賞はほとんどが1600から1800で行われていて、2000m以上の距離で行われる古馬牝馬の重賞は、
エリザベス女王杯、
愛知杯とこの
マーメイドSだけしかありません。
持続力が問われる阪神内回りコース使用で、さらにはハンデ戦ということもあって、他の牝馬重賞での序列が必ずしも当てになりません。6年連続で二桁人気の馬が馬券圏内に入っているように、一筋縄では収まらない非常に難解なレースです。
1.重賞実績馬は苦戦
過去10年間、前走で重賞に使っていた馬は勝率3.3%・連対率8.2%。前走オープン特別が15.0%・25.0%、前走準オープンが7.1%・14.3%で、前走1000万下が14.3%・28.6%ですから、格はほとんど関係ないことがわかります。
2.前走マイルは苦戦
前走で芝1600mを使われていた馬は過去10年で勝率0%・連対率5.6%。芝1800mを使われていた馬が10.7%・17.9%で、芝2000m組が14.8%・25.9%ですから、前走の距離が長くなるほど成績が良くなる傾向が綺麗に出ています。
3.狙いは斤量53kg
ハンデの軽い方から買っても配当的に追いつくという、最近のハンデ戦としては珍しいレースです。極端な軽量馬の好走もありますが、過去10年で[6-2-4-21]の53kgが最も好走例の多いゾーン。
ハピネスダンサーは
福島牝馬Sではスローで切れ味の差に泣いた印象。
パワーを活かせる阪神でベスト距離の2000mなら重賞でも戦力差は感じられません。1kg減の53kgで重賞制覇のチャンス到来です。
アカネイロはローカルや中山の小回りコースで3勝を挙げているように直線が短いコースを得意としていて、コース替わりは歓迎。しぶとさが問われるこの条件ならば重賞でも差は感じられません。
リラヴァティは3歳時に
ローズSで3着がありますから、昇級戦ながら重賞で通用する素地は持っています。昨年の当レースでは8着に敗れましたが着差はわずかで、展開ひとつで勝ち負けも可能のはず。
シュンドルボンは
中山牝馬Sの勝ち馬で、
ヴィクトリアマイルは明らかに距離不足。距離延長は歓迎であとはハンデとの兼ね合いになります。以下、前走でスランプ脱出の兆しが見られた
ココロノアイ、前走牡馬相手にオープン特別を逃げ切った
ナムラアン、相手なりに走れて凡走が少ない
レッドオリヴィアまで。