昨年の五稜郭Sは☆▲◎で3連複が的中。その調教理論は「12頭立てだった、2014年五稜郭Sはトラックのダブル最速該当馬が2頭しかおらず、1着2着を独占。6番人気と8番人気の組み合わせということもあり、馬連9210円と高配当でした。2015年は該当馬3頭いて、12番人気トウカイオーロラの4着が最高でしたが、この時が14頭立て。今年は10頭立てと頭数が少なく、差しやすい状況です」というもの。

　今年も7頭立てですから、もっと差しやすい状況。◎ブラックバゴは前走が先行した分、最後が甘くなる形でしたが、2走前のように脚をためれば差せる馬。今回は函館芝2000mに適した最終追い切りに該当した上でのトラックのダブル最速。先週の巴賞ではサトノアレスにクビ差迫るアングライフェンの差しを見せた岩田康誠騎手ですから、初騎乗でも全く問題ないでしょう。

1.ダイヤモンドダンス
今回：馬ナリ平均トラック
前回：標準トラック

2.ケンホファヴァルト
今回：馬ナリ平均坂路
前回：標準坂路

3.デンコウリキ
今回：連闘
前回：馬ナリ平均併用

4.ベルニーニ
今回：標準少め併用
前回：軽目併用

5.バイガエシ
今回：標準少めトラック
前回：標準併用

6.メイクアップ
今回：標準少めトラック
前回：標準坂路

7.ブラックバゴ
今回：標準トラック
前回：標準少め併用

【三つ巴】黙ってケンホファヴァルトの逃げを見守る。白川特別あたりから、妙に気になる逃げ馬になったなと思っていたが、京橋特別は、後半6Fから11秒台のラップを刻み、1800m通過は1分46秒5。最後の1Fは12秒2を要したものの、1分58秒7なら上々。ピークの今だからこそ、あえて北海道参戦に挑んだ?

　強敵はバイガエシ。近走の戦績は正直モノ足りない。あれこれと距離も試しているが、昨年の洞爺湖特別は後続を0秒8と突き放す大楽勝。能力の拠りの一つが、この函館2000mだった。

　ブラックバゴの二走前・1分58秒8と上がり33秒9は、ここでも単式圏の論拠となる。馬連・馬単は3頭ボックス。メイクアップ、デンコウリキは3連単の押さえ。

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【先行有利】3歳時に強い相手にバンバンぶつけていた事が、ここに来て大きな財産となったように思える2ケンホファヴァルト。今回も、栗東からの直前入厩というハンデを背負うが、強靭な体と強い精神力を得た今なら、心配する必要はなさそう、相変わらずの高速馬場も同馬に味方。7ブラックバゴは、前走休み明けで崩れたが一度叩けば、あんなことはない。5バイガエシはこの条件得意。基本的には3頭の争いか。

ほぼ差のない7頭。平均値でも前走値でも抜けた馬がいない。かといって同距離コース指数で取り上げたい馬もいない。ならばやはり平均値重視。前走も逃げて1000万勝っている4歳◎ケンホファヴァルト軸。平均値高い○バイガエシと▲ブラックバゴ相手。

マイペースで行ける公算が強い2ケンホファヴァルトが中心。洋芝適性は高く格上げでも逃げ切りは十分。次位は6メイクアップで先行力を発揮できれば互角以上。▲は7ブラックバゴで状態アップが必至なら差はない。