11R

安田記念

15:40発走 / 芝1600m (左 C) / 天候:晴 / 馬場:良
3回 東京 2日目 サラ系3歳以上 オープン       (国際)(指) 定量 18頭
本賞金:10300,4100,2600,1500,1030万円
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 望田潤の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
単勝

12

1点 4000円

馬連流し

12

相手

4

11

15

3通り 各1000円

馬連流し

12

相手

2

5

7

8

14

17

6通り 各500円

望田潤の見解

 モーリス(父の母父サンデーサイレンス、血量12.5%)とロードカナロア(サンデーサイレンスなし)が世界の頂点を極めた一方で、最近はこの2頭以外は香港マイル香港スプリントで歯が立たないように、サンデーサイレンスの血によって日本馬は芝中距離に関しては世界のトップにレベルアップしたけれど、その代償として短距離、マイル路線の停滞低迷がつづいているのではないか、というのが筆者の見立て。

 ここも日本馬16頭のうち、ブラックスピネル(母母父サンデーサイレンス)以外の15頭は父父か母父にサンデーサイレンスを持つ(血量25%)。イスラボニータをはじめ芝マイル路線で実績を残してきた馬たちばかりだが、相変わらずイスラボニータが人気を集めるほどにマイル路線の低迷はつづいているとみることもできる。

 ◎はサンデーサイレンスの血を引かない香港のビューティーオンリー。香港の馬はオセアニア産がほとんどで、日本馬と比べるとマイラーも中距離馬もわりと力馬っぽいタイプが多いのだが、この馬はセクレタリアト≒サーゲイロードの3/4同血クロス3×5を持ち、香港のマイラーにしてはしなやかなストライドで直線末脚を伸ばしてくる。

 昨暮の香港マイルは大外一気でナデ斬ったが、前走チャンピオンズマイルにしても4角のコーナリングでコンテントメントに後れをとったぶんの負けで、東京ならば香港マイルから更にパフォーマンスが上がるとみたし、上がればまとめて差し切れるとみたい。

好配当連発 netkeiba関東本紙の予想

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netkeiba関東本紙

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

18

相手

4

7

8

11

14

15

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

18

2着

15

相手

4

7

8

11

14

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

18

2着

7

相手

4

8

11

14

15

30通り 各100円

netkeiba関東本紙の見解

【混戦】ステファノスはG1で惜敗続くも力量確かで富士S勝ちと東京マイルも攻略済み。気配絶好で今度こそビッグタイトル奪取。イスラボニータは前哨戦快勝。中間も活気に溢れておりチャンス十分。グレーターロンドンは蹄不安などがあったが態勢は整っており脚力も十分通用。エアスピネルも動き上向き争覇圏。アンビシャスも末脚堅実で侮れず、ブラックスピネルサトノアラジンなども差はない。

ラップ理論を駆使 丹下日出夫の予想

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丹下日出夫

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

15

相手

4

6

7

8

11

18

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

15

2着

6

相手

4

7

8

11

18

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

15

2着

4

相手

6

7

8

11

18

30通り 各100円

丹下日出夫の見解

【ファイト】瑞々しさと覇気を取り戻したイスラボニータが、安田記念奪取に邁進だ。3歳春は昇竜の勢いで皐月賞を制覇。しかしセントライト記念を勝ったまではよかったが、皐月賞という冠をいただいたからには目標は常にGI。まずは2000mの天皇賞(秋)を目標に、中距離狙いの馬体造りも試みたが、天皇賞(秋)は二度チャレンジして3着2回。10Fは微妙に距離が長かった。ならば1600m――マイルCS安田記念仕様に馬も造り直したが、出遅れに泣きスローの上がり勝負に遅れをとり、前回のマイラーズCまで重賞未勝利。2年間近く切ない時間が流れた。

 しかし6歳ともなれば引退を逆算する形で一戦一戦が勝負。本年は緒戦のマイラーズCからジックリとトレセンに腰を据えコース追いを重ね、488キロは自己最高体重ながら2歳秋や3歳春の時に似たスカッとした体造りに成功。機敏さが前面に現れ、11秒3-10秒8-11秒3(3Fは33秒4)というレースの上がりに対しメンバー中第二位の32秒9を駆使。狭いインを突いても怯むことのないファイトは経験の賜物。若馬たちにも切れ負けしない覇気と機動力が戻った。

