11R

ヴィクトリアM

15:40発走 / 芝1600m (左 B) / 天候:曇 / 馬場:稍
2回 東京 8日目 サラ系4歳以上 オープン       (国際) 牝(指) 定量 17頭
本賞金:9300,3700,2300,1400,930万円
  • Course コース詳細
  • IPAT連携

 望田潤の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬連

7

-

11

1点 4000円

馬連

7

-

8

1点 2000円

馬連流し

7

相手

2

5

6

10

4通り 各1000円

望田潤の見解

 レッツゴードンキは今ならマイルでも折り合って差す競馬ができそうだが、キングマンボジェイドロバリーのニアリークロスでピッチで走るので東京マイルだと脚の使いどころが少し難しいか。スマートレイアーは昨年と比べてもしぶとい中距離馬になっているし、アドマイヤリードは母父がジェイドロバリーの全弟でG1タイプではない。

 となると、マイラーというよりは中距離馬のミッキークイーンをスローの東京マイルで斬れ味で負かせそうなのは、上がり11.4-11.5-11.6の毎日王冠アンビシャスをナデ斬ったルージュバックと、上がり11.5-11.2-11.4のエリザベス女王杯を鋭く抜け出したクイーンズリングだろう。

 ルージュバックはここ3走は馬群の中で不発に終わっているが、東京で直線外に馬がいない形ならば毎日王冠エプソムCのような斬れ味を発揮できるし、ここは好位に付けられれば行く馬は内に揃ったので、揉まれず4角を回ってこられるのではないか。金鯱賞で出していったことが伏線になりそうだし、戸崎も昨年のリーディングジョッキーなのだから、何度も同じ負け方を繰り返すわけにはいかないだろう。

 先行したときのアスカビレンと、大箱のスローで斬れそうなデンコウアンジュがヒモ穴。

好配当連発 netkeiba関東本紙の予想

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netkeiba関東本紙

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

11

相手

3

5

7

8

12

14

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

11

2着

3

相手

5

7

8

12

14

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

11

2着

12

相手

3

5

7

8

14

30通り 各100円

netkeiba関東本紙の見解

【混戦】ミッキークイーンは前哨戦を完勝。現状マイルがベストの印象で状態もさらに上昇が窺え久々のG1Vを期待。ジュールポレールは成長顕著。調整順調でこの舞台でも引けを取らない。ウキヨノカゼは7歳ながらフレッシュ。末脚堅実で好勝負可能。クイーンズリングも巻き返しの態勢で争覇圏。ルージュバックも能力は引けを取らず、アドマイヤリードレッツゴードンキなども差なく要警戒。

ラップ理論を駆使 丹下日出夫の予想

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丹下日出夫

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

11

相手

2

7

8

12

14

15

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

11

2着

8

相手

2

7

12

14

15

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

11

2着

12

相手

2

7

8

14

15

30通り 各100円

丹下日出夫の見解

【ミッキー・スマイルミッキークイーンが、現役最強牝馬の座を確かなものとする。3歳クラシックはオークス秋華賞の二冠を制覇。初の古馬相手となったジャパンCは8着に終わったが、馬群でモマれ幾度か接触もある厳しい展開を、一度は盛り返す素振りを見せ0秒3差。負けはしたが、そのJCを見て、いずれ古馬になれば、牝馬同士なら文句なしに頂点に立てる逸材だという確信をもった。

 昨秋のエリザベス女王杯時は体調に問題を抱え調教は坂路追いしかできず、水っぽい造りのまま3着に敗れ、有馬記念も5着に終わったが、今季はコース追いでビッシリ仕上げることができ、阪神牝馬Sは貫禄勝ちという言葉がふさわしい快勝。東京マイルは2戦して2着2回、昨年のヴィクトリアマイルの走破タイムは1分31秒9。このタイムで走った――走れるのはミッキーだけだ。GI3勝目にリーチといきたい。

 クイーンズリングの実績を対抗に信頼。府中牝馬Sエリザベス女王杯連勝で、地力強化をアピール。阪神牝馬S惨敗は、道悪や落鉄の影響か。それとも海外遠征の疲労がたまり、以前のような体に戻せなかったのか。敗因が特定ができないが、良馬場の決め手勝負にかわれば巻き返しは可能だろう。

