※月曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。
古馬の牝馬重賞は昨年から毎月1レース行われる日程になりました。しかし直近の2月の
京都牝馬Sが芝1400m戦のため、その前の1月の
愛知杯との結びつきが強くなっています。
3月半ばのレースということで、ここを最後に繁殖入りする馬もいれば、
ヴィクトリアマイルへの叩き台としてここから始動する馬もいて、各馬の仕上がりも思惑もバラバラ。なかなか一筋縄では収まらないレースです。
1.若いスピードよりベテランのスタミナ
阪神開催の2011年を除く過去9回で、4歳が1勝に対して5歳が4勝、6歳が3勝。勝率もそれぞれ2.0%、8.9%、8.3%と、4歳馬は苦戦する傾向が出ています。
2.距離短縮が強い
同じく過去9回、前走で2000m以上の距離を使われていた馬の勝率が10.9%であるのに対して、前走1800m以下を使われていた馬は勝率3.4%。2000m以上を走れるスタミナの持ち主が優位に立ちます。
3.背負っている馬が貫禄を見せる
同じく過去9回で、斤量56kg以上を背負った馬が[3-1-2-12]。マイネ
イザベルが6番人気で、
マイネサマンサが8番人気で勝っていて、単勝回収率は250%を超えます。近況が悪い実績馬の巻き返しが狙い目になります。
ヒルノマテーラは昨年の
マーメイドSで2着。牡馬相手の
カシオペアSを完勝しているように、1800近辺でハマったときの末脚は重賞でも優に通用するものがあります。
愛知杯は苦手な道悪で前残りの展開でしたから、ノーカウント。毎年この時期に調子を上げていく傾向があり、ここが絶好の狙い目。
マジックタイムは外回りとはいえ中山で重賞を2勝していて、コースとの相性は悪くありません。斤量を背負わされるのは実績からやむを得ず、今回は1Fの延長が課題に。
ビッシュは中山コースでは
紫苑Sを快勝した実績があります。
秋華賞は輸送、
ジャパンカップは強敵相手に荒れ馬場と敗因ははっきりしており、地元の牝馬限定戦で巻き返しが期待されます。
パールコードは詰めの甘さが残るものの、世代上位の実力馬ですし、立ち回り上手で中山コースも悪くありません。
ヌーヴォレコルトは一昨年の
中山記念の勝ち馬。昨年もアメリカで重賞勝ちがあるように実力に陰りは見られません。ダブル登録している
金鯱賞ではなく、こちらに出走してくるようなら要注意。以下、
愛知杯が見せ場充分の2着で力をつけている
サンソヴール、気難しさ残るものの
横山典弘騎手とのコンビ復活で逆襲が期待される
シャルール、大敗続きも状態は悪くない
デニムアンドルビー。