【混戦】ラストドラフトは脚部違和によりダービー自重も休養効果で心身成長。じっくり乗り込まれ動き良化も顕著で勝ち負け見込む。トリコロールブルーは前走7着と小回りで不発も素軽さ十分で東京で見直したい。サラキアも脚力上位で気配も良く好勝負が見込める。ダイワキャグニーは難しさも持つも得意コースなら。マイネルサーパスも見劣らず、ブレスジャーニーやレッドローゼスなども侮れない。

【母は桜花賞馬マルセリーナ】ラストドラフトが復活の狼煙を上げる。弥生賞は重馬場、テンションは高め、エキサイト気味に暴走は痛かった。11月デビューから4戦、疲れもたまる。皐月賞は7着と息切れした。ただ、東京1800mの新馬戦は、上り11秒5-10秒9-11秒1(3Fは33秒5)というレースラップを、33秒1で差し切り勝ち。長め9Fを走り、推定10秒台を連発、なんといっても桜花賞馬の息子です。

　京成杯は、1000mは1分1秒1の緩ペースを2番手で悠々追走。残り4F標識から11秒8にピッチを上げ、ラスト3Fを11秒8-11秒4-12秒1でまとめ、走破時計は2分1秒2。年末のホープフルSと馬場コンデｨションやラップ形態は異なるけれど、全体時計は0秒4速かった。9月6日からトレセンで時計を出し始め、10月3日にはPコースで6F・78秒8をマーク、直前のウッドの調教も推進力抜群。

　54キロも比較上有利、オープン特別は資質で突破しておきたい。当面の敵はダイワキャグニー。新潟記念は、遠征競馬で気難しさなど出してしまったが、東京は6勝(うちOP特別は4勝)。10FのプリンシパルS勝ちが出世の起点だった。ただ、ある程度湿った馬場はこなすが、重だとガンとして動かない時がある。

　成長曲線は緩やかだが、レッドローゼスは、福島民報杯勝ちに加え、函館記念が6着。オープン特別ならいつでも好勝負できる。ラジオNIKKEI賞0秒1差のマイネルサーパスのパワー。トリコロールブルーの差し込み、サラキアの粘り込み、コズミックフォースも軽視禁物。

　かつてはアイルランドトロフィーとして行われたこともあったが、同じ施行条件のレースは続いて行われてきた。前走準オープン組が過去10年[4-2-1-1]とやけに強かったりするのだが、今年は残念ながら該当馬なし。他の傾向としては差しタイプが強いことや、3,4歳馬と5,6歳馬の成績差が大きいというようなことがある。
　ここは◎サトノワルキューレの復活を狙う。1年以上馬券に絡んでいないが、中距離のときは相手が強く、牝馬限定を選んだときはマイルが距離不足だったようにも見える。このコースはフローラS勝ちの舞台。展開次第で復活はあると見る。
　近走内容や能力の保証ということでは○サラキアもよいと思うのだが、エプソムCはだいぶ展開に恵まれた。ここはレースそのものの傾向が差し有利なので○まで。ただメンバーを見渡すとここでまた展開に恵まれる可能性も捨てきれない。

各馬の上昇度・脚質・騎手・調教師・血統データを「先週最も儲かった」設定で解析。導き出された4頭の馬単・3連単ボックスで勝負！

なお、プレミアムサービス(※)にご登録されますと、中央競馬全レースで、上昇度・脚質・騎手・調教師・血統の項目を自由にカスタマイズして予想することができます。各レース情報ページの予想タブから「CP予想」にお進みいただき、ご利用ください。

※netkeiba.comのスマートフォン版・競馬総合チャンネルでは、プレミアムコースにご登録されますとご利用頂けます。

【上位拮抗】混戦だが、長休明け2戦目での上積みが見込める2トリコロールブルーを主軸に指名。12レッドローゼスは差し脚を長く使えるタイプで善戦以上が可能とみる。9サラキアは折り合いがカギだが地力発揮なら上位がありそう。10ラストドラフトは長休明けだが地力的に無視できない存在といえる。11ダイワキャグニーは前走大敗でも条件的に要マーク。流れ込みが狙えそうな6マイネルサーパスも押さえておく。

【小波乱】トリコロールブルーは決め手十分。立ち回りがうまいアップクォーク。条件が好転するダイワキャグニーが続く。

週が変わって予想も仕切り直し。イチから組み立て直す。馬場はある程度回復すると見る。ルメール鞍上で前走値108ならば◎ラストドラフトを抜擢する。ほかも前走値重視。○サトノワルキューレ、▲レッドローゼス、☆サラキア。

久々を叩かれて復調ムードの2トリコロールブルーが有力。東京は実績がありうまく仕掛ければ差し切れる。次位は10ラストドラフトでうまく先行できれば鉄砲駆けの魅力はある。▲は9サラキアで距離延長は歓迎で変わり身は十分。

　このレースは「アイルランドトロフィー」として施行されていた時代も含めて、やはりと言うべきか、前走で重賞に出走していた馬が圧倒的に強く、中でもサマー2000シリーズのどこかを使っていた馬の好走例が多い。

　仕切り直しの形となったが、◎はサトノワルキューレ。前走の新潟記念は、この馬にとって流れは向いたはずだが、内を通った馬が上位を独占する結果なら仕方ない。大外から撫で切ったフローラSと同じ東京2000mなら、中心視できる。

　相手は、ラストドラフト、レッドローゼス、サラキアへが大本線で、以下は、トリコロールブルー、ブレスジャーニー、マイネルサーパスまで押さえる。