 単穴はウキヨノカゼ。一昨年のスプリンターズSを、上がり32秒8というオニ脚で3着に突入した時から、いずれGIで大きな印を打つ時がくるかもしれないと温めてきた切れ者。福島牝馬Sは、着差以上の圧勝。前年のヴィクトリアマイルでも最速の上がりをマークしたが、今年はその末脚を勝ち負けにつなげたい。

 惑星はレッツゴードンキ高松宮記念を鋭く2着に追い上げGI馬の存在感を示した。東京マイルは1分32秒を切る高速決着になれば、過去二年のストレイトガールが示す通り、「脚の速い」スプリンターが台頭しやすい。折り合えるようになった今なら、素直に近走の戦績を信頼。

 スマートレイアーは、京都記念ではサトノクラウンに2着と食い下がったり、マイルから2400mまで、いろんな戦法で勝ち負けを演じてきた。古馬となり何故かヴィクトリアマイルで良績を残せていないが、武豊の追い出しのタイミング一つで好勝負可能。1800mが得意なルージュバックフロンテアクイーンは、少し湿った時計のかかる馬場が連下浮上の条件になる。

至高の頭脳 須田鷹雄の予想

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須田鷹雄

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬連

8

-

11

1点 1000円

3連複軸2頭流し
軸1

11

軸2

8

相手

2

3

5

7

9

14

6通り 各1500円

須田鷹雄の見解

 人気の差しタイプはそれほど取りこぼしていないように思えるヴィクトリアマイルだが、集計してみると勝率・複勝率が高いのは逃げ・先行勢。回収率については再現性があやしい大穴も多かったのでなんとも言えないが、レースが紛れるとしたら前から、という前提で考えたいところだ。今回は上位人気馬がほとんど差し・追込タイプということもあり、そこで配当妙味を追求しようと思ったらなおさら先行タイプしかない。

 ◎はクイーンズリング。木曜の馬体重を見ると今回はあまり変わってこないようなのだが、仮に同じ体重だったとしても、海外帰りの休み明けと一度使ったあととでは中身は違うはず。落鉄の影響もあったとしたら、なおさら今回改めて期待したいところだ。

 ○は素直にミッキークイーン。一流牡馬相手の戦績を見ると大崩れはないだろう。馬券は◎○の軸2頭でいく。

徹底データ分析 コンピューター予想の予想

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コンピューター予想

予想印
11ミッキークイーン(1人気)
12ウキヨノカゼ(8人気)
7ルージュバック(2人気)
14レッツゴードンキ(3人気)
買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単BOX

7

11

12

14

12通り 各400円

3連単BOX

7

11

12

14

24通り 各200円

コンピューター予想の見解

各馬の上昇度・脚質・騎手・調教師・血統データを「先週最も儲かった」設定で解析。導き出された4頭の馬単・3連単ボックスで勝負!

なお、プレミアムサービス(※)にご登録されますと、中央競馬全レースで、上昇度・脚質・騎手・調教師・血統の項目を自由にカスタマイズして予想することができます。各レース情報ページの予想タブから「CP予想」にお進みいただき、ご利用ください。

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 栗山求の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

11

相手

2

7

8

14

15

10通り 各400円

3連単1着流しマルチ
1着

11

相手

2

7

8

14

15

60通り 各100円

栗山求の見解

 ◎ミッキークイーンは「ディープインパクト×ゴールドアウェイ」という組み合わせで、インナーアージ(OP)とトーセンマタコイヤ(現1600万下)の全妹にあたる。母方にミスタープロスペクター、ヌレイエフ、ブラッシンググルームを併せ持つディープインパクト産駒なのでヴィルシーナ(ヴィクトリアマイル2回)とヴィブロス(ドバイターフ秋華賞)の姉妹やアンビシャス(大阪杯)と同じ配合パターン。ディープインパクト産駒の配合としては最高レベルの1頭だ。

 本質的にマイル向きではないが、それでも昨年はこのレースで2着と健闘した。オークス(G1)と秋華賞(G1)を制した地力は一枚上。牝馬同士では少々の距離不適でも勝ち負けに持ち込んでしまう。昨年と同程度のメンバー構成なら凡走は考えにくい。馬場が渋っても問題ない。

