【飛躍】
アップクォークの気力充実。昨年春の
むらさき賞の決着タイムは1分45秒4・上りは32秒8。
エプソムCレベルの好記録を叩き出していたが、
ウェルカムSも後半5Fはすべて11秒以下、10秒9-10秒9-11秒3(3Fは33秒1)というレースの上りを32秒9で一閃。適度に間隔をあけ慎重に馬体整備をおこなってきたが、また一段、稽古の動きに力感が増した。
当面の敵は
ダイワキャグニー。3歳5月の
プリンシパルSを1分58秒3の好記録で押し切った好素材。右回りや敏感な気性をどうコントロールするか、依然として課題は抱えているものの、東京コースは5勝。三走前のメイSは1000m通過・58秒5-マイル通過・1分33秒9というよどみのないタフな平均ペースを、馬群を割って直線強襲。上り3Fは加速しながらの34秒1、1分45秒6という重賞レベルの内容だった。パドックでもリキむことがなくなった今は、2000mのほうが自分のリズムで走りやすい。
三番手は
トリコロールブルー。
鳴尾記念・1分57秒7の3着で、重賞が視界に入っている。フォームやギアの入りを微調整できればオープンは勝ち上がれる。
アドマイヤアルバは、ダービーで最速の上りをマークした、距離や相手を問わず食い下がる4歳馬。
エンジニアは重賞路線でも崩れがなくなった。