※月曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。
2011年の
ヴィクトワールピサ、2014年の
ジャスタウェイ、昨年の
リアルスティールと、近年で3頭もここを
ステップにした世界チャンピオンが誕生しています。
京都記念とともに、近年急速に価値が高まっているレースです。
小回り中山の1800m戦でありながら、底力が求められる傾向が強くなっていて、近年は人気馬同士の決着が続いています。大荒れすることが珍しくなかったかつてのイメージは修正する必要がありそうです。
1.格がものを言う
昨年はダービー以来の久々だった
ドゥラメンテが好時計勝ちして、2014年は中山コースが不安視された
ジャスタウェイが圧勝。斤量を背負っている実績馬が格の違いを存分に見せつけており、信頼できます。
2.リピーターレース
カンパニーが2勝、
バランスオブゲームが2勝、
ローエングリンも2勝しているように、このレースだけはめっぽう強いという馬がいます。
バランスオブゲーム、
ローエングリンの2勝目はいずれも6番人気でしたから、近況が冴えなくてもマークは外せません。
3.マイル実績を重視
スタンド前発走で内回りコース使用。ほとんど一周息が入らない忙しい競馬で、マイル戦に近いラップ推移になります。2014年の
ジャスタウェイもマイル重賞勝ち馬でしたし、一昨年GI馬の壁を破って3着した
ステファノスも同様です。
アンビシャスは昨年の当レースで王者
ドゥラメンテをクビ差まで追い詰めての2着。自身の上がり3Fは、中山では驚異的といえる33.6秒でした。同じく小回り1800m戦の
ラジオNIKKEI賞も圧勝しており、この舞台への適性の高さは折り紙付きです。乗り難しさの残る馬ですが、
ルメール騎手が騎乗したときは5戦3勝2着2回と
パーフェクト。待望のコンビ復活で、今回はすべての条件がこの馬に向いています。
ネオリアリズムは昨年の
札幌記念では
モーリスを破る大金星を挙げましたが、
マイルチャンピオンシップの3着が示すように、スピードが活かせる条件が合っています。今回は前に行く馬が少なくなく、締まった流れが予想され、この馬に向いた展開になりそう。好調デムーロ騎手への乗り替わりも魅力です。
リアルスティールは昨年の
ドバイターフの勝ち馬で、秋の天皇賞でも2着。実績的にはナンバーワンの存在で、58kgを背負うのもやむを得ないところです。ただし、中山コースでは2・2・3着と微妙に噛み合っていない印象があり、適性の差で3番手の評価。
ヌーヴォレコルトは一昨年のこのレースの勝ち馬で、この条件への適性の高さは実証済みです。6歳ですが海外遠征で力をつけていますし、今回54kgで出走できるのも有利。
ヴィブロスは昨年の
秋華賞馬。
紫苑Sでは大きな不利を受けながらの2着で、中山コースも問題ありません。4歳春を迎えての成長度合いに注目が集まります。
ロゴタイプは一昨年の当レースの2着馬ですが、昨年は7着に大敗。ここも展開次第ということになるでしょう。
ツクバアズマオーは
中山金杯の勝ち馬ですが、相手関係に恵まれた印象があります。今回は一気の相手強化で、コース適性の高さを活かしてどこまでやれるか。