11R

札幌記念

15:45発走 / 芝2000m (右 C) / 天候:晴 / 馬場:良
2回 札幌 2日目 サラ系3歳以上 オープン       (国際)(特指) 定量 13頭
本賞金:7000,2800,1800,1100,700万円
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 望田潤の予想

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予想印
7サウンズオブアース(4人気)
3ヤマカツエース(1人気)
買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
単勝

7

1点 3000円

馬連

3

-

7

1点 3000円

ワイド

3

-

7

1点 4000円

望田潤の見解

 土曜の札幌芝は丈が長いようで思いのほかタフな馬場だった。モレイラが人気のディープ産駒で負けていたのも馬場がタフだからで、その証拠にワークフォースルーラーシップの仔はちゃんともってきている。

 サウンズオブアースは斬れ味もパワーも機動力も兼備していて、どこでも好走するがどこでも2着という馬だ。しかしネオユニヴァース×ディキシーランドバンドだから、洋芝のコーナー4つの2000mならばついに重賞に手が届くかもしれない。

 母父にディキシーランドバンドを持つ馬は、全芝[79-62-56-577]連対率18%複回値78に対し、札幌芝[9-6-4-28]連対率32%複回値100。この札幌記念ではフミノイマージンアクシオンレッドリヴェールが出走し[1-1-1-2]。休み明けは動く馬だし、今週のうなるような気配を見ればドバイ帰りの影響はなさそうだ。

 タフな馬場となるとディープ産駒のマウントロブソンと1600mベストのエアスピネルは割り引きたいところで、ここはパワー十分ヤマカツエースとの1点でいってみたい。

 山崎エリカの予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
複勝

9

1点 5000円

馬連流し

9

相手

5

13

2通り 各1500円

馬連流し

9

相手

3

7

2通り 各500円

馬連流し

9

相手

1

4

2通り 各300円

馬連流し

9

相手

11

12

2通り 各200円

山崎エリカの見解

 札幌芝2000mは、4コーナー奥のポケット地点からのスタートで、札幌コースとしてはストレートが長いため、枠順による極端な有利不利はありません。また、下級条件はスローペース、準オープン以上になるとレースが一気に流れる傾向があり、札幌記念では特に2008年、2014年、2016年は、超ハイペースで決着しています。

 つまり、基本的には、差し、追い込み馬有利。昨年、ネオリアリズムの逃げ切りが決まりましたが、馬が単に強かっただけ。厳密にはこのレースでネオリアリズムの素質が覚醒しました。今年は、G1馬不在で、前記した年よりも一枚落ちのメンバー構成。逃げるのは、ロードヴァンドール。外からこれをタマモベストプレイが競って、マイネルミラノがどう動いて行くのかと言ったところ。

 ペースが極端に緩めば、早め先頭が得意技のマイネルミラノが動いて行くだろうし、逆に外枠のルメール騎手らしく、エアスピネルが前付けして行く可能性もあります。今回のメンバーで極端なハイペースになるのも考えづらいですが、スローペースになることも考えづらいでしょう。平均ペースで流れて、実績馬が実力を出し切れる展開になる可能性が高いでしょう。

 今回のPP指数の能力値上位馬は、高い順にヤマカツエースエアスピネルサウンズオブアースマウントロブソンアングライフェン。ただし、ヤマカツエースサウンズオブアースはこの先を見据えた始動戦。アングライフェンは前走の函館記念で展開が嵌って指数を跳ね上げたところがあるので、そのあたりがどうか…。エアスピネルも今回のメンバーが相手で外枠からロスの多い競馬だった場合、勝ち切れるかどうかまでは「?」です。

 よって、けっこう時間をかけて吟味しました。◎は、一昨年のこのレースの覇者ディサイファです。この馬はここを勝って、その年は毎日王冠・2着、金鯱賞・2着。そして翌年のAJCCを制しました。昨年のマイルCSでは、馬券圏内に食い込めそうなところで、挟まれて落馬寸前の致命的な不利。それ以来、強いディサイファではなくなってしまっていますが、四位騎手に乗り替わった近2走では、この馬の良さを生かし切れていないのも確か。