データから好走馬だけを絞り込む! 浅野靖典の予想

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浅野靖典

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

7

相手

2

3

5

11

14

10通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

7

2着

11

相手

2

3

5

14

24通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

7

2着

5

相手

2

3

11

14

24通り 各100円

浅野靖典の見解

【伏兵注意】混戦のメンバー。中心には距離短縮で瞬発力がいきそうな7ルージュバックを指名。11ミッキークイーンも決め手上位で昨年の2着以上が期待できそう。5アドマイヤリードは上昇度が魅力で一発の可能性に要注意。2スマートレイアーは競らずに行ける可能性がありそうで粘り込みに一考しておきたい。瞬発力がある14レッツゴードンキにも要マーク。3ジュールポレールは相手強化だが立ち回り次第で食い込みも。

最速予想 netkeiba編集部の予想

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netkeibaデスク

netkeiba編集部の見解

※月曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 秋がエリザベスなら春はヴィクトリア。古馬牝馬女王決定戦です。創設当初はコイウタエイジアンウインズという「一発屋」が名を成したこともありましたが、最近ではすでにGIで好走歴がある名の通った馬が上位を占めるケースが多くなっています。好走のハードルが高くなり、レースの格のようなものが形成されてきたといえるでしょう。

1.ひと叩きされたGI実績馬を尊重

 ストレイトガールは昨年が7番人気で、一昨年が5番人気。2014年の勝ち馬ヴィルシーナ(11番人気)、その前年のホエールキャプチャ(12番人気)はいずれも人気の盲点でしたが、いずれも「ひと叩きされたGI連対歴がある実績馬」という共通点がありました。トップクラスで勝負できる牝馬の数はそれほど多くなく、実績馬からマークを外せません。

2.高速マイルを走る準備はあるか

 一昨年断然人気に支持されながら6着に敗れたヌーヴォレコルトはマイル戦は桜花賞では3着、重賞でのマイル実績は時計の遅いチューリップ賞2着があるだけでした。この時期の東京コースは芝の状態が良好で高速決着になるのが常ですから、実績が中距離に偏った馬は疑ってみる必要があります。

3.牝馬の前哨戦は過信禁物

 牝馬は牡馬に比べて体力的に劣るのが当たり前で、前哨戦と本番を続けて好走するのは簡単ではありません。この前の桜花賞も、前哨戦で人気を裏切ったレーヌミノルリスグラシューのワンツーでした。その傾向はヴィクトリアマイルでも同様で、過去10年の前走1着馬は、1番人気3頭を含みながら[1-2-3-31]と不振。一方、前走馬券圏外から巻き返して勝利した馬が7頭いて、そのうち5頭は前走で掲示板も外していました。



 クイーンズリングの前走は、休み明けで自身最高馬体重、くわえて道悪で落鉄もしており、15着大敗もまったく気にする必要はありません。昨秋のエリザベス女王杯の勝ち馬ですが、当初はマイルCS参戦も検討していたくらいで、むしろよく中距離でGIを勝てたな、というくらい。ベストではない距離で古馬牝馬の頂点に立った馬が本来の適条件に戻るわけですから、この馬を一番上に置くのが自然です。

 ミッキークイーンはマイル戦ではこれまで[2-3-0-0]ですが、前走の阪神牝馬Sを含めて勝った2戦はいずれも重馬場でした。3度の2着のうち2度は1番人気でのもので、良馬場の時計勝負は必ずしもベスト条件ではありません。ただし、叩き良化型の馬が前哨戦から動けたのは好材料。

 ソルヴェイグ函館スプリントSで上がり3F34秒3、スプリンターズSを3着した時は34秒0をマークしており、前に行って速い上がりを使えるのがセールスポイント。距離は未知数ですが、折り合いのつくタイプだけに侮れません。ここで人気になるレッツゴードンキとは勝ったり負けたりの力関係で、時計が速い競馬ではいつもこの馬が先着しています。

 スマートレイアーはこのレースをこれまでに3回使って馬券圏内がありませんが、去年の4着はハイペースに巻き込まれながらの強い内容でしたし、このコースでは東京新聞杯を勝った実績もあります。前走では京都記念2着と、7歳でも衰えは見られず、むしろ先行力が強化されたいまが生涯一番の充実期ではないかと思われます。