 レッドファルクスとの叩き合いが第一本線。高松宮記念は海外遠征明けで仕上げも手探り。馬場の悪いインを強引に押し上げ3着と末を甘くしたが、京王杯は58キロを背負い、1F延長にも十分可能性を感じさせる最速の上がりで外一気。「格」の違いを見せつけた。GIスプリンターとあればマイルも守備範囲、スピード馬だからこそ高速タイムに一番適応が高い。

 割って入ればアンビシャス。昨年の大阪杯は上手く行ったが、内回りの10Fは条件がそろわないとなかなか勝てない。ただ、出発点はマイル(デビューから2連勝)。10Fより9Fの時計やラップの精度が高く、マイル適性と転向はあると、常に頭に入れながら走ってきた。1600mなら多少スローでも折り合いは楽、横山典の集中力溢れる手綱捌きにも注目だ。

 大阪杯2着のステファノスも、GIや距離適性はアンビシャスと近似している。マイル仕様に調教でも末脚を研磨してきた。

 エアスピネルブラックスピネルは、マイラーズCは56キロでイスラボニータに惜敗。近い将来のGI候補ではあるが、今回に限っては58キロの重量が微妙だ。勝ち負けはキャリアを積んだ来年かもしれないなぁ…。素材ならグレーターロンドン。能力の在り処もわかっているが、このローテーションと戦績で安田記念を制した該当馬は心当たりがなく、今回は連下の押さえ止まり。

至高の頭脳 須田鷹雄の予想

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須田鷹雄

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬連

17

-

18

1点 200円

3連複軸1頭流し

17

相手

4

7

8

11

12

15

16

18

28通り 各200円

3連単フォーメーション
1着

8

12

18

2着

4

7

8

11

12

15

16

18

相手

17

21通り 各200円

須田鷹雄の見解

 複穴という前提で◎ヤングマンパワーから穴を狙う。

 かなりキャラクターのはっきりした馬で、上がり勝負はめっぽう苦手。キャリア全体でレースの上がり1位をマークしたことが1回のみ(しかも新馬戦)という馬だ。

 そんな馬が、東京新聞杯の歴史的スロー(平成以降の古馬芝マイル重賞・良馬場で前半が最も遅い)に続き、マイラーズカップでもスローに泣かされた。マイラーズカップ東京新聞杯に比べるとまともなレースに見えるが、47.4秒-44.8秒で最速ラップが残り400-200mの10.8秒だから立派なスローだ。

 そのマイラーズカップで位置を取ることから3着に粘りこんだのは収穫。コメントを見ていてもこの馬に対する厩舎の問題意識が正しい様子がうかがえる。今回はメンバー構成的に昨年に続いてのスローもありそうだが、安田記念で前後半が1秒以上スロー側に乖離することはまず無い。3着でよいという前提で手広く流す。

徹底データ分析 コンピューター予想の予想

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コンピューター予想

予想印
8エアスピネル(2人気)
11ブラックスピネル(10人気)
17ヤングマンパワー(11人気)
18ステファノス(4人気)
買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単BOX

8

11

17

18

12通り 各400円

3連単BOX

8

11

17

18

24通り 各200円

コンピューター予想の見解

各馬の上昇度・脚質・騎手・調教師・血統データを「先週最も儲かった」設定で解析。導き出された4頭の馬単・3連単ボックスで勝負!

