【キタサン効果】
アキトクレッセントは、
キタサンブラックの調教パートナーとしても有名だ。
荻野極がほぼ毎回手綱を握り、キタサンと自身の成長を確認しながら歩んできたし、追い切りはキタサンと五分以上に動く。キタサン相手のタフな調教の影響を受けた時期もあったが、本年春は欅S2着、GIIIの
武蔵野Sは、いつもより我慢も効き、マイルの距離でも0秒4差の3着に踏ん張った。もとよりベストは7F、腰も心も充実した今なら坂やコース替わりも問わない。
第一本線は
コウエイエンブレム。阪神1400ダートは[1110]、57・5キロのハンデでも
栗東Sは2着に好走した。オータムリーフSは、「前の馬を抜こうとしなかった」。元々そういう癖がある馬だが、集中しさえすれば斤量も距離も克服できる範囲。
サトノファンタシーは、
霜月Sは体調云々というより、走る気を喪失。変な疲れがないぶん、一気のジャンプアップも可能。和田Jは、この手の生ずるいタイプを叱咤するのに長けてもいる。
ウインムートは、腹をくくって逃げに邁進。そのウインがHペースを呼べば、
サウススターマン、
レッドゲルニカ、
ドライヴナイトらがゴール前わらわらと台頭。