【熟練血統】
リアファルが、ダート路線でもうひと花を咲かせる。3歳夏を境に芝路線に転じ、GIIの
神戸新聞杯を優勝、GI・
菊花賞を3着に粘った地力の持ち主。半姉の
マリアライトは
宝塚記念を勝つなど、古馬になってワン
ステップが期待できる練熟血統でもあり、半兄の
クリソライトはダートで9勝を挙げている現役馬。自身のダート戦績も【2213】と、まだ底を見せていない。
前走の
ブリリアントSは1800m通過・1分51秒9というよどみのない流れを0秒3差に接近。久々のダート、休み明けとすれば合格点をあげられる好内容だった。栗東トレセンの調教内容も8月に入り一週ごとに精密さを増している。
対抗は
ローズプリンスダム。昨年の
レパードS・1分52秒9という時計と内容は例年の数値と比べると少し凡庸。ただ、前走・
名鉄杯を1分50秒7で3着と好走し、レース内容と戦績をアップさせてきた。季節はよし、460キロ前後という軽量馬だけに、平坦・新潟の軽いダート替わりもいい。
マイネルバサラは浦和記念快勝歴がある実力派。好スタートを切り気合をつけて先行態勢が条件になるが、柴田大騎手も戦法的な心構えはできているか。同型
サルサディオーネは、フラットコースのオープン特別・51キロのハンデ戦なら逃げ残り圏内になる。