※月曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。
日本の平地競走で一番長い距離で行われるレース。1着賞金6200万円は他のGII戦よりワンランク上の扱いで、ステイヤーにとっては下半期の大目標になる。また、3000m級の重賞路線ということでは、春の天皇賞に向けての出発点という意味合いも持つ。
1.重賞実績馬が有利
アルゼンチン共和国杯、
万葉S、
ダイヤモンドSなど、このカテゴリーのレースはハンデ戦が多いが、このレースは別定戦。他のレースでは斤量を背負わされてしまう重賞実績馬にとって走りやすい条件になっている。近年の勝ち馬は重賞実績馬ばかりで、数少ない例外が条件戦3連勝で挑んだ一昨年の
アルバート。
2.
アルゼンチン共和国杯組強し
過去10年の勝ち馬のうち、前走で
アルゼンチン共和国杯を使っていた馬がのべ7頭を数える。他に比べて断然と言える重要性を持っており、
アルゼンチン共和国杯組の取捨選択から馬券検討は始まる。
3.ベテランが存在感を示す
2012年は10歳馬
トウカイトリック、その前年には8歳馬の
マイネルキッツが優勝。昨年も8歳の
ファタモルガーナが2着するなど、高齢馬の活躍が目立つ。このカテゴリーでは、加齢による能力減退に神経質になる必要はない。
3連覇を目指す
アルバートが中心。
アルゼンチン共和国杯を叩いてムーア騎手に乗り替わって
ステイヤーズS、というローテーションは昨年と同様。
アルゼンチン共和国杯の4着は58.5kgの斤量が堪えた部分が大きい。今冬には58kgで
ダイヤモンドSを勝っており、57kgならば凡走は考えにくい。
フェイムゲームは
ダイヤモンドS連覇など長距離重賞4勝を誇る名ステイヤー。今春には58kgを背負って
目黒記念を勝利しており、7歳でも能力に大きな衰えはない。
プレストウィックは昨年の当レースでは4着だったが、今年は丹頂Sでオープン勝ちを飾るなど、6歳になってさらに力をつけている。距離延長で前進は必至。
シルクドリーマーは8歳にして充実期を迎えつつある遅咲きのステイヤー。ただし、今回は休み明けがカギになる。以下、大敗続きも一昨年の当レースで2着の実績がある
カムフィー、牝馬ながら中山の長丁場には良績がある
プロレタリアト。