※月曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。
春の天皇賞に向けた最重要
ステップレース。春の長距離路線自体が衰退気味になっていることもあって、上下差の大きなメンバー構成で行われる年が多く、最近では1番人気が4連勝中。ここに来て波乱の余地が少なくなっています。
1.上がりが掛かって切れ味は不要
過去5年間で一番レースの上がり3Fが速くなったのは2014年の35.0秒で、年によっては37秒台になることも珍しくありません。数少ない小回り長距離重賞であり、めったに切れ味勝負にはなりません。
2.小回り実績がものを言う
2012年に
オルフェーヴルを下した
ギュスターヴクライは過去に中山芝2500mを勝った実績がありましたし、その前年の勝ち馬
ナムラクレセントも小回りコースで5勝を挙げている小回り巧者でした。良績が広いコースに偏っている馬は疑ってみる余地があります。
3.近走不振馬は狙いづらい
過去10年間で前走掲示板を外しながら巻き返して勝利した馬は一昨年の
ゴールドシップただ1頭。残りの9頭のうち6頭までは前走でも馬券圏内を確保していました。適性だけで巻き返して勝利できるほど、
阪神大賞典は甘いレースではないようです。
サトノダイヤモンドは昨年の
菊花賞と
有馬記念を連勝、3歳にしてJRAの頂点に立ちました。これまでに敗れた2戦は、不利を受けた
皐月賞と道中落鉄していた
日本ダービーだけ。ずば抜けたレースセンスの持ち主で、小回り長距離戦にも不安はありません。唯一の死角は、休み明けは動きが鈍い傾向があるところ。
シュヴァルグランは
ジャパンCで3着、
有馬記念は6着に敗れましたが、いずれも外枠が響いた印象があります。前年の当レースの覇者でもあり、長距離戦の実績も豊富で、唯一逆転の可能性を秘めた対抗馬。
以下、詰めの甘さはあるものの強敵相手にも堅実さが光る
ワンアンドオンリー、昨秋の3連勝で素質開花した印象の
トーセンバジル、展開に左右されるもののGIIを2勝の実績馬
レーヴミストラル、長距離戦での安定感を増した
タマモベストプレイ。