 前々走・大阪杯は、始動戦で相手が強かったとはいえ、レースがスローペースよりの流れだったことを考えると、位置取りが後ろ過ぎました。決め手のないこの馬にとって、早い段階で前の位置を取れなかった時点で、敗戦が確定したようなもの。また、前走の安田記念は超高速馬場のスピード競馬で、近走マイル以下の重賞で実績のあった馬が上位に入ったことを考えると、本来、芝2000mから、もっと距離が長くてもいいくらいのこの馬には厳しい展開。

 ディサイファは今年で8歳馬となり、全盛期と比べると、多少なりともスピードに衰えた感があります。超高速馬場でマイル戦の今年の安田記念に対応できなかったのは、以前よりも、スピードが衰えたことの表れでもあるでしょう。しかし、競走馬は、若さゆえのスピードと引き換えに、年齢を重ねるごとにスタミナが増して行きます。スピードとスタミナを同時に兼ね備えた時期が、競走馬のピーク期です。

 競走馬が高齢になると、スピード不足をスタミナで補うために、長距離戦を使うようになり、しばしば、時計の掛かる馬場で高齢馬が穴を開けるのはそういったことの表れ。けっして、競走成績が急下降したりはしないのです。つまり、もともと洋芝で3戦3勝の時計の掛かる馬場巧者だからこそ、スピード色が強くないこの舞台で穴を開ける可能性が十分あるということ。近走、擁護できるだけの敗因があるので前売り段階で11番人気ならば、もうこの馬と心中するしかないでしょう(笑)。復活を期待します。

 ○は、昨年のスプリングSの勝ち馬で、ハイレベルの皐月賞でも、前が厳しい流れの中で勝ち馬と0.7秒差、エアスピネルと0.2秒差(6着)の素質馬マウントロブソン。昨秋は不振に終わりましたが、立て直された前走・福島テレビOPでは復活を見せて完勝。今回で二走ボケを起こすことがなければ勝ち負けになるでしょう。

 ▲は、昨年の菊花賞の3着馬でありながら、今年は京都金杯勝ちを始め、マイル重賞で上位の走りを見せているエアスピネル。前走の安田記念は、騎手がレースが流れることを考慮して、内々の後方で待機したものの、結果的にそれが裏目に出ました。確かに、あまりに積極的に出していくと危ういところがある馬ではあるのですが、さすがに後方待機をしすぎました。

 前走が地力負けではないので今回である程度、巻き返して来るとは見ています。しかし、大外枠でロスの多い競馬になってしまった場合のリスクを考えると、3番手評価が妥当と見ました。タフな馬場の札幌芝2000mの外枠は決定的に不利ではありませんが、今回のメンバーが相手でロスが生じた場合を考慮しました。

ラップ理論を駆使 丹下日出夫の予想

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丹下日出夫

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

3

相手

4

5

7

9

12

13

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

3

2着

5

相手

4

7

9

12

13

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

3

2着

13

相手

4

5

7

9

12

30通り 各100円

丹下日出夫の見解

【GIIならエース】ヤマカツエースは重賞の地盤を一戦・一年ごとに固めてきた。3歳春、マイルのニュージーランドTで初重賞を手にしたが、古馬となり距離を延ばし、福島記念中山金杯を手にいれ、GIのステップレースとして重要な金鯱賞を連覇。GIの大阪杯で3着に食い込む実力馬にのし上がってきた。札幌記念は過去二度経験しているが、当時より明らかに力を蓄えており、今年は堂々主役を張れる。

 逆転があればマウントロブソンの勢い。モレイラ騎乗ももちろん加味。3歳時は皐月賞6着、ダービー・菊花賞はともに7着に終わったが、スプリングS勝ちもある、まだ底を見せていない4歳馬。福島テレビオープンの18キロの体重増は、そのまま筋肉の増加。見違えるようなたくましい体になり、並ぶまもなく外一気を決めている。4勝はいずれもコーナー4つの右回り。パワー型だけに札幌の芝適性もかなり高い。

 エアスピネルも、まだひと化け十分。マイルで3勝を挙げているが、皐月・ダービーは4着、菊花賞は3着。安田記念は内か外か。一瞬戸惑い進路を見失い5着に敗れたものの、最後ひと脚使っていた。最適の距離や条件を模索中だが、平坦・洋芝の札幌という舞台は、プラスになってもマイナスにはならないだろう。