なお、プレミアムサービス(※)にご登録されますと、中央競馬全レースで、上昇度・脚質・騎手・調教師・血統の項目を自由にカスタマイズして予想することができます。各レース情報ページの予想タブから「CP予想」にお進みいただき、ご利用ください。

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 栗山求の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

11

相手

8

12

14

15

18

10通り 各400円

3連単1着流しマルチ
1着

11

相手

8

12

14

15

18

60通り 各100円

栗山求の見解

 ブラックスピネルは「タニノギムレット×アグネスデジタル」という組み合わせ。母モルガナイトは現役時代に4勝を挙げた活躍馬で、その半弟にラブラドライト(ダイヤモンドS-2着)、ダンビュライト(皐月賞-3着)、近親にマリアライト(宝塚記念)、クリソライト(重賞5勝)、リアファル(神戸新聞杯)などがいる。安田記念サンデーサイレンス系が意外に振るわず、過去10年間でわずか6回しか連対していない。逆に目立っているのがロベルト系。連対6回はサンデー系と同じだが、出走回数を比較すると、ロベルト系はサンデー系の3分の1以下なのでレース適性は高い。

 前走のマイラーズC(G2)はいつもより後ろの位置取りで、最後の直線は大外に持ち出したものの伸びきれず4着。内を突いた馬、前に行った馬が圧倒的有利な馬場だったので力負けではない。今回と同じ東京芝1600mで行われた前々走の東京新聞杯(G3)は鮮やかに逃げ切った。今回はメンバー的にペースが上がりそうもない。前につける積極策なら馬券圏内に残れる可能性は十分あるだろう。

データから好走馬だけを絞り込む! 浅野靖典の予想

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浅野靖典

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

4

相手

8

11

12

15

18

10通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

4

2着

8

相手

11

12

15

18

24通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

4

2着

12

相手

8

11

15

18

24通り 各100円

浅野靖典の見解

【波乱含み】混戦のメンバーなら、久々のマイル戦でも決め脚がある4アンビシャスに展開が向きそう。8エアスピネルも地力上位で今回も首位争いが可能だろう。12ビューティーオンリーは差し脚を長く使えるタイプで、立ち回りひとつで逆転も。11ブラックスピネルは力量的に微妙だが仕掛け次第で食い込む可能性がありそうだ。18ステファノスは詰めが課題も今回も相手なりに走れそう。15イスラボニータは力量的に上位だが、詰めひと息のタイプで連下の押さえまでが妙味だろう。

最速予想 netkeiba編集部の予想

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netkeibaデスク

netkeiba編集部の見解

 絶対王者モーリスが引退、また昨秋のマイルCSを勝ったミッキーアイルも引退して、マイル路線は混戦模様。春のマイル王を狙って、バラエティに富んだ顔ぶれが揃いました。ステップもさまざまで、一筋縄ではいかない組み合わせですが、過去の安田記念を振り返ってみると、いくつか的中への鍵が浮かび上がってきます。

1.馬格が必要

 日本一のスケールを誇る東京競馬場のワンターン戦ということで、馬格に恵まれていることは勝利のためのほとんど必須条件になっています。過去10年の勝ち馬のうち、最低馬体重は2008年のウオッカの486kgで、他はすべて490kgオーバー。連対馬という括りで見ると490kg以上の馬が[9-9-5-67]で、9割のシェアを占めます。

2.ベテランのリピーターが頑張る

 ショウナンマイティは5歳時と6歳時に2、3着、グランプリボスも4歳時と6歳時に2、2着。ストロングリターンも5歳で2着して6歳で勝っているように、キャリア豊富なベテランが活躍できるレースです。

3.京王杯は負けるが勝ち

 近年重要ステップになっている京王杯スプリングCですが、勝ち馬が安田記念も連勝したケースは過去10年では皆無です。本番まで中2週と間隔が短いため、前哨戦で強い競馬をしてしまうと疲労が残る可能性が考えられます。



 サトノアラジンは昨年の安田記念では4着とは言え、前が残るスローな展開を2着モーリスとタイム差なしまで追い込んだのですから、この路線で上位の力量を示す内容でした。前走の京王杯は、道悪に加えてスローペースで馬群に閉じ込められて、脚を余しての敗戦。本番に向けてちょうどいい脚慣らしになったはずで、巻き返しが期待されます。

