※水曜日段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。
冬から春にかけての長距離重賞戦線は、
ステイヤーズS、
ダイヤモンドS、
阪神大賞典、
天皇賞(春)という流れ。
ダイヤモンドSはその中で唯一のGIII戦で、なおかつハンデ戦ということで特殊な位置にある。
特殊な距離のハンデ戦ながら、1番人気は過去10年で6勝していて、最近5年に限れば4勝。15番人気の
ケイアイドウソジンが逃げ切った2012年も、2、3着には1・2番人気が入っており、ハンデ戦ながら人気馬の信頼感が高いレースである。
1.勝つのは若い馬
このカテゴリーはベテランがいつまでも居座り続けて、出走表の多数を占めがちだが、勝ち切るのはやはり若い世代の馬で、過去10年で4歳馬が4勝を挙げている。以下、5歳が3勝、6歳が2勝、7歳が1勝。
2.
ステイヤーズSからの直行は難しい
過去10年でこういうケースは13頭いたが、2、3着が1頭ずついるだけで勝ち星はない。一見するとベストの臨戦過程に思えるが、あまり芳しい成績は残せていない。長距離戦独特の緩い流れに慣れすぎても弊害があるのかもしれない。
3.間隔が開いていると苦戦
前走が前年の11月以前だったという馬の連対は、過去10年で一昨年2着の
フェイムゲームだけ。前走から2か月半以上間隔が開いていたというケースも、2着が2回あるだけである。調教だけで仕上げにくい厳寒期のレースで、しかも長距離戦。前項の
ステイヤーズS組直行馬の意外な苦戦も、このあたりにも原因があるのかもしれない。
ルーラーシップ産駒の
レジェンドセラーに注目したい。
ルーラーシップ産駒としては
菊花賞の
キセキが重賞初制覇となったが、
レジェンドセラーもまた距離が延びることで持ち味を発揮できるようになったジリ脚タイプ。前走の
AJCCは距離不足でもあったし、前が残るペースで脚を余した面もあった。距離延長は魅力だし、4歳馬優位のレース傾向も心強い。ハンデ戦でこの相手関係なら、重賞でも壁は感じられない。
フェイムゲームは重賞5勝で実績最上位は明白。8歳セン馬で2か月半の休み明けがどうか、という部分の判断になる。
リッチーリッチーはバテずにじわじわ伸びるタイプで
内田博幸騎手とは手が合いそう。格上挑戦でも侮れない。以下、相手なりに走れる
ソールインパクト、この路線の安定株
プレストウィック、太めを叩かれた上積みが期待できる
ホウオウドリーム、相性のいい
蛯名正義騎手とのコンビで前進を見込める
リッジマン。