 惑星はマイネルミラノの逃げ。今年の函館記念は降りしきる雨と馬場に泣いた馬が多かったが、単騎逃げ・良馬場なら巻き返し十分。ディサイファは一昨年の札幌記念の勝者。函館と合わせ、夏の北海道シリーズは気配も毛艶も冴え、8歳の夏も馬体の張りは保っている。サウンズオブアースは、菊花賞有馬記念ジャパンCなど、GIで2着3回という実力派。久々の2000m戦になるが、入念に乗り込み仕上がりはいい。

徹底データ分析 コンピューター予想の予想

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コンピューター予想

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単BOX

2

6

8

11

12通り 各400円

3連単BOX

2

6

8

11

24通り 各200円

コンピューター予想の見解

各馬の上昇度・脚質・騎手・調教師・血統データを「先週最も儲かった」設定で解析。導き出された4頭の馬単・3連単ボックスで勝負!

なお、プレミアムサービス(※)にご登録されますと、中央競馬全レースで、上昇度・脚質・騎手・調教師・血統の項目を自由にカスタマイズして予想することができます。各レース情報ページの予想タブから「CP予想」にお進みいただき、ご利用ください。

※netkeiba.comのスマートフォン版・競馬総合チャンネルでは、プレミアムコースにご登録されますとご利用頂けます。

攻めの予想 netkeibaローカル本紙の予想

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netkeibaローカル本紙

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

3

相手

1

4

5

7

8

11

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

3

2着

5

相手

1

4

7

8

11

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

3

2着

8

相手

1

4

5

7

11

30通り 各100円

netkeibaローカル本紙の見解

【軸信頼】宝塚記念の回避を早々に決定し、ここに備えてきた3ヤマカツエース有馬記念4着、大阪杯3着という実績から「さぁGI!」と気合が入るところではあるが、キャラクターとしては高額GIIで賞金を加算し続ける孝行息子。陣営もその認識を持っていそう。秋に向けて一戦というより、ここは着実に勝ちに行くはず。人気は集中していないが、ここは相手探しの一戦とみたい。

 ということで相手もGIクラスの馬よりも賞金を加算した面々とチョイス。5マウントロブソン福島TVOPを勝ち復帰初戦を華々しく飾った。しかし、あの程度では満足しない高素質馬。強い相手と戦うことで、強さが引き出されるタイプな気がするだけに、ここに格落ちな印象は与えない。

 8ツクバアズマオー中山金杯勝ちが、半年ちょっとで一気に霞んでしまった。しかし、ベスト条件で走れたときは少なく、一度叩いた今回こそ久しぶりに走れる条件が揃った印象。穴ならばこの馬!

 栗山求の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

1

相手

3

4

5

7

13

10通り 各400円

3連単1着流しマルチ
1着

1

相手

3

4

5

7

13

60通り 各100円

栗山求の見解

 ◎サクラアンプルールは「キングカメハメハ×サンデーサイレンス」という組み合わせで、サクラメガワンダー(金鯱賞鳴尾記念2回、ラジオたんぱ杯2歳S)の半弟にあたる。同馬は10年前の札幌記念(G2)で3着と好走している。このときはスローペースの上がり勝負となり、後方からラスト3ハロン33秒9という鬼脚で差を詰めたものの、先を行く2頭をとらえきれなかった。一番強い競馬をしたものの勝負に負けた、というレースで、札幌芝2000mへの適性は高かった。

 父は違うものの競走馬としてのタイプがよく似た本馬は、激しい気性が災いして出世が遅れたものの、今年の中山記念(G2)でネオリアリズムの2着と好走して高い資質を証明した。ネオリアリズムは今回、出走予定のみで回避となったが、出走していれば人気の中心になっていたであろう強豪。それと差のない競馬をした本馬は力不足ということはない。

 2走前の大阪杯(G1)は初の関西圏への長距離輸送で馬が入れ込み、道中引っ掛かって大敗。前走の函館記念(G3)は休み明けに加えて道悪、大外枠と不利な条件が重なった。休み明け2戦目で体調良化が著しい今回は、コーナー4つの右回り戦、というこの馬が最も得意とする舞台でもある。一発があっても不思議はない。

最速予想 netkeiba編集部の予想

netkeiba編集部の見解

※月曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 真夏の大一番・札幌記念。サマー2000シリーズの第4戦にして最大のポイントが付与されるレースでもありますが、札幌記念の勝ち馬は、凱旋門賞や天皇賞など、GIへ直行することが珍しくありません。気が早いように思えますが、じつはGIへのステップレースと考えて差し支えないレースなのです。