 イスラボニータルメール騎手とのコンビ結成以来連を外したことがなく、一時のスランプから完全に脱出した印象です。レース運びも巧みでマイルならGIでも上位安定という存在。香港から参戦のビューティーオンリーは、当地のマイル路線のトップ格で、昨年の香港マイルの勝ち馬。鋭い差し脚は東京コース向きと思われ、初の海外遠征でも侮れません。

 ロゴタイプは昨年の当レースの勝ち馬。いろいろな条件を使われてきましたが、東京マイルでは58kgを背負った富士Sの3着を含めて[2-0-1-0]と崩れ知らず。得意コースに戻って思い扱いが必要です。以下、久々のマイル挑戦がカギもGIで2着が3回と底力あるステファノス、モレイラ騎手鞍上が魅力のコンテントメント、マイル重賞3勝の力量馬で、毎年この時期に調子を上げるヤングマンパワー

アグレッシブ予想 藤村和彦の予想

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藤村和彦

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

18

相手

2

4

6

7

14

15

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

18

2着

4

相手

2

6

7

14

15

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

18

2着

15

相手

2

4

6

7

14

30通り 各100円

藤村和彦の見解

【小波乱】ステファノスは舞台が変わりさらに力を発揮。この距離が向いているアンビシャス。地力があるイスラボニータも怖い。

“絶対数感”の持ち主 大石川大二郎の予想

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大石川大二郎

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

15

相手

4

6

8

11

14

18

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

15

2着

18

相手

4

6

8

11

14

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

15

2着

8

相手

4

6

11

14

18

30通り 各100円

大石川大二郎の見解

安田記念は平均値重視。だがトップでも☆レッドファルクスは距離値65で一発候補。これならば2位相当110でも◎イスラボニータと○ステファノスが上位に相応しいだろう。3番手に前走114から▲エアスピネル。平均値で4-6位の3頭を△にシンプルに置いてみた。しかし以下にも押さえたい馬が残るのは事実。昨年の立役者ロゴタイプまで今年は印が回らない。あとは香港2頭もそろそろ走りそうで怖い。グレーターロンドンは連勝中でも最高108ではちょっと厳しいか。

元祖“情報” 田沼亨の予想

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田沼亨

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

15

相手

4

6

8

12

14

18

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

15

2着

14

相手

4

6

8

12

18

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

15

2着

18

相手

4

6

8

12

14

30通り 各100円

田沼亨の見解

完全復調した皐月賞馬15イスラボニータが主役を張る。器用な脚がありマイルはベスト。ルメールが巧みな手綱捌きで4週連続GI新記録を樹立する。次位は14サトノアラジンで末脚は強力で一発の魅力は十分。▲は18ステファノスで能力は互角以上。

 佐藤直文の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬連

12

-

15

1点 3000円

馬連流し

12

相手

8

18

2通り 各2000円

馬連流し

12

相手

4

5

6

3通り 各1000円

佐藤直文の見解

 香港勢は2008年2着のアルマダを最後に馬券になっていない。当時の走破タイムは1分33秒3だったが、以降の馬場の高速化とともに、香港勢が馬券に絡めなくなっているとも言える。ただ、今年の香港勢は一味違う。中でも◎に狙ったビューティーオンリーは、連対した2つのマイルGIでともにラスト2ハロン22秒台の脚を使っているように、強靭な末脚が最大の武器だ。日本の馬場をよく知るクルーズ師が来日を熱望したのも当然であり、持ち時計は1分33秒2であっても、今の東京のパンパンの馬場なら1分32秒前後で走ることができるはず。香港マイルに続いて、日本馬が軍門に降る可能性が、残念ながら高いと言わざるを得ない。

 相手は、現状での日本馬の3強と言える馬たちだが、中でもイスラボニータの安定感を買いたい。ステファノスもマイル戦は久々だが、大阪杯キタサンブラックに続いた能力自体は間違いなくGI級。エアスピネルも、どんな競馬になっても崩れないあたりが地力の証明だ。以下は、昨年こそ大敗したが◎とは勝ったり負けたりのコンテントメント、今の充実ぶりならマイルでもと思えるレッドファルクス、マイルへの転戦が吉と出る可能性もあるアンビシャスまで押さえたい。

厳選予想 ウマい馬券