【和田独特の二枚腰】
テンザワールドの二枚腰は、良馬場ならもっと強力。二走前の
レパードSは中団待機策。余所行きの競馬で7着と伸びきれなかったものの、平城京Sは普段着の先行策をチョイス。不良馬場の時計勝負にも我慢強く対応し、盛り返すようにして1分49秒1の2着。良馬場ならまたもう一押しができたと、和田Jも感じたはずだ。430キロ台の小ぶりなダート馬だが、前走後6F追いもできている。
対抗は
ロイカバード。初ダートになるが、母は米国牝馬チャンピオンに3回顕彰された、北米17勝馬
アゼリ。やや硬質な
シルエットを見ると、本質はダート馬の可能性が高く、単勝を買うなら今回だろう。平城京6着の
クリノリトミシュルは、叩き二戦目、ルメールにスイッチ。今回も終い勝負に徹するほかないが、いくつかプラス材料がある。
同レース7着の
ヴァローアも、前回は久々、上りは最速。良馬場にかわれば前進十分。なぜか気配が薄いが、同レース3着の
エポック。
スマートボムシェル、
ドラゴンシュバリエも連下に要警戒。