1.逃げ・先行馬が恵まれやすい

 函館開催の2013年を除く過去9回で、逃げ馬が2勝。また、4コーナーで3番手以内だった馬が4勝しています。これら6頭の人気は順に[5・7・1・1・5・5]。人気薄の逃げ・先行馬が恵まれやすいレースです。

2.スピードが必要

 昨年の勝ち馬ネオリアリズムは次走でマイルCSを3着しましたし、2着のモーリスは言わずと知れた名マイラー、3着のレインボーラインアーリントンC勝ち。一昨年はトーホウジャッカルラキシスラストインパクトと、長めの距離で実績を残した人気馬が全滅、2014年も桜花賞ハープスターが断然人気のゴールドシップを負かしています。ステイヤーよりもマイラーが優位にレースを進めやすい傾向が顕著です。

3.函館記念凡走馬に注意

 昨年の勝ち馬ネオリアリズム函館記念6着からの巻き返し。2008年の勝ち馬タスカータソルテ函館記念7着からの一変しての激走でした。函館記念はタフな馬場で特殊な状況になるので、そこで凡走したスピードタイプの巻き返しに妙味があります。

 エアスピネルはここまで12戦して一度も掲示板を外したことがありません。クラシック三冠を4・4・3着、安田記念も不利を受けながら0.2秒差5着。一線級でつねに勝ち負けしてきた地力の高さは、このメンバーでも上位に評価できます。東京新聞杯マイラーズCの2戦は上がりが速すぎる競馬でキレ味負けしたのが敗因で、洋芝の札幌ならその難点も解消されるでしょう。ルメール騎手起用で結果を求められる一戦。

 ヤマカツエース札幌記念には3年連続参戦ですが、過去2年は4・5着といずれも馬券圏内を外しています。重賞5勝の実力馬ながら、いずれも中山・中京・福島というコーナーが急な競馬場でのもので、大回りの札幌とは相性がもうひとつのようです。マイネルミラノ函館記念11着と大敗しましたが、58kgを背負ってダッシュ力が鈍った面がありましたし、トビのきれいな馬で道悪も堪えました。いつも57.5kg以上背負わされる馬で、定量の57kgは有利。行き切れば一変して驚けません。

 サウンズオブアースは2000mに使われること自体が久々で、距離短縮が鍵になりますが、レースぶりが巧みで大崩れのない馬で、相手関係が楽になるここはさすがに軽く扱えません。マウントロブソンは昨年のスプリングSの勝ち馬ですが、世代の一線級とは水を開けられていて、セカンドグループの一頭でした。同厩舎のネオリアリズムの回避でモレイラ騎手を確保できたのは心強い材料で、4歳馬の伸びしろに期待。

 サクラアンプルールの前走函館記念は、道悪・大外枠・休み明けの三重苦に泣いたもので、度外視できます。中山記念2着の実績馬で、ひと叩きされてスピード勝負ならば侮れません。ロードヴァンドール金鯱賞2着馬ですが、怖がりな面があるので同型との兼ね合いが鍵になります。今回はブリンカー着用の可能性もあるようで、要注意の一頭。

“絶対数感”の持ち主 大石川大二郎の予想

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大石川大二郎

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

3

相手

5

6

7

9

11

13

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

3

2着

13

相手

5

6

7

9

11

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

3

2着

7

相手

5

6

9

11

13

30通り 各100円

大石川大二郎の見解

昨年もキッチリ獲った相性いいレース。基準は前走値と平均値での110オーバー馬。ズバリ人気の2頭が当てはまる。コース値ある分◎ヤマカツエース軸。相手に○エアスピネルとする。そこに惜しい平均値108▲サウンズオブアース。3歳いないのでコース値から△ディサイファ。モレイラで明らかに前進ある☆マウントロブソンは一発十分。

元祖“情報” 田沼亨の予想

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田沼亨

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

5

相手

1

3

4

7

11

13

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

5

2着

4

相手

1

3

7

11

13

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

5

2着

3

相手

1

4

7

11

13

30通り 各100円

田沼亨の見解

スプリングSの覇者5マウントロブソンを推す。久々を叩いた効果は大きく心身がともに充実してきた。小回りは得意で洋芝適性は高そうならチャンスは十分。次位は4ロードヴァンドールでマイペースで行けるなら粘り込みは十分。▲は3ヤマカツエースで実績は上位。

厳選予想 ウマい馬券