※月曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。
安田記念を決勝とするならば、
マイラーズCと
京王杯SCが準決勝で、
ダービー卿チャレンジTはいわば準々決勝に当たる位置づけ。本番はもう少し先というイメージですが、
ダイワメジャーや
ショウワモダン、
トウケイヘイロー、
モーリスのように、ここからGI戦線に羽ばたいていった馬も少なくありません。近年重要性が増しているレースです。
1.勝つのは4歳馬か5歳馬
過去10年で4歳馬が3勝、5歳馬が6勝。2着もこの2世代で7回と、高齢馬はなかなか勝ち負けになっていません。6歳以上の馬は馬単、三連単の2、3着付けにするのが賢明です。
2.先行馬が頑張れる
マイル戦は原則的に差し馬有利の条件ですが、中山では事情が異なります。過去10年のうち中山で行われた9回では4角4番手以内の馬が4勝して2着5回。
カレンブラックヒルは4番人気、
トウケイヘイローは5番人気、
ショウワモダンは7番人気でこのレースを先行勝利しました。
3.休み明けは苦戦
過去10年で2か月半以上の休み明けでこのレースに臨んだ馬は[0-0-1-25]。
マイルCSや
阪神Cなど格上レースからの臨戦馬も含めて、連対した馬はいません。順調に使われている馬が主力になります。
グレーターロンドンはここまで7戦6勝。2000m未満の距離にかぎれば6戦全勝と、まったく底を見せないまま重賞まで到達しました。前走は時計こそ平凡だったものの、逃げ馬ペースの遅い流れを小細工せずに外から追い込んだもの。あの内容ならば、GIIIレベルが壁になるとは思えません。今季の飛躍へ向けて、要注目の一戦。
マイネルアウラートはハナを譲った
東京新聞杯でも4着。その前走の
ニューイヤーSを快勝しているように、中山では安定感がアップします。ハンデは背負わされますが、上位安定の一頭。
グランシルクはオープンではあとひと押しが足りない現状ですが、中山マイルは現状ではベスト条件で、比較的メンバー構成が手薄なここなら。
ガリバルディは不器用さがあるので中山マイルがどうかですが、このメンバーでは格上と言える力量馬。以下、中山マイルは大得意の
ダイワリベラル、時計が掛かれば重賞でも素質上位の
キャンベルジュニア、ペースが不向きだった前走は度外視できる
ロイカバード。なお、
マルターズアポジーは
大阪杯に向かう公算が大きいため評価を下げましたが、こちらに回って来れば、当然主力の扱いが必要になります。