【叩き合い】
ヴォルシェーブの資質を見直し。3歳秋は
神戸新聞杯5着、
菊花賞は11着。長期休養を余儀なくされ、OP再到達に時間も要した。前回の
金鯱賞は9着惨敗。馬体が完成しきれず、思いに反した凡走も馬だが、二走前のGII・
アルゼンチン共和国杯は、ラスト3F・11秒7-11秒1-11秒4(3Fは34秒2)といレースラップに対し、自身のソレは33秒5。最後の最後で止まってしまったが、
シュヴァルグランとはわずか0秒1差。OP特別なら力量上位、〔2110〕の府中コースに
ターゲットを絞り身体も造ってきた。
カフジプリンスとの追い比べが第一本線。こちらは
神戸新聞杯4着、菊は8着。前回の
ダイヤモンドS3着に加え、東京は〔1010〕。本命と似たような経緯で、しかも好戦績を残してきた、まだ前進の余地を残す4歳馬だ。
ただし、有力二頭は差し馬。スンナリ先手なら、
マイネルサージュが一角崩し。
日経賞はGIIの壁にハネ返されたが、0秒8差なら巻き返し圏内。東京2400mは〔2100〕と、伸びやかなレース運びを幾たびか見てきた。
ハッピーモーメントの
早春Sは、スローの瞬発力勝負が合っていたにせよ、11秒3-10秒9-11秒2(3Fは33秒4)というレースラップを、33秒1でスパリと抜けた。
ダイヤモンドS5着の
プレストウィック、
レコンダイトも連下には押さえておきたい。