※月曜日段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。
安田記念を決勝とするならば、
マイラーズカップと
京王杯スプリングカップが準決勝で、
ダービー卿チャレンジトロフィーはいわば準々決勝に当たる。ハンデ戦だし、本番にはまだ少し間があるが、
ダイワメジャーや
ショウワモダン、
トウケイヘイロー、
モーリスのように、ここからGI戦線に羽ばたいていった馬も少なくない。近年重要性が増しているレースかもしれない。
1.格は関係ない
過去10年間で、前走重賞からの臨戦馬が4勝、前走オープン特別が3勝、準オープンが3勝とほとんど五分の成績。連対率で言うと、それぞれ11.0%、9.8%、33.3%となって、分母が小さいぶん準オープン組の良績が目立つ([3-2-1-9])。ちなみに、前走でGI、GIIを使われていた馬は[0-2-4-22]と不振で、中には1、2番人気も5頭含まれていた。
2.勝つのは4歳馬か5歳馬
過去10年で4歳馬が3勝、5歳馬が6勝。2着もこの2世代で7回と、高齢馬はなかなか勝ち負けになっていない。6歳以上の馬は馬単、三連単の2、3着付けにして、1着候補には若い馬を置くのが
セオリー。
3.休み明けは苦戦
過去10年で2か月半以上の休み明けでこのレースに臨んだ馬は[0-0-2-27]。
マイルCSや
阪神Cなど格上レースからの臨戦馬も含めて、連対した馬はいない。実績馬の格下がりが通用しないレースであり、順調に使われている馬が主力になる。
前走準オープン勝ちの5歳馬がいるので、そこから入りたい。
ヒーズインラブは関西馬ながら中山マイルを得意にしていて、これまで当コースでは[2-1-1-1]。毎年暖かくなるこの時期に調子を上げる馬で、1年前に当コースで準オープンを勝ったときのタイムは、重賞・オープン特別を含めた昨春の中山開催でナンバーワンだった。ハンデ戦なら重賞でもまず好勝負になる。
レッドアンシェルは4歳世代の上級マイラー。仕上がり早のタイプで休み明けは苦にしない。
グレーターロンドンは体質の弱さがあるが能力的にはナンバーワン。今回はハンデも恵まれた印象があり、仕上がりが問題に。以下、ハンデ克服がカギもGIII戦なら力量上位の
マルターズアポジー、
東風Sの勝ち馬でひと叩きされた上積みも見込める
ミュゼエイリアン、直線が短いコースで器用さを活かしたい
ディバインコード、長期休養明けをひと叩きされた実力馬
アデイインザライフ。