 レッツゴードンキ高松宮記念を2着、完全にスランプから脱出しました。ただし、競馬ぶりが不器用でレース展開に注文がつくタイプですし、時計が速い競馬は不得手の部類で、近2走はいずれも稍重馬場での好走でした。

 ルージュバック金鯱賞9着は直線で不利を受けてのもの。本来の外に出す形がとれればあんな結果にはならないはずですし、このレースを連覇している戸崎騎手の騎乗も心強いところ(昨年はルメール騎手に乗り替わり)。

 ジュールポレール阪神牝馬Sを3着に敗れましたが、道悪馬場で格上相手に早め先頭に立つ、堂々たる内容でした。スピードが活かせる良馬場ならもっときわどい競馬ができるでしょう。初の関東圏への輸送をクリアーできれば。

アグレッシブ予想 藤村和彦の予想

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藤村和彦

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

11

相手

1

3

6

7

8

10

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

11

2着

7

相手

1

3

6

8

10

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

11

2着

8

相手

1

3

6

7

10

30通り 各100円

藤村和彦の見解

【小波乱】ミッキークイーンは地力上位。スムーズな競馬でルージュバックが前進。クイーンズリングは自在性がある。

“絶対数感”の持ち主 大石川大二郎の予想

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大石川大二郎

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

11

相手

2

4

5

7

12

14

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

11

2着

7

相手

2

4

5

12

14

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

11

2着

2

相手

4

5

7

12

14

30通り 各100円

大石川大二郎の見解

このレースは平均値重視。そこに人気薄のパターン馬を押さえていく作戦を取る。軸は平均値トップ◎ミッキークイーン。相手にも平均値から○ルージュバックと▲スマートレイアー。一発がレッツゴードンキとここまでは順当。さらに△3頭も平均値からでいける。以下の無印にも可能性ある馬は残るがこの7頭で勝負。

元祖“情報” 田沼亨の予想

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田沼亨

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

11

相手

2

3

5

7

8

14

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

11

2着

2

相手

3

5

7

8

14

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

11

2着

7

相手

2

3

5

8

14

30通り 各100円

田沼亨の見解

昨年2着の雪辱を11ミッキークイーンが晴らす。オークス優勝が示すように東京は末脚が切れる。叩き良化タイプで復調ムードなら能力でカバーできる。次位は2スマートレイアーで得意コースで鉄砲駆けの魅力は十分。▲は7ルージュバックで東京巧者でマイルは守備範囲。

 佐藤直文の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬連

6

-

11

1点 3500円

馬連

2

-

6

1点 2000円

馬連

6

-

8

1点 1500円

馬連流し

6

相手

3

5

14

3通り 各1000円

佐藤直文の見解

 昨年のミッキークイーンは“2着確保”というよりは“馬の力で何とか2着”という印象。浜中騎手は“勝ち馬とはマイル適性の差”と、距離適性を敗因に挙げており、たまたまマイルで〔2300〕という実績であっても、ミッキークイーンがけっして“マイラー”でないことは言わずもがなだ。当然、昨年の勝ち馬のように“マイル適性の差”で能力差を埋める馬が出ても不思議はないと言えるし、世間で言われているほど鉄板の軸とは思えない。もとより、ヴィクトリアマイルは波乱の歴史、ここは穴狙いと行く。

 ◎は評価が不当に低いと思えるアスカビレンとした。この馬の強さを感じたのは一昨年の秋華賞で、最後は息切れしたものの、直線では一瞬突き抜けるかの勢い。7着でも勝ったミッキークイーンとはコンマ3秒差であった。その最後に甘くなってしまったあたり、2000mが長かったとも言えるが、この馬の出世を妨げてきたのは折り合い難であり、久々のマイル戦でスムーズに折り合えて鋭くキレた前走からも、本質はマイラーと見ることができないか。更に速くなるGIの流れも望むところであり、“マイル適性の差”でコンマ3秒差も埋まると見た。

 相手筆頭はミッキークイーンだが、怖いのはスマートレイアー。先行馬には厳しい流れだった昨年の4着は、ミッキー以上の評価をしてもいい。以下は、クイーンズリングレッツゴードンキアドマイヤリードジュールポレールまでとした。

厳選予想 ウマい馬券